71 群れなして春光散らす鯉のひれ 博吉 2
水しぶきのことを言っているようですが、「春光散らす」はちょっと強引。
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73 雪の野に候補者無しの掲示板 梗舟 4
今回の衆院選だけに通じる一句。
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74 手回しのコーヒーミルや霜の夜 与志魚 1
動詞がないと説明調になる。
霜の夜やコーヒーミルを手で回し

71 群れなして春光散らす鯉のひれ 博吉 2
水しぶきのことを言っているようですが、「春光散らす」はちょっと強引。
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73 雪の野に候補者無しの掲示板 梗舟 4
今回の衆院選だけに通じる一句。
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74 手回しのコーヒーミルや霜の夜 与志魚 1
動詞がないと説明調になる。
霜の夜やコーヒーミルを手で回し
66 地域猫の当番決める女正月 山水 0
「地域猫の当番」がこなれていない言葉。
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69 長湯して火の用心の鐘が行く 朝竹 1
面白いのですが、もう少しすっきり。
寒柝の音遠ざかる長湯かな
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70 春待つや夢の扉の開きけり 四季鳥 0
とらえどころのない俳句。「春待つや」と心の動きを上五に据えたら、中七下五は具体な生活描写を。
62 寄鍋や我が家の猫も加はりて 哲雄 0
形のいい俳句ですが、「我が家」が字数合わせでちょっと苦しい。
寄鍋が始まる猫も加はりて
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63 早春の風は光を追い越して ハセオ 1
上五「早春や」がいい。
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65 氷柱折る記憶遥かな通学路 輝久 2
語順?
遠き日や氷柱折りゆく通学路
句はやや陳腐。
59 縁側は日差したつぷり梅の花 たかし 1
発想がやや陳腐。
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60 参道に潮香人の香春立ちぬ 気儘 0
「潮の香」だけでいい。
参道に届く潮の香春たちぬ
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61 余生とは言へど欠かせぬ雪下ろし 哲雄 3
「欠かせぬ」が説明調。
余生とは言へど欠かさず雪下ろし
違いを考えてみてください。
56 御明かしを神に供へる寒さかな 和美 0
「神」ではなく「神様」と、
神様に御明かしあげる寒さかな
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57 寒雀一羽の翔てば全てたつ ひろ志 1
よく見る光景です。
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58 雪兎一夜限りの契りかな 新月 1
意味不明。
51 白銀の毛皮まといて辛夷の芽 鋭次 2
見立ての俳句。やや当たり前。
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52 日に二度のテレビ体操春を待つ たかし 4
ちょっと面白い。
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53 落葉樹笑いこらへて二月かな 山女 0
意味不明。
44 これがまあ一茶の里か雪雪雪 換竿 1
本歌取りのつもりでしょうか?むしろ剽窃。「これがまあ終のすみかか雪五尺 一茶」
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48 はるかより鶏の鳴き声深雪晴 みづほ 2
簡明な一句、俳句はこれでいい。
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50 冬の夜やこれはラザニア孫答ふ ようすけ 0
普通に詠めばいい。
ラザニアを孫と分け合ひ冬の夜
39 焼藷を割るや傘寿のペアルック 与志魚 1
切れの位置?
