ものいはぬ男なりけり木賊刈 蓼太
木賊を秋に収穫するのは茎が充実しているから。乾燥させて床柱や家具を磨くのに用いられる。蓼太の句、もくもくと木賊を刈っている老人。わが子と生き別れになった能『木賊』のイメージと重なる。「ものいはぬ男なりけり」というぶっきらぼうな描写が味わいの一句。
木賊を秋に収穫するのは茎が充実しているから。乾燥させて床柱や家具を磨くのに用いられる。蓼太の句、もくもくと木賊を刈っている老人。わが子と生き別れになった能『木賊』のイメージと重なる。「ものいはぬ男なりけり」というぶっきらぼうな描写が味わいの一句。