102 心地よき座椅子窓辺の夕薄暑 三男 0
「心地よき」がつまらない説明。
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103 撒き散らす春の音符や揚雲雀 荒一葉 2
季重なり。
揚雲雀八分音符をまきちらし
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104 風を嗅ぐ物憂げ猫や夏立ちぬ うつろひ 5
季語「春深し」がいい。
風嗅いで猫物憂げや春深し
102 心地よき座椅子窓辺の夕薄暑 三男 0
「心地よき」がつまらない説明。
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103 撒き散らす春の音符や揚雲雀 荒一葉 2
季重なり。
揚雲雀八分音符をまきちらし
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104 風を嗅ぐ物憂げ猫や夏立ちぬ うつろひ 5
季語「春深し」がいい。
風嗅いで猫物憂げや春深し
96 放課後の一人遊びや春落ち葉 北天 1
表記は「春落葉」
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97 苧環の歌を教ふる妣のこゑ 燈穂 0
「妣」は亡くなった母のこと、「苧環の歌」がよくわかりません。「いとくり」と関係があるのでしょうか?
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101 夏めくやそろりと擡ぐ旅ごころ かいこ 2
上五「夏雲や」くらいがいい。
90 滝行の水の重力肩を打つ 三拍 0
ちょっと当たり前。
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93 仄暗き茶室を出れば緑雨かな 美登里 2
「茶室を出づる緑雨かな」がいい。
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95 春の雨濡れるも楽し君となら 夏雨 0
昭和の青春歌謡?
83 老木の若葉に慌て誘わるる 素夢 0
意味不明です。
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84 読了の本積み上げて夏蜜柑 新月 2
季語に工夫を、生活感のある季語を?
読了の本積み上げて三尺寝
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89 何植うと迷う菜園蝶の昼 せつこ 1
俳句は完結が命。
さて何を植ゑたものかや蝶の昼
79 せせらぎに揺れる風音花水木 宮内和彦 0
ちょっと大人しい。
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81 山襞の濃淡映えし木の芽風 とえ 1
「山襞の濃淡」?曖昧な表現。
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82 ゆるやかに泳ぐ令和の鯉のぼり 矢野敬和 1
「ゆるやかに令和を泳ぎ」がいい。
ばたばたと令和を泳ぎ鯉のぼり
76 駅ベンチ草餅ひとつバースデー 木下幸 1
字余りになっても助詞をしっかりと入れる。
駅のベンチ草餅一つのバースデー
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77 リハビリの確かな一歩風薫る 健作 7
高点句ですがよい子の俳句、つまらない。
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78 黄の旗の炭鉱長屋つばめ交ふ つかさ 2
意味不明です、どなたか解説を。
71 春愁ひ銀のスプーンかきまぜて 夏雨 0
語順に工夫を、ちょっと面白い。
銀の匙春の愁ひをかきまぜて
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72 母の日の花屋に男一人かな 矢野敬和 6
そういうこともありそう、ややただごと。
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75 七冠へ使ひ切つたる日永かな あらた 3
藤井聡太のことでしょうか。時事俳句はたちまち錆つく。
67 夏休み女子の話は秘密基地 渓二 0
少し舌足らず、内容がはっきりしません。
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68 藤棚や三角ベースの線の跡 ヨシ 1
「三角ベース」では通じなくなっている。
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69 筍のゴロンと置かれドアの前 まさよ 4
「置かれ」が緩い。
筍のごろんと五本勝手口
64 色淡しひと雨寺の四葩の花 あけび 0
「雨」の一字を消す工夫を。
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65 新緑の青空眩し散歩道 由紀子 0
ただごとです。
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66 春愁の身を沈めたるソファーかな たかし 7
「春愁」という季語が生きています。61の句と違ってこちらは面白い。
61 薫風や阿蘇を渡れる牛の声 たかし 5
あまりにも手慣れた一句。
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62 酒の味ほろ酔いもあり放哉忌 あけび 0
「ほろ酔いもあり」を受けきれる言葉は?
