67 パスワード変へては忘れ春愁 しんい 5
季語「春愁」ではつきすぎ。「亀が鳴く」がいい。
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68 梅東風やたんとお食べとよく祖母は のりさん 1
舌足らず、俳句では表現しきれないものもあります。潔く捨てることも大切。
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69 コーヒー缶まだ捨てられずうららけし いきか 0
「うららか」な感じがありません。

67 パスワード変へては忘れ春愁 しんい 5
季語「春愁」ではつきすぎ。「亀が鳴く」がいい。
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68 梅東風やたんとお食べとよく祖母は のりさん 1
舌足らず、俳句では表現しきれないものもあります。潔く捨てることも大切。
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69 コーヒー缶まだ捨てられずうららけし いきか 0
「うららか」な感じがありません。
64 草むらにふわり舞い降り寒椿 よしよし 0
語順?
草むらに落ちてふんわり寒椿
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65 独り身の部屋に一粒鬼は外 由紀子 2
下五は普通に「年の豆」でいい。
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66 どこまでも紅濃き河津桜かな ひろし 1
あたりまえでは?
60 渓流の流れ止まりて春を待つ 縁矢 0
「流れ止まりて」?本当ですか、というところ。
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61 早春やポニーテールで踏むペダル えいこ 5
下五「ペダル踏む」が断然いい。この感覚大切。「踏むペダル」は説明です。俳句は躍動感も大切。
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62 かまくらや子供主人のお持て成し 笑子 1
少し変えると味わいが生まれます。
かまくらのあるじ十歳おもてなし
57 転校の五度はるかに根深汁 デラシネ 0
「はるかに」が句を分かりにくくしています。
あの頃は転校五たび根深汁
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58 畑打つや昼餉は入江見下ろして 卯月 6
すっきりした一句。
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59 父母の思いのこもる雛飾 なつ子 0
「雛飾る」と下五は動詞で。
53 手際よく痴呆の母は雛飾る ただお 7
7点句ですが、ただの報告、敬いの気持ちも感じられません。
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55 ものの芽や廃校すでに十余年 けん桜 5
形のいい俳句ですが、内容は陳腐。
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56 火照る身に桜隠しの有馬かな ちゃちゃ 0
意味不明。
46 罪のなき衆生のありや梅真白 春生 0
「罪のなき衆生のありや」は常識の範囲。
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48 懐手したる鬼平眼うらに 風来 0
鬼平の面影を詠んでいますが、ほとんどただごと。
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49 養花天嬰のあくびは声のなし あつこ 2
「音もなく」がいい。
42 下校児の遠回りして春の畦 かしゅう 0
もっと簡潔に詠む工夫を。
春の畦下校の子らを遊ばせて
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44 下萌の芝の近道足裏かな はるじ 0
「足裏かな」が舌足らず。「主語+述語」が日本語の基本。
下萌えやわが足裏の喜べる
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45 春寒し小川飛びこす末っ子や さっちん 0
簡潔に詠む。
春の川末つ子だけが飛び越せる
36 初雪に暮しの襟を正さるる 孝裕 0
「暮らしの襟を正す」、これがつかみどころのない描写。
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38 あたたかや黒板拭きをたたく音 風子 8
高点句、懐かしい。
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40 春風や無慈悲な鏡は無視をして 秋ひろ 0
「無慈悲な鏡」は意味不明。
32 反戦と世界が叫ぶ春の嵐 森本哲雄 1
「叫び」と連用形に、間が生まれます。下五は「春嵐」または「春疾風」?
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33 近づけばするり逃げたる春の雪 せつこ 0
「するり逃げたる」がやや冗長。
近づけばわが身躱すや春の雪
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34 部屋紅く朝日さし添ふシクラメン とえ 0
「朝日さし添ふ」がよくわからないところ。
28 春一番土に踏ん張るクレーン車 無有 3
このままでもいいのですが、
クレーン車春一番に踏ん張つて
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29 十代は五体で受ける春霰 柚子 1
意味不明。
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31 砲撃の音冴え返るキエフかな 百合 2
時事俳句、うまくとらえています。
24 潮騒を聴いて椿は紅を濃く あつこ 0
「聴いて」がだめ。
潮騒に椿は色を深めけり
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25 大仰に降りつづきけり春の雪 こゆき 4
雰囲気のある一句。「つづきけり」がやや重いので、
春の雪さも大仰にふることよ
「目の前に大きく降るよ春の雪 星野立子」に通じるものがあります。
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26 春浅し爪藍色に藍職人 いくよ 3
「爪染め上げて藍職人」がいい。
21 一枚のひかりの板よ春障子 燈穂 7
雰囲気があるのですが、「板よ」が違うかなという感じ。
まつさらなひかり一枚春障子
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22 蕗味噌や白きが眩し割烹着 凡士 2
「白きが眩し割烹着」はやや当たり前。
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23 先っぽに光を集む軒氷柱 新月 6
雫しているということでしょうか?ちょっと分かりにくい。
17 スニーカーが誘なふ春の河川敷 凡士 0
「スニーカーに誘はれ」でしょうか?
