38 佐保姫を連れてもどりし古里へ せつこ 2
ちょっと面白いのですが、やや漠然。
初孫と佐保姫つれてもどり来し
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39 藤浪をひよいとかはすやイヤリング 岡田 絮 1
「イヤリング」でトリビアに?
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40 音もなく浜撫でゆきて春の潮 うつろひ 3
「浜をなでるや」でいい。

38 佐保姫を連れてもどりし古里へ せつこ 2
ちょっと面白いのですが、やや漠然。
初孫と佐保姫つれてもどり来し
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39 藤浪をひよいとかはすやイヤリング 岡田 絮 1
「イヤリング」でトリビアに?
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40 音もなく浜撫でゆきて春の潮 うつろひ 3
「浜をなでるや」でいい。
35 盆栽や稚児のほほゑむ桃の花 無有 0
「盆栽に」がいい。
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36 霊園の煙りに惑ふ春の蝶 岩魚 1
「煙に惑ひ」と連用形に、間が生まれます。
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37 春ぬくしねざけ二合で黄泉路行く 名負人 1
ちょっと大げさ。
30 ものみなに色付けしたり春嵐 なつ子 1
意味不明です。
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33 入園のひとり履く靴左右逆 三拍 2
もう少し簡潔に言えないものか?
あべこべにズックを履いて入園児
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34 両の手を振りたる児や昼の蝶 岩魚 0
なぜ「両の手を振りたる」なのか、そこが要。
27 春風やショートヘアーとなりし影 蓉子 1
「なりし影」がよくわからないところ。
春風やショートヘアーで歩みゆく
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28 放課後のみちくさ同士夕長し 秀昭 1
「放課後は」がいい。恋の雰囲気。
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29 内猫がソファーに溶ける養花天 ハセオ 1
「ソファーに溶ける」はやや強引。
20 たんぽぽや寅さんの乗る熱気球 野夫 1
寅さんが熱気球に乗っているのか?よくわからない一句。
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24 燕来る島に移住の一家あり 凡士 8
8点も入っていますが、内容はほとんどただごと。移住の一家を生き生きと描き出すところから俳句は始まります。このままではただの報告。
燕来てあしたは島に移り住む
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26 雪柳雀の上昇父母帰る いきか 0
三段切れ、しかも意味不明。
15 京もまださむさが残る楓の芽 信信 0
「京もまださむさが残る」はただごとです。
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16 卒業やブラスバンドに送られて みづほ 0
こういう卒業もいい。
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18 プルトップ引き春愁に幕を引く 苦茶 3
「幕を引く」がうるさい。
プルトップ春の愁ひを引つ張れる
12 峠路の初うぐいすや風の先 とえ 2
「風の先」がよくわからないところ。
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13 春寒や自治会長はくじ引きで 二石 1
報告で終わっています。「そうですか」というしかない。
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14 珈琲の冷めて山家の春浅し 孝裕 0
「珈琲さめて」「春浅し」では理屈。
9 雲雀二羽追ひつ追はれつ落ちて来ぬ いつせ 0
「雲雀」という季語を説明しています。
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10 古着屋が売り物羽織る余寒かな 新月 5
小咄のような一句。雰囲気があります。
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11 石庭の石数えれば冴え返る 伸泰 0
「石数えれば」がつまらない。
5 群青の春空闇に沈みけり ひろし 0
意味不明。
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6 声明の岩に響きし竹の秋 気儘 1
「岩屋」のようなところか?やや分かりにくい。
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7 灯台にらせん階段春猛る 風来 2
「灯台にらせん階段」はややただごと、「猛る」は「闌ける」。
1 清明やひと駅先へ歩こうか 美登里 6
ちょっととらえどころのない季語。「春の風」や「春の雲」では平凡ということか。「ひと駅先へ歩こうか」もややあいまい。
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3 五分咲きの桜を揺らす風優し 由紀子 0
ただごとです。
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4 たわめたるタラの木ポキッと折れにけり 縁矢 0
「たらの芽」という言葉を入れたい。
たらの芽やたらの木ぽきと折りながら
今回のトップは宮内和彦さんと岡田絮さんでした。得点は9点。
草千里牛が目で追ふ春の雲 宮内和彦
昼は海女夜は女将の島酒場 岡田絮
ほかによかったのは
あつこさん いくよさん えいこさん たかしさん ひろ志さん みづほさん 百合さん ヨシさん リツコさん 郁文さん 鋭次さん 苦茶さん 健作さん 三拍さん 新月さん 森本哲雄さん 大谷如水さん 美登里さん 風子さん 風来さん 凡士さん
選句結果は上の「選句結果」をクリックしてください。
