47 新しき暖簾新茶の発売日 よしよし 4
「発売日」が重い。
新しきのれんに変へて新茶売る
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48 川幅の拡がる橋に梅雨の月 秋ひろ 1
「川幅の拡がる橋」、落ち着かない描写。
梅雨の月川幅広き橋に出て
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49 戦なき国の幸せ新茶酌む 惠啓 3
「戦なき国の幸せ」は一般論、一般論を詠んでもつまらない。

47 新しき暖簾新茶の発売日 よしよし 4
「発売日」が重い。
新しきのれんに変へて新茶売る
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48 川幅の拡がる橋に梅雨の月 秋ひろ 1
「川幅の拡がる橋」、落ち着かない描写。
梅雨の月川幅広き橋に出て
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49 戦なき国の幸せ新茶酌む 惠啓 3
「戦なき国の幸せ」は一般論、一般論を詠んでもつまらない。
44 明易し夢の結末またも謎 くらっ太 6
夢に結末がないのは当たり前では?
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45 しぶき受け泰山木の花ひかる 三拍 1
なんの「しぶき」?そこが気になります。
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46 つばくらめ紙飛行機とニアミスす 凡士 0
「紙飛行機をかすめつつ」でいい。
39 十薬の匂いをまとい猫戻る まさよ 5
あっさりとした一句。
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41 風薫る五分遅れの列車来る うらら 2
「五分遅れの列車来る」、ただごとでは。
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43 空の碧海の煌めき南風かな ある日 0
とらえどころのない俳句。目に見える季語がほしい。
空青く海に煌めきソーダ水
36 アカシアの花鬱々と揺れてをり 風子 1
「花鬱々と」が面白い。「揺れてをり」で句が平凡に。
アカシアの花鬱々と日本海
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37 添寝のわが子に起こさるる昼寝かな あつこ 1
「昼寝」でない季語を。
風鈴や添寝のわが子に起こさるる
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38 遺影とて長押を下りて土用干 百合 0
遺影も土用干?「長押」にあればいい状態かもしれません。
31 なにもかも開け放ちたる五月かな 海風 6
気持ちのいい俳句ですが、やや陳腐。
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34 夏めいて伸びし蕗の葉影広し かずえ 0
典型的な季重なり。二つの季語の力が同じくらいで焦点があいまい。
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35 ステッキはリハビリの杖風薫る 山歩 1
語順?
リハビリの杖ステッキに風薫る
24 このところいいことづくめ燕来る 卯月 6
ちょっと能天気。
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26 路地長屋軒それぞれに額の花 凡士 1
全部、名詞を並べる?
路地長屋軒に縁側額の花
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28 貼り紙の「冷しあります」夏に入る 杉山駄芭 2
ちょっと当たり前。
18 父の日やたばこ七日ぶん七ほん 蓉子 1
ちょっとせこい話、こんなことを詠んでもつまらない。
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19 紫陽花や手を振る母は無人駅 宮内和彦 2
「母が手を振る無人駅」が普通。
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22 篝火の消えて寂しき鵜飼船 ひろ志 3
「消えて寂しや」がいい。
15 青葉冷えサイホンコヒー香る朝 鋭次 0
「コーヒー」が香るのは当たり前。
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16 くちなわに踵を返す夕まぐれ デラシネ 2
理屈の俳句?
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17 猫寄りてうら寒き五月雨月 花埜 0
言葉がうまく収まっていません。「五月雨」は「梅雨」どきの雨のことなので、
猫寄りてうすら寒しや梅雨の月
12 鍬置いて若葉の下の客となる 秋ひろ 11
高得点ですが、「客となる」がよくわかりません。どなたか解説を。
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13 父も子も少し斜めに夏帽子 伸泰 5
「少し斜めや」と切れを入れたい。
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14 棟上げに飛び交う声や夏立ちぬ つかさ 2
「声飛び交ふや」がいい。
8 羅の裾そよめかせ待ち合はせ 小石日和 5
下五「君を待つ」がいい。
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10 譲り合ふ青田の径に万歩計 吉田 2
語順?
万歩計青田に道を譲り合ふ
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11 手のひらに蛍のしづく滴りぬ 和美 0
ちょっと凝りすぎでしょうか。
4 応援歌ななめに下ろす大団扇 なつ子 1
この「大団扇」、季語とはいえ季節感がない。
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6 青葉光郵便バイクの軽やかに 光枝 1
「軽やかに」が適切かどうか。
郵便のバイク青葉を走りゆく
くらいで充分。
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7 めまとひに小言言ひつつ払いおり かいこ 2
本当に目に入ってくる「めまとひ」、面白い一句。下五「払ひけり」でいい。
1 玉苗の青さまぶしき棚田かな よしよし 2
「棚田」ではあまりにも当然。もう少し離す工夫を。
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2 青空や色気づきたる蟇の声 風来 0
「青空や」がちょっと唐突。
雨やんで色気づきたる蟇の声
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3 新緑に埋もれて染まる昼下がり 松の 0
何が?誰が染まるのか、そこが大切。
今回のトップは15点。
少女みな羽化する如く更衣 矢野敬和
明るく華やかな衣替えです。「羽化するごとし」がいいでしょうか。軽い切れが入ります。
ほかによかったのは
くらっ太さん しんいさん たかしさん たかひろさん ただおさん ハセオさん まさよさん みづほさん ヨシさん よしよしさん 卯月さん 海風さん 原洋一さん 犀川恵子さん 秋ひろさん 春生さん 小石日和さん 伸泰さん 成田帆里さん 孫悟空さん 与志魚さん
選句結果は上の「選句結果」をクリックしてください。
感想はあとでアップします。間違いなどは「お問合せ」からご連絡ください。
152 山の背に残照残し春行けり 与志魚 1
「山肌に」でいいのでは?何となく秋の風情。
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153 残り香の漫ろ漂ふ春の暮 くらっ太 0
何の「残り香」?
