伽羅蕗の滅法辛き御寺かな 川端茅舍
伽羅蕗を作るには、長時間の煮炊きに耐える固めの蕗を使うのが大切。普通の蕗料理では皮を剥いてから煮炊きをするが、伽羅蕗の場合は皮を剥かない。皮を剥いた柔らかい蕗ではとろとろになってしまうのだ。葉が虫に食われるころの蕗がちょうどよい。梅雨に入る少し前くらいの山の蕗である。句の伽羅蕗、赤唐辛子を乾燥させた鷹の爪をたくさん入れて炊いたものだろう。「滅法辛い」がゆえにうまいのである。
伽羅蕗を作るには、長時間の煮炊きに耐える固めの蕗を使うのが大切。普通の蕗料理では皮を剥いてから煮炊きをするが、伽羅蕗の場合は皮を剥かない。皮を剥いた柔らかい蕗ではとろとろになってしまうのだ。葉が虫に食われるころの蕗がちょうどよい。梅雨に入る少し前くらいの山の蕗である。句の伽羅蕗、赤唐辛子を乾燥させた鷹の爪をたくさん入れて炊いたものだろう。「滅法辛い」がゆえにうまいのである。