感想02
7 枯れ菊を抜いてこころを仕舞いけり 梅花 5
「心を仕舞う」?なんのことでしょうか、何かにけりをつけるということでしょうか。雰囲気が先走って意味曖昧の句は採りにくい。
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8 泥動く中に亀の背池普請 舫 2
「亀」とはっきりさせないほうがいい。雰囲気のある一句。
何かゐて泥が動くや池普請
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9 真つ青な空をいただく霜野かな 百合 6
「いただく」は謙譲語、それが効果的。
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10 群立ちて老杉のほふ神の留守 さだ子 0
「老杉」と「神の留守」の取り合わせは面白いのですが、「群立ちて」がやや安易か。
千年の杉匂ひ立つ神の留守
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11 布袋葵いまを盛りと冬に入る 宝船 0
「布袋葵」は夏の季語、金魚の水槽などに浮かべる草、「いまを盛り」は本当なのでしょうが、ちぐはぐな感じも否めません。