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155 托鉢に喜捨してるかの散花かな うつろひ 0
ちょっと面白い。
托鉢の鉢に散り入る桜かな
乞食の鉄鉢に散る桜かな
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156 眺む陽や波間に沈む春の暮 信信 0
落日を波間に沈め春の暮?
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177 探検の蝶に電車のドア閉まる 二石 3
「探検の」がやややりすぎ。
蝶々を入れて電車のドア閉まる
で充分面白い。
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186 仄暗き林道に沿ひ著莪あかり かいこ 0
もっとすっきり詠めそう、
ほの暗き林道著莪の花あかり
137 機嫌よく回る矢車日本晴 卯月 1
ちょっと能天気。
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138 黒猫の金色の目や木下闇 碧花 1
「黒猫のまなこ金色」がいい。句はやや当たり前。
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140 薔薇に雨猫佇むやフランス窓 うつろひ 0
言葉が多すぎて支離滅裂。
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141 ぼろぼろの歳時記春を惜しみけり みづほ 4
ちょっと面白い。
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142 拷問の火にも蛤口割らず 我楽句多 1
やや強引な擬人法。
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143 あざやかや川幅いっぱい鯉のぼり 松の 0
「あざやかや」が効いていない。
川幅をいつぱい万の鯉のぼり
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148 一枝を生けてさくらの案内所 山水 4
「一枝を生けてや花の案内所」がいい。
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149 暖かやさび落としたり一輪車 三拍 0
三段切れになっています。
一輪車の錆を落として暖かし
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150 葦の角水面の富士を貫きて 鋭次 6
下五「貫ける」がいい。
9人の方が選句していません。選句していない人は以下の方々です。少し待ってみます。
こゆきさん ヨシさん 吉田さん 謙舟さん 犀川恵子さん 秀昭さん 伸泰さん 武次さん 北山久さん
114 モヂリアニの裸婦にも春の愁ひあり たかし 3
面白い。
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116 道ならぬ二人を枝垂れ桜かな リツコ 0
内容は複雑ながら、句の形は軽い。「二人を」の「を」がうまい。助詞を巧妙に使うということ。
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121 風薫るクレヨンの丈不揃いに うらら 6
クレヨンの俳句は不思議と点が入る。
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122 春光の学舎に響く打球音 千茶 1
「春光や」がいい。
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124 雨の日は蕗炊きながら読む絵本 ヨシ 1
下五「本を読む」でいい。「絵本」の「絵」が俳句を複雑にしている。
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125 灯台の岬に燃ゆる新樹かな 大谷如水 0
「もゆる」とひらがなで。
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133 苗木売りの名を知らねども顔馴染み 火星 2
上五は「苗木売」でいい。「の」は不要。
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136 遠霞宙に浮きたる佐渡ケ島 風子 1
語順?
佐渡ヶ島宙に浮かべる霞かな
108 夏めくや空に弧を描く鳶ヒヨロー ひろ志 0
下五「鳶の笛」で充分。
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112 戦場へ続く大空花吹雪 孫悟空 2
この手の俳句はすぐに新鮮さがなくなる。
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113 跳箱の少女は宙へ風薫る 和美 7
きれいな一句、きれいすぎて実感が今一つ。
96 暮れ泥む空に彩ふや花水木 とえ 1
ちょっと当たり前。「空を彩ふや」がいい。
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98 姑の年越ふ蕗の苦しかな せつこ 0
「苦しかな」が不安定な描写。
姑の歳越えたる蕗の苦さかな
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100 父の座に古格ありけり柏餅 秀昭 0
常識でしょうか。
93 傘の人ぬかるみに立つ藤の神社 さっちん 0
俳句らしく詠むなら、
傘さしてぬかるみ行くや藤の花
傘さしてぬかるみ行くや栗の花
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94 カーネーションいただく我に母子なく 蓉子 2
「母子なく」がよくわからないところ。
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95 西行忌古寺の軒借る煙雨かな 新月 2
ごちゃごちゃした感じ、もう少しすっきり詠む工夫を。
古寺に雨をしのぐや西行忌
軒かりて雨をしのぐや西行忌