105 寒椿己がいのちを持て余し ふみ 3 「持て余し」が分かりにくいところ、どなたか解説を。 寒椿ですから花は小さくて「真っ赤に燃える大ぶりの、命もてあます」という感じにはなりませんし、 花色の印象の作者の感想でしょうか? 判らないですね。 燈穂さん頼みですね。 返信 ↓
うつろひさまの読みに感服しております。 私は主宰の『「持て余し」が分かりにくいところ』の本意を理解できておりません。 己が寒椿なのか作者なのか。 己が寒椿なら、咲くだけ咲いて落ちる潔さがあるので「持て余し」ません。 己が作者なら、背景や心境を確認したいところです。 ふみさまの2020年3月からのご投句を、改めて通読いたしました。 一人暮らしでしょうか、結婚された娘さんが訪ねてみえる日常が詠まれています。 米寿よりは前でしょうか、本来ならかくしゃくとしていらっしゃるお年です。 しかし、足腰に不安があるようで庭の手入れも思うにまかせないご様子。 40 産土の桑の実恋し八十路かな ふみ 0 175 歩行器にからだ預けて冬銀河 ふみ 1 74 荒れ庭に息つなぎしや水仙花 ふみ 3 ふみさまには、自分はもっとちゃんとやれるのにという歯痒い思いがあるのでは。 自己評価と現実とのギャップがあって、ポトリと落ちる椿を良しとされたのでしょうか。 でも、「できること」を楽しみたいものです。 ふみさまが日常をご健吟されんことをお祈りしております。 返信 ↓
こんにちは。 174 畔草は絡まり合ふて枯れゆける を投稿したリツコです。 今回、北側先生より 「絡まり合うて」が正しい、「う音便」、調べてみてください。もしくは「絡まり合ひて」 と、ご指摘いただき早速調べましたところ、仰せの通りでした。「う音便」、 そういえば聞いたことがあるようなないような…。きちんと勉強しなかったのが、こういう所に出てきますね。 ご指導ありがとうございました。 返信 ↓
81 冬霧や仕舞ひし家に迷ひ来し 喜太郎 0 意味不明。 「仕舞ひし家」は家仕舞した実家で、冬霧に迷っているうちにすでに家仕舞した今は無き実家にたどり着くという、濃い冬霧の怪しさを出したかったのですが、独りよがりでした。 推敲してみました 「冬霧の奥へ奥へと迷い来し」はどうでしょうか? 返信 ↓
> 29 吾の中の熾火めくもの寒夕焼 デラシネ 3 > 衣服の季語を、 > 吾の中に熾火めくもの古コート 句意は、赤い夕焼けを見ると自分の心のなかに熾火のようなものを感じる、でしょう。 寒さおよび赤い夕焼けと、心身の熱および熾火とが対比されています。 『古コート』は、心に熾火を持つ作者が青春を過ぎた年齢なのだろうと感じさせます。 上五の「吾の中に」という強い措辞を、古コートが柔らかく包み込んでくれます。 主宰の感想を読んでそのように考えましたが、疑問が解消しないので質問させてください。 なぜ衣服の季語『古コート』が適切なのでしょうか? ご教示をよろしくお願いします。 返信 ↓
デラシネです。 主宰さま、燈穂さま 拙句への解釈,ご指導ありがとうございます。 句意はまさに燈穂さまの通りです。 寒夕焼をお題に詠んだ句ですが この取り合せはどうなんだろうと自問しておりました。 季語の選択にはいつも迷います。 ありがとうございました。 返信 ↓
49 揺れうごく男と女どんどかな ある日 2 炎影に揺れる男と女でしょうか? いつもお世話になっております。 どんど焼きの大きな炎、時には大きく時には小さく、暗く明るく揺れる炎によって、どんど焼きの周りを囲む男性や女性の顔や姿が揺れ動くさまを詠みました。その人たちの心の内には一年のいろんな思いがあり、時には揺れ動く思いもあるのだろうとの思いも重ねました。 返信 ↓