泥酔もほろ酔ひもよし放哉忌
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63 友以上恋人未満さくらんぼ 山水 1
よくある発想。
57 雉の声雑木林の明るさよ 素風 2
あっさりとした味わい。
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59 太陽の塔に顔の四つとや亀の鳴く デラシネ 0
語順?
亀鳴くや太陽の塔に顔四つ
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60 花冷や旧き住ひの広き庭 ひろ志 0
「旧き住ひの広き庭」ここが面白くないと、どんな季語をつけてみてもつまらない。
53 引越や新居に降ろす薔薇の鉢 柚子 2
「薔薇の鉢」ではつまらない。
引越や新居に降ろす金魚鉢
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55 風薫る湾に一艘釣の舟 立野音思 1
パンチ力不足。
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56 受け入れる老化現象花は葉に 森本哲雄 1
生活感のある季語を、
躓いたりたたらふんだり夏衣
50 どの蟻も出会ひがしらに会釈して 茂樹 5
嘘っぽいと思う人も多いはず。
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51 行楽も背広革靴昭和の日 二石 3
ちょっと面白い。
背広着て革靴履いて野に遊ぶ
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52 廃線の鉄路に沿いて散る桜 仙郷 2
季語「青き踏む」がいい。
47 豆の花おとぎ話を巻き付けて 苦茶 0
見立ての俳句、やや抽象的です。
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48 新緑や切通しゆく声はづみ 剥落 0
誰の声?そこが肝心。
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49 風薫る在りし日のフォトあめ色に うらら 1
「在りし日」、ここをより具体的に。
44 大屋根の黒く光るや緑立つ マリ子 1
もうちょっと細やかな描写を、
新緑や黒光りして寺の屋根
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45 改札口見上げてみれば燕の巣 八郎 1
「見上げてみれば」が俳句の勢いを殺いでいます。
無人駅改札口に燕の巣
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46 種子袋メモを書くにはせますぎる いきか 2
もう少し突っ込みたいところ、
あれこれと書き込みをして種袋
39 新教師雨中を駆けるズック靴 つかさ 0
「新教師」が季語でしょうか?春の季語でもいいのかもしれませんが?
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40 遠い日の読書の君に編むれんげ 渓二 1
遠い日の恋人を思い出しているのか?あいまい。男性の句となるとやや気色悪い。
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43 二人ふと途切れる会話すみれ草 なつ子 1
生活感のある季語を、食べ物がいい。
36 高原の子牛よ育て牧五月 帆里 0
気持ちのいい光景ですが、もう一工夫ないと面白くない。
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37 雨粒を光に変へし美女柳 光雲 1
「光りを宿し」で充分。
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38 少子化を如何にせむとや五月鯉 うつろひ 0
理屈の俳句です。
32 ふらここを男は泣いてこぎにけり 燈穂 2
ちょっと情けない男。
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33 温暖化ひと月早き更衣 健作 0
理屈の俳句。
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35 花見舟おのれの影へ棹さして 百合 5
美しすぎて実感皆無。
26 通話後に戻る十円春惜しむ 山水 5
季語?「亀が鳴く」とか。スマホiPhoneを使わない人もいるようです。
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28 アフロディテ春風ふはと纏ふのみ くらっ太 2
もっとすっきり、
春風をまとうてアフロディーテかな
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31 余韻透く水琴窟の音に春 ひろし 3
形を整えるのも大切。
水琴窟余韻に春を惜しみけり
22 海に降る雨よ三月祈り継ぐ 光枝 0
3・11も詠まれ過ぎているのでもう一歩工夫が必要。句はしっかりしていますが。
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23 エーアイの紡ぐ答へや風死せり 望天 0
チャットGTPでしょうか?もう少し推敲したら面白い。「風死す」という季語が工夫でしょうか。
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24 霾るや雨後まだらなるボンネット ひろし 1
理屈の俳句です。