37 筍を取りにおいで はいと来し 朝竹 1
悪乗り。
——-
38 さざ波や時釣るおのこに春来たる うなむ 0
意味不明。
——-
40 今日やっと妻に伝へし初桜 鈴木清 1
なぜ「今日やっと」なのか、そこが大切。
病床の妻に伝へて初桜

37 筍を取りにおいで はいと来し 朝竹 1
悪乗り。
——-
38 さざ波や時釣るおのこに春来たる うなむ 0
意味不明。
——-
40 今日やっと妻に伝へし初桜 鈴木清 1
なぜ「今日やっと」なのか、そこが大切。
病床の妻に伝へて初桜
31 あさりとり海へ返して初夏の旅 かずえ 2
「初夏の旅」が蛇足。
小さきは海へ返して浅利とり
——-
32 礎石のみ残る城址花は葉に 惠啓 1
「礎石のみ残る城址」はよく見る描写、つまり陳腐。
——-
35 また朝を迎えられけりハナズオウ 朝竹 1
「また朝を迎えられけり」、これがただごと。
27 散る花をふわりと受ける眠り猫 山水 2
もっとすっきり、
猫眠る花散る風にふかれつつ
——-
28 春風に髪流るるや須磨の浜 三郎 2
きれい過ぎてつまらない。
——-
30 つくし摘む幼馴染や村を出る 立野音思 2
意味不明。
18 篝火に背を向けている桜かな 米山誠 1
擬人法が効いていない。
篝火の火の粉激しき桜かな
——-
20 伯父さまはトリケラトプス雀の子 しげ木し 0
意味不明です。
——-
24 奴凧胸をそらして睨みをり 三郎 1
「睨みけり」のほうがいい。
13 山谺に色あれば春にぎやかに 秀昭 1
もっとすっきり。
春にぎやか谺に色のあるごとく
——-
14 筍の皮こんもりと裏口に 風子 1
「皮」ではちょっと情けない。
——-
15 さつき晴れ通勤バスも旅ごこち 名負人 1
「さつき晴れ」は梅雨時の晴間、句は、ただの報告。
10 おにぎりを一つ頂き山笑ふ えいこ 4
もう少し突っ込んでもいい。
ばかでかいおにぎり一つ山笑ふ
——-
11 折り畳む丸い卓袱台昭和の日 まさよ 6
昔を懐かしがっているだけ。6点も入っているのはこの句会の平均年齢が高いということかもしれません。若い人にも通じる俳句も大切。
——-
12 城垣の豊かな反りや飛花落花 荒一葉 1
季語?
城垣の豊かな反りを青蜥蜴
7 たんぽぽのわたにふわりと寅次郎 野夫 3
「わたふんわりと」がいい。
——-
8 耳つけて幹のざわめき聞く五月 ヨシ 1
ちょっとわざとらしい。
——-
9 片栗の花来し方を語りあふ 燈穂 2
片栗の花が語り合っているようだ、ということでしょうか?ややわかりにくい。
片栗の花と花とが語り合ふ
4 眩しさは青葉若葉の命かな 杉山駄芭 2
芭蕉が日光で詠んだ句があって、これは捨てたほうがいい。
「あらたふと青葉若葉の日の光 芭蕉」
——-
5 助手席で夢の後編目借り時 彩香 6
季語「目借時」を、歳時記とは異なる言葉で説明しているだけの俳句。
助手席でうつらつらつらうららけし
——-
6 老いてなほ恋する余白紫木蓮 健作 3
心に「余白」がなければ恋もできない。面白いのですが、もっといい季語がありそう。むしろグロテスクなものを取り合わせた方が面白い。
老いてなほ恋する余白ひきがへる
1 青い目の手話で交渉植木市 三太 2
普通に詠むことが大事、
外人は手話で交渉植木市
——-
2 いましばしビニール傘さす牡丹かな あけび 0
「いましばし」が無駄な言葉、
ビニール傘で雨をしのげる牡丹かな
字余りを恐れない。
——-
3 歳ほどに声おとろへず花の下 ウサウサ 4
「声おとろへず」、これに響くように、
歳ほどに声おとろへず花を守る
今回、選句していない人は2人でした。
選句しない人の作品は選句者名を含めて抹消しました。
トップは8点。
花筏がばりと河馬の口の中 凡士
嘘っぽいところが気がかり。
ほかによかったのは
えいこさん トンシさん まさよさん みづほさん 円由さん 気儘さん 恵子さん 彩香さん 山水さん 松のさん 野夫さん 和美さん
選句結果はメニューバーの「選句結果」をクリックしてください。
感想はあとでアップします。間違いなどは「お問合せ」からご連絡ください。
136 嬉々として摘みし土筆を持て余し まさよ 9
高点句でした。助詞?
