感想26
223 裸木にイルミネーション咲かす夜々 うらら 0
「咲かしけり」でいい。
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225 枯れ蓮田修羅場の如き星月夜 松の 0
「星月夜」は取る。
かにかくに修羅場のごとく枯蓮田
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228 初雪を違ふ男と見てをりぬ 七笑 3
浮気?ちょっと舌足らず。
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230 介護など心配無用と日向ぼこ 雪加 1
「と」がかったるいので、
介護など心配ご無用日向ぼこ
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233 大望を点字で綴る初便り 苦茶 4
「点字で綴り」と連用形に、間が生まれます。
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235 裸木となりて素性をまざまざと 松の 2
理屈です。
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236 風花のやさしく髪に止まりおり とんぼ 0
「やさしく」が言い過ぎ。
風花のひとひら髪にとどまれる
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238 玄海の波が波立つ冬至かな 気儘 0
「波が波打つ」がいい。
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241 庭先のバケツとぶ音虎落笛 しゅん 0
音と音、相殺。
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253 祈るごと縒り上げてゆく注連飾り 文夫 4
語順。
注連飾祈りのごとく縒り上げて
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278 白息に二人と分かる夜警かな 森本哲雄 1
面白い。もっと単純に。
夜警二人真つ白な息ふたつ
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282 而して雪を染めるや吉良の首 たかし 0
恐ろしい。
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285 青竹や一輪生けし寒椿 とえ 5
上五「や」で切らないほうがいい。
青竹に一輪生けて寒椿
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291 ダージリン冬の日差しを香らせて 銀雨 2
いただいた一句。日差しを香らせる、ここがうまい。
