感想28
129 小春日や魚信(あたり)待つ間のワンカップ 岡田 絮 2
「魚信(あたり)待つ間をワンカップ」がいい。
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130 枯木山つみきの汽車の出で来たる 与志魚 1
意味不明。
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136 初雪やしなりし竹の戻る音 仙郷 6
もう少しすっきり。
初雪を跳ね上げて竹立ち上がる
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137 餅花を揺らし老舗の客となる マリ子 7
「老舗」を具体的に。
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138 すべらかな肌いつくしむ柚子湯かな 燈穂 1
やや常識か。
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139 太箸の増えし一膳にも名前 いつせ 0
赤ちゃんが生まれたのか?ややわかりにくい。
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142 とりたててする事もなく年暮るる えいこ 2
この頃の年用意はこんなもの。
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149 階百段登りきったる初景色 苦茶 5
千段くらいでないと?
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164 一人また二人寄り来る落ち葉焚 ウサウサ 4
下五「焚火かな」がいい。
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167 寒晴のうらおもてなき大気吸う ほのる 3
「寒晴や」と強く切る。
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169 羹を祝ふ二人暮しも五十年 しんい 0
「羹(あつもの)祝ふ」は「雑煮」の子季語。