嬉々として摘みしが土筆持て余し
——-
140 本性は鬼かと問ひし落椿 朝竹 2
ちょっと面白い。
本性は鬼かと思ふ椿かな
——-
142 春耕の土の香ふくむタオルかな 博吉 0
「ふくむ」の一語が句を停滞させます。
春耕の土の匂へるタオルかな
125 石塔に凭る石塔花遍路 土璃 1
字余りを恐れない。
石塔に凭れる石塔花遍路
——-
127 ドーナツの穴旨かりし四月馬鹿 ヨシ 3
意味不明。
——-
130 揚雲雀声の筒抜け空深し 英華 0
普通に詠めばいい。
天上へ声筒抜けや揚雲雀
117 陽だまりの君の背中は春の匂い 紫耀子 0
恋の俳句。
君の背は春の匂ひの日向かな
——-
118 梅の花マカロン選ぶおやじかな 渓二 0
悪乗り俳句。
——-
124 四五人で遺跡掘りつつかぎろへる 百合 1
すっきりとした一句。
111 桜舞ひ皿を彩る陶器市 癒香 3
「皿を彩る」がトリビアリズム。もっと単純でいい。
きりもなく桜が舞ふや陶器市
——-
112 ここかしこ沸き立つごとき杉花粉 八郎 0
ちょっと当たり前。
——-
116 初音かな山を離れぬ雲ひとつ 春生 3
上五に切字「かな」を使うのはやや不安定。普通でいい。
鶯や山を離れぬ雲ひとつ
104 水温む琴の調べに鯉跳ねぬ 立野音思 1
下五は流す。季語も一考?
うららかや琴の調べに鯉跳ねて
——-
105 山笑うたまの贅沢露天風呂 かずえ 0
語順?
贅沢はたまの岩風呂山笑ふ
——-
106 突風に帽子さらはる卒業生 新月 2
ちょっと面白い。
突風に帽子さらはれ卒業す
98 桜にも色とりどりのロマンかな 鋭次 0
当たり前。
——-
100 多喜二忌や日陰の岸のさざらなみ せつこ 0
助詞?
多喜二忌や日陰の岸をささらなみ
——-
103 引つ越しの一つひとつや目貼り剥ぐ 花埜 1
面白いのですが、言葉がうまくおさまっていない。
引つ越しや目貼り残らず剥ぎ終へて
95 浮雲の青空となり桐の花 松の 0
「青空」は不要。
ぽつつんと浮雲一つ桐の花
——-
96 幼稚園出る肩車木の芽かな 無有 0
日本語になっていない。
肩車で幼稚園出る木の芽かな
内容はつまらない。
——-
97 鳥雲に入りて法螺の音木霊して 新月 0
言葉がうまく働いていない。
霊山に響く法螺貝鳥雲に
92 過ぎし日はみな夢のよう桜散る バード 0
「過ぎし日はみな夢のよう」、どこかから借りてきたようなフレーズ。
——-
93 ゆくりなき桜隠しに暮れゆけり しんい 4
思いがけない桜のころの雪。あっさりとした味わい。
——-
94 風光る風に刃のあるごとく 和美 2
この句も単純明快、直喩がいい。
87 たっぷりと味わい尽くす日永かな 鈴木清 1
あいまいで捉えどころがない。
——-
88 たんぽぽの絮それぞれの天地あり 秀昭 1
意味不明。
——-
90 春の雨あの日あのこと傘の内 野夫 3
意味不明。
84 弥勒池守る如くに残る鴨 せつこ 0
字余りになっても助詞を入れる。
弥勒池を守る如くに鴨残る
——-
85 喉鳴らす猫かたはらに朝寝かな 風子 2
ちょっと面白い。
——-
86 次は終点春風に乗り換える 荒一葉 7
「春風に乗り換える」は暗喩描写とも言えます。メルヘンチックな一句、いい俳句です。