27 『七段目 一力茶屋』観る聖夜哉 卯筒 0
仮名手本忠臣蔵を観ました、という報告。
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30 線香の煙真つ直ぐ年明ける かずえ 3
発想が駄目、3点も入っていると、作者が「いい俳句だったのでは」と錯覚する。
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31 年の夜や犬の遠吠え里山に 春生 0
「犬の遠吠え」が時代錯誤もいいところ。

27 『七段目 一力茶屋』観る聖夜哉 卯筒 0
仮名手本忠臣蔵を観ました、という報告。
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30 線香の煙真つ直ぐ年明ける かずえ 3
発想が駄目、3点も入っていると、作者が「いい俳句だったのでは」と錯覚する。
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31 年の夜や犬の遠吠え里山に 春生 0
「犬の遠吠え」が時代錯誤もいいところ。
24 葱畑の切先揃へゆく朝日 秀昭 6
「切先」という見立てが受けて6点かもしれませんが、「切先」などと力む必要はない。
ことごとく先を揃へて葱畑
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25 厳寒に厚き掌陶土練る 風子 2
「陶土練る」これを活かす季語は何か。
悴みし手に息かけて陶土練る
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26 理不尽なお叱りうけて冬嵐 四季鳥 2
「冬嵐」では余裕がない。
理不尽なお叱りうけておでん酒
俳句はユーモアも必要。
19 冬夕焼バザーそろそろ店じまい まさよ 0
「バザーそろそろ店じまい」、これがただごと。
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20 尾根道を歩む暮しに師走風 名負人 0
「尾根道を歩む暮し」、これがよく分からないところ。
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23 聖夜かな句友と歩く六本木 ひろ志 1
六本木を歩きました、というただの報告。
12 大川と枯野がうねる土手の内 しげ木し 0
河川敷のことか?ちょっと分かりにくい。
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13 冬の朝こぽこぽ落つる珈琲かな ようすけ 0
ちょっとまずそうな珈琲。
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14 駅前の足湯混み合ふ冬帽子 えいこ 4
句はややただごと。もっといい季語がありそう。
7 大晦日釜戸に光る俳句の火 無有 0
「釜戸に光る俳句の火」があいまい。
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8 氷柱より光りの雫音のなか 秀昭 0
助詞の位置。
氷柱より光り雫の音のなか
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10 夕暮れに浮かぶ寒月つかめそう 八郎 1
二つの有名な句があってこれは捨てたほうがよさそう。「名月をとつてくれろと泣く子かな
一茶」「外にもでよ触るるばかりに春の月 中村汀女」
4 手の平にすっくと立ちし投げ独楽よ 藤島三郎 1
「手の平にすつくと立ちて独楽回る」がいい。
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5 この先の道はゆっくり小春かな 鈴木清 6
本当の道とも読めるし人生の道とも解することができる。「小春かな」よりも「小六月」がいい。
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6 掴みたき掴めぬ夢や冬の星 四季鳥 3
「冬の星」が安易な季語、生活感のある季語を。
掴みたき夢を掴めぬ湯ざめかな
1 妻のあとカート静かに年用意 ようすけ 2
しっかりと動詞を入れる。
妻のあとカートを押して年用意
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2 存へて気負はぬ余生年の暮 惠啓 6
「気負はぬ余生」がちょっとだけ自分を誉めている。俳句は自分を誉めたら読む側は一歩引いてしまう。
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3 ぼわんと鳴る古き時計と冬ごもり たかし 3
上五をわざと字余りにしている、「ぼんと鳴る」で収まっているのになぜか、作者の意図を聞いてみたいところ。
今回、選句していない人は7人でした。
選句しない人の作品は選句者名を含めて抹消しました。
トップは12点。
路地抜けてまた路地に入る焼芋屋 新月
対句の俳句、余計なことは言わず淡々と詠んでいます、俳句はこれで充分。
ほかによかったのは
えいこさん かいこさん かずえさん たかしさん ヨシさん わさこさん 遠藤信さん 海坂絮さん 梗舟さん 四季鳥さん 秀昭さん 矢野敬和さん 鈴木清さん 惠啓さん
選句結果はメニューバーの「選句結果」をクリックしてください。
感想はあとでアップします。間違いなどは「お問合せ」からご連絡ください。
130 ついでにと立ち寄る店や街師走 柚子 2
なんのついでか?ちょっとあいまい。
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131 いてふちる一枚づつといふ無限 秀昭 7
「無限」がいかにも硬い。
一葉づつきりもなく散る銀杏かな
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132 年の瀬や変はらぬ日々を重ねつつ しんい 3
当たり前。上五をどう変えても成り立つ。つまりただごと。
正月や変はらぬ日々を重ねつつ
盆支度変はらぬ日々を重ねつつ
豪雪や変はらぬ日々を重ねつつ
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140 菊の香や仕立て下ろしの京小紋 みづほ 8
あまりにも整い過ぎて、むしろ味気ない。
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141 白菜を漬ける妻の手逞しく 健作 5
語順?
逞しく白菜漬けて妻の腕
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142 冬茜連山紅く酔いしれて 英華 0
連山の酔ひしれるかに冬茜
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147 行く秋を惜しみ仲間とハイキング かいこ 0
あまりにも素直というか、正直というか?