選ばせていただいた燈穂です。 左義長は松飾りや注連を焼く行事ですが、櫓を組み大量の木や竹を入れるものも多いです。 高い櫓を組むどんど焼きでは、炎と熱が強く、煙もはぜる音もダイナミックです。 火に当たる正面が熱くなるので尻を向けたり、竹筒のはぜる音にビクッと驚いたり、風向きによっては煙や火の粉を避けて移動したりします。 焚き火とは異なり、櫓を囲む輪が大きくなったり小さくなったり、じっとしてはいられません。 まさしく『揺れうごく男と女』のひとときだと思います。 読みが浅いので、ある日さまの『揺れ動く思い』までは思い至りませんでした。 返信 ↓
燈穂さま どんど焼きのご説明と句の解釈有難うございます。どんど焼きの情景がより目に浮かぶようで、読まれた方に句の解釈もしていただきやすいと感謝いたします。 男と女、幾つになっても心は揺れ動きます。 返信 ↓
田中えいこさんの句集を拝見しました。感動しました。流れるような自然な文体が、私の中に素直に入って来ました。田中さんの世界に遊ぶ幸せをありがとうございました。季語が生きているか?生かせているか?今の私の目標ですが、なかなか難しく、納得のいく句は、まだ、作れていません。実際に感動しないと、嘘っぽくなりますし、読み手に見抜かれてしまいます。俳味を出せるようになりたいものです。主宰様、皆様、素敵なホームページをありがとうございます。 返信 ↓
気にもとめてなかったこのネットの一隅。花埜様のおかげげで、興味をひかれて何の気なしにクリックして、読み進んで、そしてプリントアウトしてました。本当にこんなにも平易で、こんなにも独自に感性を紡げるのか・・感激しました。もっと読みたくてネットで「田中えいこ 冬帽子」を検索しましたら、「冬帽子1 2」「パナマ帽」「麦藁帽」がネットで拝読できそうです。 「冬帽子 プリントアウト版」座右の詩集の一冊になりました。田中様 しみじみ俳句の深さを 日常の感性の日記の如き素晴らしさをありがとうございました。できればリアル句集を入手したく、出版社をおしえていただけないものでしょうか? 返信 ↓
うつろいさま 嬉しいお言葉の数々ありがとうございます。 この句集は、松太先生のご好意で作成されたもので、こちらの句会以外、出版などはされていません。ただそのようにおっしゃってくださった事には大変感謝しております。 返信 ↓
続けての投稿、失礼いたします。 > 10 駅前の街樹冬木に還りけり 松の 0 > 意味不明です。 選んではおりませんが、『電飾を取り払われし冬木かな』と解しました。 1月6日はホリー・スリー・キングス・デー、イエスの生誕後に贈り物を持った東方の三博士が訪れたことを祝う日です。 欧州ではこの日がクリスマスの幕切れであり、ツリーのオーナメントなどが外されます。 駅前の街路樹の電飾は、クリスマス後は点灯されず電線とLEDが枝に絡み付いているだけです。 無用となった電飾が取り払われて、元のすっきりした冬木の姿に戻ったことよ。 返信 ↓
作者のコメントを返信に転載します。 > 松の 2023年2月12日 9:54 AM より: いつも皆様にはお世話になつております。 今日は燈穂様に嬉しいコメントをいただきまして有難うございました。 言葉がたりず通じません。 今後とも宜しくお願い致します。 返信 ↓ 返信 ↓
> 11 一病も多病も一つ寒に入る 帆里 2 > 「一病」と「多病」は大いに違うのでは?よくわかりません。どなたか解説を。 「一つ穴の狢」と同様、「一つ寒」と解しました。 老境に入ると誰もが何らかの疾患を抱えます。 一病息災の人が居るかと思えば、病気のデパートのような人も居ます。 いろんな人が等しく同じ寒中に入りますが、それぞれ寒さを乗り切ってほしい。 返信 ↓