感想はあとでアップします。間違いなどは「お問合せ」からご連絡ください。
108 看取り終へし抜け殻の身に春の雪 ちゃちゃ 0
亡くなられたということでしょうか?やや舌足らず。
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109 真っ白なマスクの上の眸かな いくよ 1
ちょっとただごと。
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123 プーチンの鋭きまなこ冴え返る みづほ 1
やや平凡。
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124 蒲公英の黄色眩しき朝寝坊 けん桜 0
「黄色」と言ってはだめ。「蒲公英のあたりまぶしき」
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127 薄氷をばりばり割つて戦車ゆく たかし 0
これもウクライナの俳句。
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128 雪の海より朝刊の届きけり リツコ 0
「雪の海」がよくわからないところ。
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144 蕗の薹一つ見つかり次々と 健作 1
雰囲気のある一句。
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146 春氷柱石の仏のおとがひに 和美 3
会津八一の短歌「ならざか の いし の ほとけ の おとがひ に こさめ ながるる はる は き に けり」
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165 春浅し女医のうしろの人体図 岡田絮 8
高点句ですが、人体図があるというだけの句、人体図が作者にどんな思いを抱かせたのか、そこが大切。
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170 梅香る一千年の彼方より 春生 2
「古今和歌集」の時代から漂ってくる梅の香。
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179 すみれ草今日といふ日のいとほしき 光枝 1
「今日といふ日のいとほしき」これがとらえどころのない描写です。季語をちょっと工夫して、
猫生まれ今日といふ日のいとほしき
選句締め切りを過ぎましたが、まだ7人の方が選句していません。もう少し待ってみます。選句していない人は以下の方々です。
かいこさん かくたまさん ちゃちゃさん 冬花さん 武次さん 北山久さん 惠啓さん
104 みちのくの味噌の仕込みや雛祭 名負人 1
「味噌の仕込み」はちょっと唐突。
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105 テレビでは国会中継目刺焼く ヨシ 1
「国会中継」をどう感じたのか、そこが表現のはじまり。
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106 春泥にまみれロシアと戦へる みづほ 0
ウクライナ人々、ひと月たっていよいよ泥沼化するばかり。
101 草の中ちがふみどりに蕗の薹 与志魚 1
「みどり」と言っては俳句が台無し。
蕗の薹色きはやかに草の中
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102 一人でのラジオ体操冬籠 杉山駄芭 2
字余りでも上五は「一人だけの」がいい。
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103 足跡の崩れて田んぼ薄氷 岩魚 0
「畦」がいい。
足跡に畦崩れけり薄氷
95 尾道やでべらつまみて地酒酌む いつせ 0
「でべら」?干鰈のことでしょうか。「でべら炙りて」がいい。
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97 草青む土手に散らばるランドセル 一喜 7
「草青む土手」で説明。
春風や土手に散らばるランドセル
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99 九頭竜の湖に沈みて寒明くる ひろし 1
何が「沈みて」でしょうか?
86 ふたり居の庭の小角の蕗のたう 五朗助 3
蕗の薹が咲いているところを説明しているだけ。
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91 讃美歌の凍りついたる霧氷かな 斉藤徹 1
直喩に逃げないところがいい。
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94 殺戮の戦車は春の泥まみれ 百合 2
「殺戮の」が説明。
春の泥跳ね上げてゆく戦車かな
81 駅出たらすぐ釣場なり春の雲 山水 1
ちょっとただごと。
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84 藁灰をつけて目刺しの焼き上がる ひろ志 4
「つけて」よりも「払つて」がいい。
藁灰を払つて目刺し焼き上がる
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85 帆を上げて岬はるかに風光る 岩魚 4
「岬はるかや」と強く切ってみたい。
76 仁王像薄目を開けて春近し 信信 2
普通なら「かつと目を開け仁王像」
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77 陽だまりでうぐいす餅を食う女 かくたま 2
ただごとです。
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79 鶴嘴で氷割る道春来る 帆里 0
「氷を割れば春来る」でしょうか。やや当たり前。
71 病身を嘆く便りや春寒し 小石 0
こういう句はもう少し明るく詠みたいもの。快復を願うように。
初花のひかり病を嘆く文
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72 名も知らぬ野鳥と歌う早春譜 由紀子 2
「名も知らぬ野鳥と歌う」やや陳腐。
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73 紅梅や千枝に万蕾競い合ふ 無有 2
ただごとでは?