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152 繊月やタワーマンション切絵めく 彩香 3
すっきりした一句。
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156 躓くや落葉隠せし走り根に ひろし 0
落葉で走り根が見えないから躓く、これが理屈。
走り根に躓いてゐる落葉かな
俳句はこれで充分。
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157 今朝の冬大根の首青々と 新月 1
上五「今朝冬の」と下へつなげたほうがいい。
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158 平凡に感謝し晦日蕎麦を茹で 紫耀子 1
正直すぎてつまらない俳句。
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165 飛行機を折る子飛ばす子小春かな ウサウサ 4
「折る子」「飛ばす子」、これが対句の技法、リズムが生まれます。
127 亡き祖母の茸名人語りぐさ 松の 0
上五「亡き祖母は」がいい。
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128 苅田道車のみ込む大入日 柚子 2
俳句らしい形を覚える。
落日が車のみ込む刈田かな
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129 古民家の昼を点して舞ふ神楽 光雲 5
これも俳句の形に問題がある。
古民家の昼を灯せる神楽かな
117 新蕎麦にたどり着きたる山の道 風子 1
下五、「峠かな」がいい。
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124 柿落葉風の螺旋に乗りてをり 風子 2
「風の螺旋」が面白い。
柿落葉風の螺旋に舞ひ上がり
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126 学ぶより遊ぶが先ぞ吊るし柿 うなむ 2
季語が駄目。生活感のある季語でないと引き受けきれない。
学ぶより遊ぶが先ぞ玉子酒
学ぶより遊ぶが先ぞインバネス
114 青空へさあ見てくれと紅葉燃ゆ 笑美 1
「さあ見てくれ」、これを引き受けるものが大切。
御岳にさあ見てくれと紅葉燃ゆ
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115 母逝きし啼いて弔ふ三十三才(みそさざい) 光雲 0
上五「母逝くや」がいい。フリガナをつけなくともほとんどの人は読めるはず。
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116 山茶花や柔らかすぎる宿枕 あらた 8
8点句ですが季語がよくない。
湯冷めして柔らかすぎる宿枕
宿枕柔らかすぎる湯ざめかな
109 炊き上がる湯気まで旨し牡蠣ご飯 うらら 5
「炊き上がる湯気も馳走や」がいい。
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111 冴ゆる夜や図工の恩師ふとよぎる 大越恵子 0
「図工の恩師」が唐突。
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112 家の灯の遠し身に入む風の音 英華 0
少し雰囲気があります。
家々の灯はみな遠し風の音
101 秋深し田んぼにひとつ暮しの灯 あらた 0
田んぼの中の一軒家ということか、少しわかりにくい。
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104 路地裏に誰かの涙初時雨 はとこ 1
漠然、焦点の定まらない一句。
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108 牛もまた家族のひとり干大根 たかし 4
牛が農耕で活躍したころの雰囲気、やや時代錯誤。
95 影二つ月がきれいと漱石忌 ヨシ 1
「影二つ」があいまい、恋人同士なのか?分かりにくい描写。
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98 編み上げたセータ-君の柩へと 輝久 2
「君の」が取れるといい。
編み上げのセータ-添へる柩かな
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100 熱燗や寡黙な人の席隣り 輝久 4
ちょっと面白い。「寡黙な人と隣り合ひ」がいい。輝久さん、今回二句とも好調。
91 冬めくや喪中葉書が早や届き 鈴木清 0
「冬めくや」と季語をいれなくてもいい。
早々と喪中はがきが届きけり
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92 入院の支度にもなれ星月夜 章子 0
「星月夜」が無難すぎてつまらない季語。
入院の支度も五度目秋刀魚焼く
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93 刀匠になりたいと君星冴ゆる 大越恵子 0
これも季語の選び方がつまらない。
刀匠になりたい君に毛糸編む
俳句はいかに季語を選ぶか、難しいことですが面白いことでもあります。
85 紅葉狩ブラジル人の孫といざ わさこ 0
最後の「いざ」で力が入りすぎる。
ブラジルの孫と一緒や紅葉狩
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87 ジョギング」の肩にひとひら紅葉の葉 なつ子 0
下五が重い。
ジョギングの肩に舞ひくる紅葉かな
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88 少子化や鮭一途なる川のぼる 祥風 2
「少子化」がよく分からないところ。
80 駅降りて先ずは体操もみじ狩 二石 0
句会はいい句を作って点をいただくところ、言わば真剣勝負、もう少し突っ込みが必要。
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81 ネイティブの声聞こえ来るおでん鍋 野夫 1
「ネイティブの声」があいまい。対句で並べてみるのも工夫。
中国語英語日本語おでん鍋
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83 黄葉のひらり一片ベンチ落つ うらら 0
「ベンチ落つ」ではベンチが落下すること、「ベンチに落つ」でないとだめ、まずは日本語の学習から。
黄葉のひらりと落つるベンチかな
76 日向ぼこ貧乏ゆすり移されて 海坂 絮 0
忙しない「日向ぼこ」。
日向ぼこ貧乏ゆすり許されよ
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78 黒色の日差し濃くなる枯野かな つぶ金 0
「黒色の日差し」、あえて矛盾する表現を選んだのか?もっと素直に。
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79 蟷螂枯るハートのジャックは横を向く 荒一葉 1
荒さんにはめずらしい意味不明。
69 天高し宅地建設作業員 矢野敬和 0
これがやっつけ仕事の典型。
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71 鍋支度淡海に鴨の声聞けば 凡士 3
ちょっと季重なりっぽいのですが、そんなに気にならない。琵琶湖の鴨を捕まえて食う、ということではありません。鴨の声を聞いて鍋の季節になったなあ、と思いめぐらしている、そんな意味です。
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72 米粒の機影いずこへ秋澄めり 八郎 0
機影が米粒ほどになって消えたということか?ややわかりにくい。
音のして機影いづこや秋澄めり