80 初恋は陽炎のごと消えにけり 三郎 0
「消えにけり」は不適切。
初恋は陽炎のごとゆらめける
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81 腹の子も共に伸びかな春うらら 円由 9
「伸びかな」がしっくりこない。
腹の子も共に伸びやか春うらら
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83 春なれや寡黙な友のよく喋る 海坂 絮 1
生活感のある季語を。
桜餅寡黙な友がよく喋り

80 初恋は陽炎のごと消えにけり 三郎 0
「消えにけり」は不適切。
初恋は陽炎のごとゆらめける
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81 腹の子も共に伸びかな春うらら 円由 9
「伸びかな」がしっくりこない。
腹の子も共に伸びやか春うらら
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83 春なれや寡黙な友のよく喋る 海坂 絮 1
生活感のある季語を。
桜餅寡黙な友がよく喋り
73 仏塔の相輪かすめ初燕 光雲 5
「仏塔」が無駄な言葉。
相輪をかすめて今朝の初燕
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74 白酒や縁遠き人よくすすみ 燈穂 0
ちょと面白い。
白酒に酔うてや縁の遠き人
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77 数珠を繰る庵主の読経あたたかし 彩香 0
「数珠を繰る」で描写がややこしくなる。いかに簡明に詠むか。
朗々と庵主の読経あたたかし
69 勤行や枝垂れ桜の揺れやまず まさよ 0
勤行の朗々とした声。0点ですが雰囲気のある一句。こうした句に点が入らないのはこの句会の質の低さにもつながる。
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71 吊橋の下より桜吹雪かな 百合 9
簡明な一句、高点句でした。
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72 保育士に付いて菜花の迷路かな 二石 1
いかに簡潔に詠むか?
菜の花の畑のなかの迷路かな
61 父眠るシベリアの地に鶴帰る 博吉 4
語順?
鶴引くや父の眠れるシベリヤへ
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62 水はられ春の田となり点点と 風子 0
ちょっと当たり前。
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68 陽炎や水に沈める村一つ 和美 7
「水に沈める村一つ」はやや陳腐。「陽炎」という季語が働いて少し持ち直している。
57 宍道湖の朝のビュッフェの蜆汁 矢野敬和 3
ただの報告。
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58 つわものの夢のひととき風光る 立野音思 1
つかみどころのない俳句。
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59 甦り枯れ木根元に芽吹くなり 癒香 0
季語「蘖(ひこばえ)」の説明。
53 肩の湯が弾けて嬉し春の宵 かずえ 0
季語が安易、
肩に湯が弾けて嬉し初蛙
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55 手術待つ我に届きし初音かな 健作 2
病室で聞く初音。
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56 花ミモザバケツの水がはしゃいでる デラシネ 0
もう少しそれらしく。
お玉杓子バケツの水がはしやいでる
47 冴返る富岳真白に粧へり 惠啓 1
「富岳真白に粧へり」は「富士の初雪(秋)」を感じさせる。矛盾を感じさせる一句。
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49 白菜の衣服一枚脱がしおり 渓二 0
「白菜を翼はづせるごとく剥く 宮坂静生」、参考までに。
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52 いい奴と言はれて春の風になる 荒一葉 3
もうちょっと斜めに構えたほうがいい。
いい奴と言はれて山に笑はれる
44 家移りの跡に大樹の家櫻 里江 0
引っ越したということでしょうか、ちょっと分かりにくい。
引越しや桜大樹を置き去りに
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45 春の海烏帽子岩爆ぜ光の符 健作 1
ごちゃごちゃ。
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46 宿題のなくて楽しや 春休み 三太 0
発想が小学生。
39 口元を緩め筆談風光る かつら 7
「口元を緩め」がちょっと曖昧な描写。
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42 花を追ひ蝶はストロー思ひ切り ひろし 0
蜜を吸う蝶のようですが、「蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな 芥川龍之介」にかなわない。
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43 山笑うこだまも笑い山迫る 円由 1
対句を駆使したいようですが、意味はあいまい。
33 水温む鯉の寝返り泥煙 ウサウサ 2
季語がよくない。
あたたかや鯉のつそりと泥煙
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34 目瞑れば滝のようなる百千鳥 ハセオ 1
「目瞑れば」と仮定を用いないほうがいい。
神木や滝のごとくに百千鳥
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38 あらぬ方に昼の月あり花辛夷 与志魚 2
どんな季語でもそれらしくなる一句、つまりただごと。
29 菜の花のひかりまぶしき水車かな たかし 3
簡明な一句。
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30 蛤汁主役泣き出すお食い初め ヨシ 1
意味不明。
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32 菜の花の中を逝ってしまいけり 朝竹 3
