35 狛犬の鎧ふ一葉の紅葉づりぬ ひろむ 0
意味不明。「鎧ふ」という言葉の意味を考えたいところ。
——-
36 捨て舟にそぼ降る雨や冬に入る 鈴木清 1
「そぼ降る雨や」なのか「雨そぼ降るや」なのか、
捨て舟に雨そぼ降るや神の留守
——-
38 向き向きに冬の日を浴び忘れ浮子 秀昭 1
「忘れ浮子」、造語でしょうか?意味不明。

35 狛犬の鎧ふ一葉の紅葉づりぬ ひろむ 0
意味不明。「鎧ふ」という言葉の意味を考えたいところ。
——-
36 捨て舟にそぼ降る雨や冬に入る 鈴木清 1
「そぼ降る雨や」なのか「雨そぼ降るや」なのか、
捨て舟に雨そぼ降るや神の留守
——-
38 向き向きに冬の日を浴び忘れ浮子 秀昭 1
「忘れ浮子」、造語でしょうか?意味不明。
32 何か跳ね狸寝入りの浮寝鳥 ヨシ 0
「狸寝入り」が言い過ぎ。
その辺で何かが跳ねて浮寝鳥
——-
33 荒草の庭に明かりを石蕗の花 あきら 0
やや常識でしょうか。
——-
34 冬田道丸太抱へて行く翁 いつせ 0
何のための「丸太」か?実際に見た光景としても、不自然さは否めません。
27 ふるさとに一礼冬のバスに乗る 名負人 2
なぜ「一礼」なのか?ちょっと不自然な感じ。
——-
29 吾が余命知らぬが仏枯螳螂 大谷如水 1
ちょっと悪乗り。
——-
31 路地裏のカレーの匂ひ秋夕焼 しゅう 3
「路地裏は」がいい。
23 早世の歌人の住まひ冬白菊 ふさこ 3
「早世の歌人の住まひ」は気分だけの描写、面白さがありません。
——-
24 枯れきって銀杏の高さありにけり 松の 5
「銀杏」よりも「芒」くらいがいい。
——-
26 かさこそと余生の響き落葉風 しんい 2
なぜ「落葉風」と「風」をくっつけて台無しにするのか?
かさこそと余生響かす落葉かな
19 冬来たる箱階段のギシと鳴り 山水 4
「来たり」と終止形がいい。上五に切れが生じます。
——-
21 丸太椅子歩き疲れて日向ぼこ 斉藤 徹 0
語順がちょっとおかしい。
くたびれて丸太の椅子に日向ぼこ
——-
22 天井に溜まる独り言冬に入る 笑子 2
「天上に溜まる」はやや無理か?
この部屋に独語を溜めて冬に入る
15 時雨るるや犬も目を伏せうずくまる 宮内和彦 2
語順?
目を伏せて犬うずくまる時雨かな
——-
16 木枯らしや白き画布措き君逝きぬ 望天 0
「木枯や」と表記したい。
——-
18 大根抜く農婦の背なの丸さかな まさよ 6
「農婦」という言葉がちょっと重すぎる。
丸々とをんなの背なか大根抜く
10 信長の隣は大谷菊人形 換竿 2
「大谷翔平」のことでしょうが、「大谷吉継」とも読める。
——-
11 陽をひくや冬のはじめの磯ノ浦 あけび庵 1
ちょっとただごと。
——-
13 コーヒー手にベンチの二人小春かな あきら 0
ここは「小春かな」ではなく「小六月」と置くところ。
4 パスポート無し免許無し小鳥くる 伸泰 1
「秋刀魚焼く」「蚯蚓鳴く」とか、季語を考えてみたい。
——-
5 悔恨はグラスの氷溶けるまで のび太 1
漠然とした一句。
——-
6 宿題を渡せず帰る風邪見舞い 新月 4
なんで「渡せず」なのか、その辺がよくわかりません、どなたか解説を。
1 冬蝶の風に飛び立つこと忘れ 春生 2
「風に」は要らない。
冬の蝶飛び立つことを忘れけり
——-
2 暮早し古書店めぐる帰り道 大谷如水 2
「帰り道」は蛇足。
古書店をめぐりて釣瓶落としかな
——-
3 世のことはあらかた忘じ日向ぼこ たかし 1
幸せそうな日向ぼこ。
今回のトップも先月同様えいこさんでした。得点は12点。
ハチ公とまだ待つてゐる冬帽子 えいこ
「まだ」を取る工夫を、小さな傷が句の命取りになることもあります。
ほかによかったのは
いちりさん かずえさん ひろ志さん まさよさん リツコさん 山水さん 春生さん 松のさん 新月さん 燈穂さん 風子さん 凡士さん
私(松太)が注目した句は、以下の3句です。
老い猫に縁側日和たまはりぬ 和美
来る筈の便り届かぬ神無月 伸泰
ハチ公とまだ待つてゐる冬帽子 えいこ
選句結果は上の「選句結果」をクリックしてください。
感想はあとでアップします。間違いなどは「お問合せ」からご連絡ください。
111 身をいたはれ心いたはれ菊枕 みづほ 1
「菊枕」がちょっと付きすぎ、「新走」くらいがいい。
——-
112 寄せ鍋やおたがいがゐる姉妹 ふさこ 1
「寄鍋」と送りをとる習慣を。
——-
117 秋桜を摘み仏壇を明るうす 藤田 1
「コスモスを生けて仏壇明るくす」がいい。
——-
119 小鳥来る空にさざなみあるごとく 和美 5
きれいな俳句ですが、余りイメージがわかない。
——-
122 川霧にすみだ大橋浮いてをり 松の 1
「浮かびけり」でいい。
——-
125 野地蔵の裾あらふ雨捨子花 素秋 2
「曼珠沙華」でいいのでは?
