感想29
130 ついでにと立ち寄る店や街師走 柚子 2
なんのついでか?ちょっとあいまい。
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131 いてふちる一枚づつといふ無限 秀昭 7
「無限」がいかにも硬い。
一葉づつきりもなく散る銀杏かな
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132 年の瀬や変はらぬ日々を重ねつつ しんい 3
当たり前。上五をどう変えても成り立つ。つまりただごと。
正月や変はらぬ日々を重ねつつ
盆支度変はらぬ日々を重ねつつ
豪雪や変はらぬ日々を重ねつつ
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140 菊の香や仕立て下ろしの京小紋 みづほ 8
あまりにも整い過ぎて、むしろ味気ない。
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141 白菜を漬ける妻の手逞しく 健作 5
語順?
逞しく白菜漬けて妻の腕
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142 冬茜連山紅く酔いしれて 英華 0
連山の酔ひしれるかに冬茜
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147 行く秋を惜しみ仲間とハイキング かいこ 0
あまりにも素直というか、正直というか?
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152 繊月やタワーマンション切絵めく 彩香 3
すっきりした一句。
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156 躓くや落葉隠せし走り根に ひろし 0
落葉で走り根が見えないから躓く、これが理屈。
走り根に躓いてゐる落葉かな
俳句はこれで充分。
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157 今朝の冬大根の首青々と 新月 1
上五「今朝冬の」と下へつなげたほうがいい。
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158 平凡に感謝し晦日蕎麦を茹で 紫耀子 1
正直すぎてつまらない俳句。
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165 飛行機を折る子飛ばす子小春かな ウサウサ 4
「折る子」「飛ばす子」、これが対句の技法、リズムが生まれます。