追悼句に「逝く」という言葉を使うと底が浅くなる。
菜の花のかなた霞となられけり
22 時を打つ音ゆつくりと雛の部屋 春生 9
雛の部屋の柱に掛かる古いねじまき時計。
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24 つなぐ手のスキップしてる春野かな あらた 2
分かりやすいのですが、発想が浅い。
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27 かざぐるま昭和みたけりや小津映画 凡士 2
「昭和懐かし」くらいか、昭和を象徴する「かざぐるま」。
17 サイクロプスの昼寝のごとし蔦若葉 ハセオ 0
よく分からない直喩。
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18 一枚の田に寒鴉一羽のみ 矢野敬和 0
ただごとです。
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19 背伸びする少年の翳り卒業式 花埜 2
意味不明ですが、2点も入っている、採った人にどこが良かったのか聞いてみたいところ。
14 ワインなと買ひにゆかふか春時雨 恵子 1
「買ひにゆかふか」がおかしな表記、「買ひにゆこうか」でいいのでは?文法に詳しい人、助言を。
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15 山桜絵心言の葉紡ぐ風 うなむ 0
意味不明。
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16 分数の掛け算割り算 亀鳴きぬ 三太 1
分数程度では「亀鳴きぬ」が物足りない。
鶴亀算旅人算に亀鳴きぬ
10 桃の花活けて蕾の散りてをり 松の 0
普通に詠めばいい。
桃の花活けて蕾を散らしけり
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11 沈丁の香をまじへつつ墨池かな しんい 2
花の香りと墨の香り、相殺。
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12 若葉風ダンク決まるや体育館 祥風 1
「若葉風」がやや重い季語。「風」をくっつけないことが大切。
次々とダンクの決まる若葉かな
7 鶯や今日も隣の庭に鳴き 米山誠 0
句はやや平凡ですが、「庭に鳴き」と連用形で下五を流したのは上出来。「間」が生まれます。多くの人は「庭に鳴く」と終止形で締めます。
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8 鷽鳴くや我たまさかに嘘をつく 恵子 0
上五「亀鳴くや」にするところ。
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9 今年また花の世遠く見て余生 名負人 4
ちょっと、大味ですが雰囲気のある一句。
4 一つ知り二つ忘れて麦を踏む あらた 8
2024年9月のネット句会に「一つ知り二つ忘れて秋風鈴 トンシ」があります。あらたさんの句は捨てなければならない。
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5 草餅を食むや指先野の香り うらら 7
「野の香り」はちょっと当たり前。
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6 春の夢深夜ラジオの独り言 梗舟 0
意味不明。
1 散策やたんぽぽの絮土手を舞い あけび 0
もう少し突っ込まないと点が入らない。
たんぽぽの絮に吹かるる散歩かな
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2 五箇山に遅き春きて幟立つ 凡士 0
「五箇山」という地名にもたれただけの一句。
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3 貝寄風や大阪暮し長くなり 瞳人 2
大阪に曰くのある「貝寄風」という季語、いい俳句です。高点句でないのが残念。
今回、選句していない人は4人でした。
選句しない人の作品は選句者名を含めて抹消しました。海坂絮さんは選句していませんが事前に選句できない旨の連絡がありましたのでそのまま掲載します。
トップは10点。
母の母その母もゐて桜餅 みづほ
「母」のリフレインがいいリズム。
ほかによかったのは
あらたさん うららさん かつらさん しんいさん たかしさん まさよさん 円由さん 光雲さん 荒一葉さん 春生さん 朝竹さん 百合さん 名負人さん 和美さん
選句結果はメニューバーの「選句結果」をクリックしてください。
感想はあとでアップします。間違いなどは「お問合せ」からご連絡ください。
121 朧夜や点滅ゆるき羽田発 岩魚 1
語順?
旅客機の点滅の灯の朧かな
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122 千の目の命ひしめく白魚丼 ウサウサ 3
白魚の目は、よく詠まれるパターン。
「白魚の黒目二粒づつあはれ 福永耕二」
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123 ぼたぼたと雪解ひねもす絶へまなし ひろ志 1
舌足らず。
ぼたぼたと雪解しづくやとこしなへ
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125 山門の先に海原遠霞 祥風 2
江戸期の女流俳人「菊舎」の句を知っていればこうは詠まない。
山門を出れば海原遠霞
「遠霞」ではつまらないので、
山門を出れば海原花遍路
ちなみに菊舎の句は「山門を出れば日本ぞ茶摘唄」
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127 天平の調べは遠く梅の花 新月 1
「天平の調べ」がつかみどころのない描写。
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128 啓蟄やバスを乗り継ぎ海を見に 海坂 絮 0
いい季語を探せば面白い。
海を見にバス乗り継がん啄木忌
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129 寒明や人の住む家住まぬ家 帆里 2
「人の住む家住まぬ家」この対句を活かすには動詞の入った季語を?
東風吹いて人の住む家住まぬ家
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143 何もすることのなき老い春立ちぬ ひろ志 0
季語がよくない。
草餅や老いて何んにもせぬこころ