選句の表示に記入漏れがないか、確認してください。3月3日に選句送信して、受け付けたとのメール頂いておりますが表示されてないようです。
105 寒椿己がいのちを持て余し ふみ 3
「持て余し」が分かりにくいところ、どなたか解説を。
寒椿ですから花は小さくて「真っ赤に燃える大ぶりの、命もてあます」という感じにはなりませんし、
花色の印象の作者の感想でしょうか? 判らないですね。
燈穂さん頼みですね。
うつろひさまの読みに感服しております。
私は主宰の『「持て余し」が分かりにくいところ』の本意を理解できておりません。
己が寒椿なのか作者なのか。
己が寒椿なら、咲くだけ咲いて落ちる潔さがあるので「持て余し」ません。
己が作者なら、背景や心境を確認したいところです。
ふみさまの2020年3月からのご投句を、改めて通読いたしました。
一人暮らしでしょうか、結婚された娘さんが訪ねてみえる日常が詠まれています。
米寿よりは前でしょうか、本来ならかくしゃくとしていらっしゃるお年です。
しかし、足腰に不安があるようで庭の手入れも思うにまかせないご様子。
40 産土の桑の実恋し八十路かな ふみ 0
175 歩行器にからだ預けて冬銀河 ふみ 1
74 荒れ庭に息つなぎしや水仙花 ふみ 3
ふみさまには、自分はもっとちゃんとやれるのにという歯痒い思いがあるのでは。
自己評価と現実とのギャップがあって、ポトリと落ちる椿を良しとされたのでしょうか。
でも、「できること」を楽しみたいものです。
ふみさまが日常をご健吟されんことをお祈りしております。
こんにちは。
174 畔草は絡まり合ふて枯れゆける
を投稿したリツコです。
今回、北側先生より
「絡まり合うて」が正しい、「う音便」、調べてみてください。もしくは「絡まり合ひて」
と、ご指摘いただき早速調べましたところ、仰せの通りでした。「う音便」、 そういえば聞いたことがあるようなないような…。きちんと勉強しなかったのが、こういう所に出てきますね。
ご指導ありがとうございました。
81 冬霧や仕舞ひし家に迷ひ来し 喜太郎 0
意味不明。
「仕舞ひし家」は家仕舞した実家で、冬霧に迷っているうちにすでに家仕舞した今は無き実家にたどり着くという、濃い冬霧の怪しさを出したかったのですが、独りよがりでした。
推敲してみました 「冬霧の奥へ奥へと迷い来し」はどうでしょうか?
> 29 吾の中の熾火めくもの寒夕焼 デラシネ 3
> 衣服の季語を、
> 吾の中に熾火めくもの古コート
句意は、赤い夕焼けを見ると自分の心のなかに熾火のようなものを感じる、でしょう。
寒さおよび赤い夕焼けと、心身の熱および熾火とが対比されています。
『古コート』は、心に熾火を持つ作者が青春を過ぎた年齢なのだろうと感じさせます。
上五の「吾の中に」という強い措辞を、古コートが柔らかく包み込んでくれます。
主宰の感想を読んでそのように考えましたが、疑問が解消しないので質問させてください。
なぜ衣服の季語『古コート』が適切なのでしょうか?
ご教示をよろしくお願いします。
心のなかの熾火を包み込む「古コート」ということです。
たいへん良く分かりました。
ご教示ありがとうございました。
デラシネです。
主宰さま、燈穂さま
拙句への解釈,ご指導ありがとうございます。
句意はまさに燈穂さまの通りです。
寒夕焼をお題に詠んだ句ですが
この取り合せはどうなんだろうと自問しておりました。
季語の選択にはいつも迷います。
ありがとうございました。
49 揺れうごく男と女どんどかな ある日 2
炎影に揺れる男と女でしょうか?
