感想27
121 朧夜や点滅ゆるき羽田発 岩魚 1
語順?
旅客機の点滅の灯の朧かな
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122 千の目の命ひしめく白魚丼 ウサウサ 3
白魚の目は、よく詠まれるパターン。
「白魚の黒目二粒づつあはれ 福永耕二」
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123 ぼたぼたと雪解ひねもす絶へまなし ひろ志 1
舌足らず。
ぼたぼたと雪解しづくやとこしなへ
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125 山門の先に海原遠霞 祥風 2
江戸期の女流俳人「菊舎」の句を知っていればこうは詠まない。
山門を出れば海原遠霞
「遠霞」ではつまらないので、
山門を出れば海原花遍路
ちなみに菊舎の句は「山門を出れば日本ぞ茶摘唄」
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127 天平の調べは遠く梅の花 新月 1
「天平の調べ」がつかみどころのない描写。
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128 啓蟄やバスを乗り継ぎ海を見に 海坂 絮 0
いい季語を探せば面白い。
海を見にバス乗り継がん啄木忌
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129 寒明や人の住む家住まぬ家 帆里 2
「人の住む家住まぬ家」この対句を活かすには動詞の入った季語を?
東風吹いて人の住む家住まぬ家
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143 何もすることのなき老い春立ちぬ ひろ志 0
季語がよくない。
草餅や老いて何んにもせぬこころ
