感想10
74 黄水仙今が盛りの妣の庭 縁矢 0
「黄水仙」は春の季語、事実と異なってもやはり「水仙」がいい。
水仙の今が盛りや妣(はは)の庭
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75 遠富士を染めゆく茜初景色 弥生 2
「初景色」では上五中七を説明しているだけ、弥生さんならもっといい季語を見つけ出せるはず。
遠富士の茜に染まる○○○○○
という形がいい。
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76 命綱しかと結んで煤払い 新月 1
しっかりした一句ですが、これも類想がありそうな一句。
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77 北風や銀座の路地の行きどまり とよこ 4
「北風は」と主体を明確にします。
北風は銀座の路地に行きどまる
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78 休日はのんべんだらり寒苦鳥 碧女 1
「寒苦鳥(かんくちょう)」は怠け者を象徴した想像上の鳥、こうした季語に挑戦してみるのも面白い。
