33 堆き一年生の四月号 八郎 2
「堆き」よりも「ずつしりと」がいい。
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36 花水木ドッグウッドはそぐはずや 望天 0
「ドッグウッド」という名がそぐわないということでしょうか?ちょっと分かりにくい。
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39 楽しげに揺れる若葉や無人駅 たかひろ 3
勇気を奮って「無人駅」を取ってしまうことが大切。
楽しげに若葉が揺れてゐたりけり
33 堆き一年生の四月号 八郎 2
「堆き」よりも「ずつしりと」がいい。
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36 花水木ドッグウッドはそぐはずや 望天 0
「ドッグウッド」という名がそぐわないということでしょうか?ちょっと分かりにくい。
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39 楽しげに揺れる若葉や無人駅 たかひろ 3
勇気を奮って「無人駅」を取ってしまうことが大切。
楽しげに若葉が揺れてゐたりけり
30 湧水の一杓の空緑さす 凡士 1
細かく詠み過ぎて意味不明。
湧水の一杓にさす緑かな
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31 ほんのりと残り香のせし花衣 しゅう 0
何の残り香?ちょっとあいまい。
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32 もう少し待てば食べごろ初蕨 成田帆里 0
ただの報告。
26 閑古鳥去つてくれよとホテル街 森本哲雄 1
意味不明?
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28 紫陽花に出窓を開く晴れ間かな 岩魚 2
天気がいいので窓を開けましたというだけの俳句。
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29 新緑の惜しみて去りし楠公忌 気儘 0
誰がどこを去ったのか、つかみどころのない俳句。
23 風鐸の静かなる夜野焼かな ある日 0
この「野焼」はちょっと唐突。
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24 一本の一戸を隠す桜かな ふさこ 3
普通なら「一本で」あるいは「一本が」。語順を変えて、
一本の花の隠せる一戸かな
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25 釣糸の先幽かなる浦島草 せつこ 0
「浦島草」の季語の説明。
20 ウタツムギ鳴けよ翌(あす)無き春の空 花埜 0
「ウタツムギ鳴けよ」がよくわかりません、どなたか解説を。
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21 歩行器に予後の身委ね春の風 卯月 5
季語?「青き踏む」くらいがいい。
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22 淡麗の酒に影して春の月 百合 3
ちょっと奇麗すぎて実感が薄い。
16 小綬鶏や一村丸ごと起こすやに 健作 2
「起こすやに」があいまい。
小綬鶏は村を丸ごと目覚めさす
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18 古戦場首塚に散る花吹雪 くらっ太 0
「古戦場」が無駄な説明。
将門の首塚に散る桜かな
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19 駄句ばかりひねってパリの鮨つまむ 野夫 0
パリのすし屋?よくわからない一句。
13 嫁ぎ来て茶摘み二年目宇治の里 由紀子 7
「茶摘かな」で終わる工夫を、
嫁ぎ来てちとぎこちなき茶摘かな
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14 風に乗る山藤の香のやはらかし しんい 1
「やはらかし」までいう必要はありません。
そよ風にのつて香るや山の藤
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15 アユはアユ養殖なれど骨も食ふ 望天 0
アユはせめて漢字に。俳句は単なる報告。
10 野球部の子の声初夏の風にのり 松の 0
「子」がいるかどうか?
野球部の声初夏(はつなつ)の風にのり
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11 囀ひとつ水音に似て途切れざる 与志魚 0
「ひとつ」で訳の分からぬ俳句になっています。
囀は水音に似て途切れざる
「途切れざる」と連体形で流したのはさすが。
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12 絵手紙や一筆書の鯉のぼり かずえ 5
「絵手紙は」の方が力強い。
7 花ミモザ銀座のカフェの白き椅子 あつこ 4
季語?「夏落葉」くらいがいい。
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8 不揃いの春の筍溢れをり とえ 1
「溢れをり」がやや安易。
地べたで売る不揃ひの春の筍
破調を恐れない。
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9 さりさりとサラダ食む子ら聖五月 いくよ 3
ちょっとただごと。
4 遅れ来る人が見つける蕨かな 苦茶 3
「遅れ来る人」→「しんがりの妻が見つける」
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5 投句より選句愉しや青蛙 岡田 絮 3
「草餅」とか「柏餅」とかお菓子の季語を。
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6 雄叫びを口いっぱいに鯉のぼり つかさ 0
「鯉のぼり」に「雄叫び」の感じがない。