感想03
14 砂浜のふたり月待つ桂浜 風太郎 3
「砂浜」はもってのほかというところ。
肩寄せてふたり月待つ桂浜
寂しさやふたり月待つ桂浜
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16 学童の繕う案山子生き返る 正男 2
「生き返る」が難しい。
ぼろぼろの案山子繕ふ子どもかな
ということでしょうか。
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18 天高し仰ぐ飛行機点となる みどり 2
「仰ぐ」は無駄な言葉、
天高し飛行機点となりゆくも
威銃飛行機点となりゆける
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20 ベランダの水に小鳥の来るを待つ 一斗 1
下五を「小鳥くる」できりっと言い止めたい。
ベランダのゆふべの雨に小鳥くる
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21 いつの間に径へ萩の零れたり 鈍愚狸 0
語順をかえて、
いつの間に萩こぼれたる小径かな
