選句締め切りを過ぎましたが、まだ6人の方が選句していません。選句していない人は以下の方々です。少し待ってみます。
せつこ婆さん よしよしさん 郁文さん 楽節さん 島 敏さん 無有さん
選句締め切りを過ぎましたが、まだ6人の方が選句していません。選句していない人は以下の方々です。少し待ってみます。
せつこ婆さん よしよしさん 郁文さん 楽節さん 島 敏さん 無有さん
126 おだやかなひと日に感謝初明かり 光枝 1
悟ったような俳句?
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127 踏まれつつ大地となじむ落葉かな 松の 1
普通なら「大地になじむ」。
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128 海鼠には海鼠の暮らしありにけり トンシ 2
「海鼠」が何にでも置き換えられる。
海月には海月の暮らしありにけり
鼬には鼬の暮らしありにけり
117 十二月八日再び軍拡へ 八郎 1
理屈の俳句です。俳句を理屈で詠んではだめ。
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119 朝刊は霜踏む音と届きけり 郁文 6
もう少しすっきり、
霜柱踏んで朝刊届きけり
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124 雪晴やピアス片方埋もれて 風子 1
雪に埋もれたということか?ちょっと舌足らず。
110 湯豆腐や湯気もご馳走子は二十歳 かずえ 1
「子は二十歳」これが取れれば一歩前進。
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112 外套を脱ぎ捨て怒り解き放つ 帆里 4
ちょっと面白い。
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115 息かけて窓を拭ふや冬日和 百合 1
よくあるパターン。
冬日和息吹きかけて窓を拭く
102 一緒だと青春になる雪の道 苦茶 3
誰と一緒でしょうか?そこが大切。
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103 焼芋をパカリと割って明日は吉 山水 1
「パカリ」?オノマトペがいいかどうか。
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106 荒星をぶちまけられて八ヶ岳 うつろひ 3
「ぶちまけられて」に賛否があるところ、普通なら「荒々と星散りばめて八ヶ岳」
97 喜寿越えてこそ見ゆるもの去年今年 たかし 5
箴言めいた一句。分別くさいところが難。
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98 達者ならを付けてげんまん山眠る いくよ 1
よくわかりません、どなたか解説を。
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100 オーク樽しんと眠れる冬山河 野夫 1
「モルト眠れる」とはっきりさせたほうがいい。
94 しんしんと積もりし雪を一人掻く 英華 1
きつい雪掻き、雪はきりもなく降る。
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95 嫁した娘の愚痴きく夜や根深汁 ふみ 4
詠んでも読んでも楽しくない俳句。
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96 地に天をずしりと重ね鏡餅 和子 1
面白い。
91 寛いでゐる軒下の掛大根 いつせ 1
乾涸びているのが「寛いでゐる」風情。
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92 篝の火伽藍はいよよ淑気満つ 三男 0
上五、「篝火や」でいい。
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93 かくれんぼすぐに見つかる炬燵猫 矢野敬和 2
上五「隠れても」がいい。
86 木枯やポストに刺さる回覧板 秀昭 3
「郵便受に回覧板」では?
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87 山里の田畑むなしい枯れ野原 とえ 0
田畑が枯野となったのか?ちょっとわかりにくい。
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90 賑やかに病の話寒鴉 せつこ 4
季語がよくない。
賑やかに持病の話日向ぼこ
74 荒れ庭に息つなぎしや水仙花 ふみ 3
「息つなぎしや」はあまりにも大げさ。
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75 朴訥も年酒注がれて口巧者 よも 0
ちょっと当たり前。
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80 冬晴やミサイル飛んで来る気配 森本哲雄 0
「気配」は呑気な描写。
寒晴の空ミサイルが飛んでくる
71 妣の耳妣の目のあり白障子 デラシネ 0
「妣」は亡くなられた母のこと、ちょっと気味悪い。
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72 連弾の姉妹の頬に聖樹の灯 凡士 1
きれいすぎて実感なし。
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73 仰ぎ見て星座をさがす夜寒かな 由紀子 0
「仰ぎ見て」が無駄な言葉。
水瓶座の星をさがせる夜寒かな
68 冬帽子寄り添い帰る母子かな 北天 0
語順?
寄り添うて帰る母と子冬帽子
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69 銀杏の実拾ふ人なき奥の院 風太郎 2
「奥の院」がちょっとつまらない。
ぎんなんを拾ふ人なき日和かな
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70 煤払い忘れし今日の電化かな かいこ 0
理屈の俳句です。
63 終着駅これより先は冬の海 北天 2
人生の終末を詠んでいるようでもある。
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64 老いし顔揃え師走の清掃日 まさよ 1
「老の顔」でいい。
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67 ノーサイドラガー拭はぬ顔の泥 ひろし 2
やや当たり前。
60 湯に浮かぶ柚子を喜ぶ子どもかな 百合 2
軽いタッチ。
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61 柚子風呂で足ツボさぐる冬至かな 凡人雲 0
季重なり。
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62 ふざけつつおひおはれつつ木の葉散る 与志魚 0
「ふざけつつ」は不要。
追はれつつ追ひつつ木の葉散りにけり
56 茶柱に慌てて年末ジャンボ買ふ 健作 2
理屈の俳句。
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57 風邪に臥し夢は枯野を彷徨へり 惠啓 1
芭蕉の辞世の句の剽窃と思われても仕方ない。
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58 星取って駄々こねる子の冬銀河 うらら 0
これも一茶の有名な句をなぞっています。「名月をとつてくれろと泣く子かな 一茶」
50 退屈の夫そのままに毛糸編む 喜太郎 3
「そのままに」が曖昧な描写。
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51 手袋の明るき色の五指ひらく 松の 5
ちょっと当たり前。
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53 雪原に筆一筋の大河かな 喜太郎 7
凡兆の有名な句があって、それを知っている人は選をしない。「ながながと川一筋や雪の原 凡兆」
47 炭ついで昔話の続きかな 風来 4
ちょっと雰囲気があります。
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48 年の瀬に源公ゆくや一入に 瞳人 0
佐藤蛾次郎さんの追悼句のようですが、ちょっとわかりにくい。
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49 社会鍋そつと万札入る老女 凡士 1
「老女」が要らない。
万札をそつと入れるや社会鍋
誰が入れたのかは読む側の想像力に任せる。
44 切干の風と絡みて日を吸いて せつこ 2
ちょっと当たり前。
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45 芹すずな刻む厨のリズムかな 卯月 5
普通なら「リズムで刻む厨かな」。類想がありそうです。
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46 ついて来い言わんばかりの仔猫かな ある日 0
横柄な仔猫、もっと愛らしく詠みたいところ。
ついて来てと鳴き声あげる仔猫かな
38 此処までは千曲川なり浮寝鳥 信信 8
高点句ですが、ややただごと。
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39 初空やボクサー独り走る街 つかさ 0
「ボクサー」がやや唐突。
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40 二股に迷ふ三択枯野道 あらた 0
「三択」ではなく「二択」なのでは?
34 淀みなし着ぶくれ流るコンコース はるじ 0
ちょっと舌足らず。
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35 朝焼けてトパーズの如き霜柱 英華 0
上五は強く切るところ。
朝焼やトパーズ色に霜柱
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37 冬帽子父の眉毛の伸び放題 美登里 2
語順?
冬帽や伸び放題に父の眉