——-
128 あそび田の風の饒舌秋ざくら 素秋 6
ちょっと強引な擬人法。
——-
132 秋耕や島に畑はこの二反 凡士 4
季語が「秋耕」ではだめ。たとえば「鵙鳴くや」とか。
——-
133 吹かれきて吹かれて消へた秋の蝶 苦茶 1
韻を踏むように詠むと、
吹かれ来て吹かれて消えて秋の蝶
「冬の蝶」がいいかもしれません。
——-
143 ひと色となり枯れゆきぬすすき原 いくよ 0
「すすき原」の「原」の一字が重い。
ひと色となりて枯れゆくすすきかな
——-
146 畳屋が畳抱へて萩の庭 タカシ 5
スケッチ風のあじわい。
——-
156 湯を沸かす音のみひびく夜寒かな しゅう 3
「音のみ」の「のみ」がちょっと苦しい。
湯を沸かす音のひびける夜寒かな
——-
160 啄木鳥や川床掘って露天風呂 新月 1
「秋風や」くらいでもいい。
——-
161 秋晴やキャッチボールの音高し 矢野敬和 1
「高く」と連用形に、余韻が生まれます。
——-
162 木守柿婿取る話の深まりぬ たかし 3
「木守柿」が「家を守る」婿話と響きあっています。
——-
167 秋夕焼指輪を渡すタイミング 森本哲雄 1
婚約指輪か?
——-
178 また一年元気をもらふ今年米 中村光枝 2
こころ強い「新米」です。意思願望の句にしたいところ。
一年の元気貰はん今年米
——-
182 長き夜や病棟の灯の消えざりき 喜遊 0
ちょっと面白い。
病棟の灯をそのままに夜の長し
——-
187 台風来列島少し後退り 良仙 2
ちょっと面白い。
列島を後退りさせ台風来
99 秋の蚊を叩き損ねて空拍手 かしゅう 2
「秋の蚊を叩き損ねてゐたりけり」とここで我慢するのもまた俳句。
——-
100 茶柱が立ちて小春の吉を呼ぶ うらら 2
これも「吉を呼ぶ」が蛇足。
茶柱を立たせて小春日和かな
ここで我慢するのも俳句です。
——-
107 句づくりについにスランプ秋の風 郁文 0
「ついに」と言うより「毎日」がスランプのようなもの。
90 大南瓜やっかい事も連れ届く 野夫 0
「やっかい事」があいまい、どんなやっかい事か?
——-
91 新走ズウムの先に笑顔かな 三拍 0
zoomで飲み会でしょうか?ちょっとわかりにくい。
——-
93 亡き友の星のまばたく星月夜 健作 0
季語がよくない。
亡き友の星またたける夜寒かな
85 平凡てふ雑誌懐かしいわし雲 みづほ 0
確かにそんな雑誌がありました。
——-
86 小春日やねんねする子の片靨 ふみ 1
「かたゑくぼ」とひらがなで、難しい感じは損をします。
——-
89 新藁や半分にすると言ふ努力 いきか 0
何を半分にするのか?意味不明です。
81 人の世のあわただしさや早やおせち 松の 0
理屈で詠んでいます。
人の世のあわただしさを桐一葉
——-
82 急坂の右も左も柿すだれ 燈穂 2
「急坂や」がいい。
——-
83 乾鮭や化石如く並べられ 鋭次 1
ちょっと面白い。
乾鮭は化石のごとくぶら下がる
76 めいめいに帰る家路や秋灯し ひろし 0
「それぞれに帰る家あり」がいい。
——-
79 穫る人も盗る人もなく柿熟す 換竿 9
ちょっと当たり前。
——-
80 白壁のひややか目玉焼きくずす さっちん 2
「白壁」と「目玉焼き」、この取り合わせは唐突。
76 めいめいに帰る家路や秋灯し ひろし 0
「それぞれに帰る家あり」がいい。
——-
79 穫る人も盗る人もなく柿熟す 換竿 9
ちょっと当たり前。
——-
80 白壁のひややか目玉焼きくずす さっちん 2
「白壁」と「目玉焼き」、この取り合わせは唐突。
70 朝毎に祖母の数へる花木槿 岡田 絮 0
ただごとです。
——-
71 鰯雲語り尽くせぬことばかり 伸泰 1
「鰯雲人に告ぐべきことならず 加藤楸邨」似たような雰囲気。
——-
72 一日の始まり落葉掃きにけり えいこ 2
74 前略とひとまず書いて長き夜 えいこ 13
二句とも季語が生きています。「夜の長き」がいいでしょうか。
66 長き夜のゆつくり外す栞紐 秀昭 3
「外す」が適切かどうか?
——-
68 赤とんぼコントラバスに止まりけり 百合 4
音が出て、急いで飛び立ったのか。雰囲気があります。
——-
69 てっぺんの熟柿にさわぐ尾長かな 岩魚 0
鳥が柿を狙う、この種の句は山ほどあります。
62 細き枝揺らして落とす赤紅葉 由紀子 0
「わざわざそんなことしなくても」というような俳句。
——-
63 相生の根方囲むや曼殊沙華 なつ子 0
松でしょうか?松ならば、
相生の松を囲むや曼殊沙華
——-
65 言の葉を静かに映す秋の水 山水 2
きれいな俳句、きれいすぎて実感がわきません。