感想26
132 春雷をにらみ女の意地とおす かずえ 0
どんな意地?なのか、そこが大切。
——-
133 獅子と虎対峙し冬の太平洋 森本哲雄 0
大きく出ましたが、掴みどころがありません。何処かの国を暗示しているのか?
——-
134 身の内に二本のボルト冴え返る 柚子 4
すっきりした一句。「身の内に二本のボルト」が深刻なので、季語は軽いものがいい。
身の内に二本のボルト畑を打つ
——-
135 冴え渡る尼の読経や寒椿 ふみ 0
季重なり。
——-
136 汲みたての井水のぬくし初手水 卯月 2
季語が「初手水」では余りにも近すぎます。
汲みたての井水のぬくし初あかり
——-
139 五センチの雪に東京あたふたと ひろし 0
常識を詠んでもつまらない。
——-
146 春待てる一筆箋の青インク いくよ 4
「青インク」まで突っ込む必要はありません。
春待つや一筆箋にしたためて
——-
152 地の中の数多な命春を待つ 惠啓 1
ちょっと当たり前。
——-
159 淡雪や粥の土鍋を火にかけて 和美 4
「春の雪青菜をゆでてゐたる間も 細見綾子」と同じ趣向。
——-
160 福寿草朽葉のけのけ背伸びせり 松の 2
「朽葉の中で背伸びして」でいい。