いつもお世話になっております。
どんど焼きの大きな炎、時には大きく時には小さく、暗く明るく揺れる炎によって、どんど焼きの周りを囲む男性や女性の顔や姿が揺れ動くさまを詠みました。その人たちの心の内には一年のいろんな思いがあり、時には揺れ動く思いもあるのだろうとの思いも重ねました。
選ばせていただいた燈穂です。
左義長は松飾りや注連を焼く行事ですが、櫓を組み大量の木や竹を入れるものも多いです。
高い櫓を組むどんど焼きでは、炎と熱が強く、煙もはぜる音もダイナミックです。
火に当たる正面が熱くなるので尻を向けたり、竹筒のはぜる音にビクッと驚いたり、風向きによっては煙や火の粉を避けて移動したりします。
焚き火とは異なり、櫓を囲む輪が大きくなったり小さくなったり、じっとしてはいられません。
まさしく『揺れうごく男と女』のひとときだと思います。
読みが浅いので、ある日さまの『揺れ動く思い』までは思い至りませんでした。
燈穂さま
どんど焼きのご説明と句の解釈有難うございます。どんど焼きの情景がより目に浮かぶようで、読まれた方に句の解釈もしていただきやすいと感謝いたします。
男と女、幾つになっても心は揺れ動きます。
なるほど作者のいととしては「男女の心の機敏」を読者に読み取らせたかったのですね。中七
「老若男女」だったらどんど焼きの見たままの説明ですもんね。
はい、そうですね。
コメントありがとうございます。
田中えいこさんの句集を拝見しました。感動しました。流れるような自然な文体が、私の中に素直に入って来ました。田中さんの世界に遊ぶ幸せをありがとうございました。季語が生きているか?生かせているか?今の私の目標ですが、なかなか難しく、納得のいく句は、まだ、作れていません。実際に感動しないと、嘘っぽくなりますし、読み手に見抜かれてしまいます。俳味を出せるようになりたいものです。主宰様、皆様、素敵なホームページをありがとうございます。
花埜さま、過分なるお言葉ありがとうございます。
俳句を始めて、まだ初期に近い頃の拙い句集ですが、今はむしろあの頃の感性が懐かしく思えます。
今後の励みにさせて頂きますね。
気にもとめてなかったこのネットの一隅。花埜様のおかげげで、興味をひかれて何の気なしにクリックして、読み進んで、そしてプリントアウトしてました。本当にこんなにも平易で、こんなにも独自に感性を紡げるのか・・感激しました。もっと読みたくてネットで「田中えいこ 冬帽子」を検索しましたら、「冬帽子1 2」「パナマ帽」「麦藁帽」がネットで拝読できそうです。
「冬帽子 プリントアウト版」座右の詩集の一冊になりました。田中様 しみじみ俳句の深さを
日常の感性の日記の如き素晴らしさをありがとうございました。できればリアル句集を入手したく、出版社をおしえていただけないものでしょうか?
うつろいさま
嬉しいお言葉の数々ありがとうございます。
この句集は、松太先生のご好意で作成されたもので、こちらの句会以外、出版などはされていません。ただそのようにおっしゃってくださった事には大変感謝しております。
いつも皆様にはお世話になつております。
今日は燈穂様に嬉しいコメントをいただき
まして有難うございました。言葉がたりず
通じません。今後とも宜しくお願い致します。
続けての投稿、失礼いたします。
> 10 駅前の街樹冬木に還りけり 松の 0
> 意味不明です。
選んではおりませんが、『電飾を取り払われし冬木かな』と解しました。
1月6日はホリー・スリー・キングス・デー、イエスの生誕後に贈り物を持った東方の三博士が訪れたことを祝う日です。
欧州ではこの日がクリスマスの幕切れであり、ツリーのオーナメントなどが外されます。
駅前の街路樹の電飾は、クリスマス後は点灯されず電線とLEDが枝に絡み付いているだけです。
無用となった電飾が取り払われて、元のすっきりした冬木の姿に戻ったことよ。
西洋の人たちには通じる俳句なんでしょうね。燈穂 さんに解説されても全く俳諧味を感じられないのは自分だけでしょうか?解釈の解説が必要な俳句って・・やっぱり自己満足、自己完結型なんでしょうね。
作者のコメントを返信に転載します。
>
松の 2023年2月12日 9:54 AM より:
いつも皆様にはお世話になつております。
今日は燈穂様に嬉しいコメントをいただきまして有難うございました。
言葉がたりず通じません。
今後とも宜しくお願い致します。
返信 ↓
「電飾を外され冬木に還りけり」
樹木をコードで縛り上げ、一刻の歓楽のために人間はむごいことをするなと思っていましたが、
原句は意味不明でした。燈穂さま「おみごと」
> 11 一病も多病も一つ寒に入る 帆里 2
> 「一病」と「多病」は大いに違うのでは?よくわかりません。どなたか解説を。
「一つ穴の狢」と同様、「一つ寒」と解しました。
老境に入ると誰もが何らかの疾患を抱えます。
一病息災の人が居るかと思えば、病気のデパートのような人も居ます。
いろんな人が等しく同じ寒中に入りますが、それぞれ寒さを乗り切ってほしい。