感想22
191 質草になれぬ齢や初鰹 弥生 3
いただいた一句。「女房を質に入れても云々」という俗諺があって、「初鰹」が季語ではまったくの理屈、ここは季語を一工夫。
質草にもなれぬこの身を更衣
質草にもなれぬこの身を土用干
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196 南総の光を纏ひ虞美人草 ゆきを 1
労働に関した季語がいい。
南総の光を纏ひ菜種刈る
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197 ざぶざぶと流れに濯ぎ早苗籠 百合 5
苗の無い早苗籠であろうか、いただいた一句。
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198 片陰に並び麹屋荒物屋 たかし 2
「並び」がやや安易。
片陰や床屋麹屋荒物屋
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202 それぞれにひとそれぞれの夏深む 沐雨 2
面白い。もうちょっと思い入れのある季語を、
それぞれにひとそれぞれの蛍かな
それぞれにひとそれぞれや走馬燈