焼芋を割つて傘寿やペアルック
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40 初明り考妣の額に合掌す 惠啓 0
「考妣の額」、堅苦しい描写。
両親の遺影に合掌初明り
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41 初愛宕明智の引きし当たりくじ 豊司 0
謀反の吉凶を占う明智光秀。
36 冬凪や水面に消える鳥の群れ うなむ 0
不思議な句、消えてどこへ行ったのか。
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37 合格の声はずませて旅立ちぬ かずえ 3
「合格」から一気に「旅立ち」これでは意味不明。
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38 里荒らす 天下まだまだぼたん鍋 祥風 0
意味不明。
33 巨大なるくす玉のごと椿立つ まさよ 0
直喩がちょっと見当違い。
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34 ひふみよと手毬つく子の息白し うらら 2
発想が古くさい。
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35 寒月やおいでおいでと暖簾揺れ バード 2
誰がなんのために「おいでおいで」なのか、このままでは意味不明。
30 鉛筆の芯尖らせて初日記 わさこ 5
「鉛筆の芯尖らせて」、これがやや陳腐。
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31 狛犬をパンダに似せる名残雪 野夫 3
中七「パンダに似せて」がいい。
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32 あかるみて窓の凍玻璃神々し 風子 1
もっとすっきり。
凍てつきし窓に神々しき朝日
25 明けやらぬ静寂に鳴くや寒鴉 ウサウサ 0
すっきりとした形のいい俳句ですが、パンチ力が今一つ。
明けやらぬ静寂震はせ寒鴉
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26 雪の嵩軋むわが家の心柱 光雲 2
「雪の嵩」で理屈の俳句に、
心柱軋ませて雪きりもなし
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29 お粥からご飯に替わり春隣 山水 6
6点も入っていますが、これもよく分からない俳句、どなたか解説を。
21 凍て坂をそろり下ると椿かな バード 1
「そろり下ると椿かな」では理屈の俳句になります。「凍て坂をそろりと下る椿かな」と推敲できれば確実に一歩前進。後者は取り合わせの句、前者は一物仕立ての句、この違いが分からなければ俳句の進歩は望めない。
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23 大雪を言い訳にして昼の酒 換竿 6
斜めに構えた俳句、ちょっと面白い。
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24 待春やノートに記す新レシピ えいこ 4
季語がいい。
17 寒灯のひとつ水面に揺れやまず 春生 2
無難な写生句、句はつまらない。
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19 反抗期の止め跳ね払ひ筆始 柚子 10
この「反抗期」はやや唐突、高点句ですが、よく分からない一句。どなたか、感想を。
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20 晩学の本の一冊春炬燵 英華 9
これも高点句、季語がいい。
14 暖を取る屋台のおでんに春の雪 紫耀子 0
「暖を取る」で訳の分からない俳句に。すっきり詠んで、
かにかくに屋台のおでん春の雪
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15 ネクタイで正座ネットの初句会 しげ木し 2
「ネクタイで正座」が生真面目すぎてつまらない。俳句は砕けたほうが面白い。
二日酔ひ気味やネットで初句会
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16 駅前に鼻水凍たす友待たせ かいこ 0
「凍たす」がよく分かりません、どなたか解説を。
11 東雲の砂利踏む音や淑気満つ 惠啓 1
上五「東雲に」でないと意味があいまい。
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12 大根干す特養の窓開きたり 燈穂 2
「特養の窓開け放ち」がいい。
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13 黒板に舞ふペガサスや冬休み 八郎 1
黒板に書かれたペガサスか?よく分からない一句。
7 大事な話があるんだ雪の夜 渓二 0
「大事な話」これを具体的に。
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8 巻鮨の渦のいろどり追儺の夜 凡士 3
恵方巻でしょうか。やや当たり前。
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10 吹きさらす沢辺の集ひ寒ざくら 里江 0
意味不明。
4 息白し新聞配達足早に 三太 0
上五「息白く」がいい。すっきりした一句。
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5 老犬の足跡消し行く雪やひひ 幹子 0
つもる雪が犬の足跡を消してゆく。やや常套。
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6 朝刊を取りに行く間の息白し 鈴木清 0
分かりやすい俳句なのに0点、つまり面白くないということ。どう読めば面白いのか、それも俳句の醍醐味。
1 朝の日や庭に居並ぶ寒すずめ あけび 1
上五が軽いタッチ。「庭」がやや大雑把。
朝の日や枝に居並ぶ寒すずめ
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2 坂道に自転車押して日脚伸ぶ 杉山駄芭 1
これもすっきりした一句。
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3 獅子頭脱げば禿頭あらはるる 燈穂 2
ユーモアの一句、俳句はユーモアも大事。
今回、選句していない人は5人でした。
選句しない人の作品は選句者名を含めて抹消しました。
トップは10点。
反抗期の止め跳ね払ひ筆始 柚子
新任の地に春泥の重さかな 博吉
ほかによかったのは
ウサウサさん うららさん えいこさん たかしさん ヨシさん わさこさん 換竿さん 渓二さん 健作さん 梗舟さん 荒一葉さん 山水さん 名負人さん
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