感想05
29 ゆっくりと日傘遠のくまひるかな おりえ 5
どこへ遠のくのか、それが分からないと消化不良。
どこそこへゆつくり日傘遠のける
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30 池の上を今ぞと迅し銀やんま 宝船 2
「さざなみ」という言葉を使って、
さざなみを掠めて迅し銀やんま
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33 夏帯しめポンとたたいて女子会に 松の 1
「女子会」が面白くない。
夏帯をぽんと叩いて謡ひかな
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35 青葉木菟なゐて深山の暮れにけり 鈍愚狸 2
「鳴かせ(使役)」がおもしろい。
青葉木菟鳴かせ深山暮れにけり
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37 滴りの一つ一つの光かな おりえ 7
いただいた一句。想像力を働かせたような俳句ですが、俳句にはフィクションも大切です。要は句に「実」があること、おりえさんの句にはそれがあります。