スニーカーに誘はれ青き踏みゆける
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18 目覚めれば若菜粥炊く丸き背中 かずえ 0
誰の「丸き背中」?あいまいです。
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19 一斉に鳩の飛び立つ寒の明け 風太郎 5
「鳩飛び立てり寒の明け」がいい。軽い切れが生まれます。
14 蕗の薹苦さの解る年頃に 郁文 1
理屈で詠んでいます。
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15 老梅の庭にちらほら色を添ふ かしゅう 0
蕾が開いたということでしょうか?ややあいまい。
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16 瀬の音もいつしか軽ろく春立ちぬ 卯月 1
「いつしか」が句の勢いにブレーキをかけます。
せせらぎの音軽やかに春立ちぬ
11 摘草や調理の仕方尋ねられ 政代 3
「芹摘んで」くらいがいい。「調理の仕方」が硬い描写。
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12 侘助や抹茶茶碗の中に島 いつせ 0
「抹茶茶碗の中に島」は意味不明。
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13 雪割草海を見下ろす峠道 風子 3
「海を見下ろす峠道」はただごと。
7 湯豆腐やならぬふたりが向き合いて よしよし 1
「ならぬ二人」があいまい。
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9 散歩人集ふ無住寺枝垂れ梅 健作 0
「散歩人」が強引な描写。字余りになっても「散歩の人の集ふ無住持」
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10 皆マスク鞍馬天狗が笑ってる 西川治 1
駄洒落俳句です。
4 校庭の端で遊ぶ子すみれ草 よも 2
「校庭の端で遊ぶ子」はほとんどただごと。
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5 蕗の薹数えて友にお裾分け 政代 0
「五つ六つをお裾分け」がいい。
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6 十の桁端折って食べる年の豆 八郎 2
意味不明です。どなたか解説を。
1 春めくや口紅の色変へてより こころ 4
軽いタッチの一句。
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2 ひと染めの街懐に春の雪 あけび庵 1
「ひと染」が聞きなれない言葉。「懐に」もあいまいです。
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3 散り散りに跳ぶ子駆ける子犬ふぐり 伸泰 6
6点も入っていますが、選句しないというのは問題外、句会に参加する資格はありません。
今回のトップは風子さんと岡田絮さんでした。得点は8点。
あたたかや黒板拭きをたたく音 風子
春浅し女医のうしろの人体図 岡田絮
ほかによかったのは
あけび庵さん えいこさん けん桜さん こころさん こゆきさん しんいさん ただおさん 一喜さん 卯月さん 苦茶さん 信信さん 新月さん 燈穂さん 風太郎さん 無有さん 野夫さん
選句結果は上の「選句結果」をクリックしてください。
感想はあとでアップします。間違いなどは「お問合せ」からご連絡ください。
132 春雷をにらみ女の意地とおす かずえ 0
どんな意地?なのか、そこが大切。
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133 獅子と虎対峙し冬の太平洋 森本哲雄 0
大きく出ましたが、掴みどころがありません。何処かの国を暗示しているのか?
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134 身の内に二本のボルト冴え返る 柚子 4
すっきりした一句。「身の内に二本のボルト」が深刻なので、季語は軽いものがいい。
身の内に二本のボルト畑を打つ
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135 冴え渡る尼の読経や寒椿 ふみ 0
季重なり。
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136 汲みたての井水のぬくし初手水 卯月 2
季語が「初手水」では余りにも近すぎます。
汲みたての井水のぬくし初あかり
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139 五センチの雪に東京あたふたと ひろし 0
常識を詠んでもつまらない。
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146 春待てる一筆箋の青インク いくよ 4
「青インク」まで突っ込む必要はありません。
春待つや一筆箋にしたためて
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152 地の中の数多な命春を待つ 惠啓 1
ちょっと当たり前。
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159 淡雪や粥の土鍋を火にかけて 和美 4
「春の雪青菜をゆでてゐたる間も 細見綾子」と同じ趣向。
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160 福寿草朽葉のけのけ背伸びせり 松の 2
「朽葉の中で背伸びして」でいい。