35 奉納は氏子五軒の今年米 輝久 10
「奉納の氏子五軒や」と中七に切を入れたい。原句のままでは「奉納は今年米でした」という報告。
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37 包丁の手を休めれば虫の声 英華 5
「 灰汁桶の雫やみけりきりぎりす 凡兆」のように詠んでみたい。
「包丁の音やみにけり虫の声」
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38 秋の鯉逃げる捻りの強さかな いきか 1
むしろ「寒鯉」の感じ。

35 奉納は氏子五軒の今年米 輝久 10
「奉納の氏子五軒や」と中七に切を入れたい。原句のままでは「奉納は今年米でした」という報告。
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37 包丁の手を休めれば虫の声 英華 5
「 灰汁桶の雫やみけりきりぎりす 凡兆」のように詠んでみたい。
「包丁の音やみにけり虫の声」
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38 秋の鯉逃げる捻りの強さかな いきか 1
むしろ「寒鯉」の感じ。
31 まっすぐに杉の昏れゆく九月かな 苦茶 9
「九月」である必要はない。
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33 濡れ縁や耳あそばせる夜の秋 縁矢 1
上五強く切らないほうがいい。「濡れ縁で」
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34 雨もよの駐輪場につづれさせ しんい 0
駐輪場にこおろぎがいた、というだけの俳句。
27 秋澄むや手持つ句帳の開く癖 岩魚 1
「手持つ句帳」が何とも窮屈なことば。
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28 神の鈴かんら鳴らせば銀杏浴ぶ うつろひ 1
「かんらと鳴つて銀杏落つ」が無理のない描写。
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30 プーチンの狂気の沙汰や鵙の贄 荒一葉 1
「プーチンの狂気の沙汰」が常識。
21 行きつけの飯屋秋刀魚の新メニュー 森本哲雄 0
ただごとです。
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23 愛犬とかけっこ紅葉のドッグラン 由紀子 0
ただの報告。
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26 シロナガスクジラのやうな雲の峰 矢野敬和 0
「雲の峰」よりも「夏の雲」がいい。
17 おとがひの幼き笠も風の盆 冬菊 7
「おとがひの幼き笠」が味わい。
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19 白月を真っ直ぐ見上ぐ案山子かな せつこ 1
案山子は見上げないのでは?
寝かされて月を見上げる案山子かな
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20 格子の灯映す舞妓の夕化粧 光雲 2
化粧の鏡に「格子の灯」が映ったということでしょうか、ちょっと分かりにくい。
12 届きなば触れましものを月今宵 ひろ志 1
古典的な雰囲気は、助動詞「まし」の働き。
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14 縁側の日溜りに母秋桜 たかし 3
山口百恵の歌う「秋桜」?
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15 耳元に秋の蚊ひとり座すベンチ 風太郎 0
「ひとり座すベンチ」がだめ、
耳元に秋の蚊金輪際去らず
7 けふのこと告げ合ふ夕餉衣被 惠啓 2
「夕餉」と「衣被」、ここが問題。
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8 秋の雲時間が溶けるミルクティー 幹子 0
難しい俳句、季語「秋の雲」がよくない。
秋の夜の時間が溶けるミルクティー
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10 酒をつぐ仕草艶やか風の盆 風子 1
踊りに酒をつぐ仕草があるのでしょうか?どなたか解説を。
4 今年またいつもの川辺曼殊沙華 まさよ 0
いつものところに曼珠沙華が咲いていたという報告。
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5 身に入むや国際線の梅うどん ハセオ 3
季語のとらえかたがちょっとちぐはぐ、ネット歳時記「きごさい」の解説「身に入む」は「秋の冷気やものさびしさが、身に深くしみるように感じること。」
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6 秋夕焼け猫縁側で顔洗う 気儘 0
のんびりとしたような季語がほしい。むしろ春の俳句にしてみたい。
1 赤信号お構ひなしの秋茜 健作 2
「お構ひなしに」でしょうか、俳句は作者が狙ったほど面白くはない。
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2 灯台にハンガー一つ小鳥来る 山水 2
実際に見たのでしょうが、この「ハンガー」はやや唐突。
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3 高層街四角の空の天高し 山彦 0
「空」と「天」で重複。
摩天楼四角の天を高々と
今回、選句していない人は4人でした。トップは10点。
奉納は氏子五軒の今年米 輝久
「氏子五軒や」と中七を強く切るところでしょうか。季語がうまく収まっています。
ほかによかったのは
あつこさん ウサウサさん 和美さん たかしさん みづほさん 百合さん 英華さん 鋭次さん 海風さん 喜太郎さん 苦茶さん 冬菊さん 北天さん 野の花さん 立野音思さん
選句結果は上の「選句結果」をクリックしてください。
感想はあとでアップします。間違いなどは「お問合せ」からご連絡ください。
119 蕎麦旨き峠の茶屋やスイッチョン いつせ 1
ただの報告です。
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121 夕凪やデニム聖地で若返り 英華 0
「デニム聖地」?意味不明。言葉を勝手に作らない。
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136 秋めきて帽子に残る日の匂ひ あらた 5
「秋めくや」と強く切るところ。
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138 原爆忌変わらぬ笑みの地蔵かな 新月 0
ちょっと面白い。
原爆忌笑みさまざまに石仏
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158 素通りの不義理を許す酷暑かな 柚子 4
理屈の俳句です。
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160 敗戦忌今日もなお飛ぶ米軍機 八郎 0
これも理屈の俳句。
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163 戦争の絶えぬ地球や蚯蚓鳴く 卯月 1
季語の選び方はいいのですが、「戦争の絶えぬ地球」が常識、ここをどう表現するか。
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168 母のもの干して母亡し秋桜 みづほ 8
うまい。うますぎて実感なし。
114 物差しに節ひとつある夜長かな 和美 7
竹の物差し、大切に使っているようです。
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115 燐寸の先ほどのくれない吾亦紅 美登里 1
燐寸の先よりもはるかに大きい。
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117 そこにいるだけで円満生身魂 李萌 5
ちょっと面白い。字余りになっても尊敬語を。
そこにおはすだけで円満生身魂
選句締め切りを過ぎましたが、まだ4人の方が選句していません。選句していない人は以下の方々です。少し待ってみます。
さつきさん 臥人さん 立野音思さん 昱耶さん
109 嫁ぐ日の葉陰に光る椿の実 ある日 0
「嫁ぐ日や」と上五を切る。
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110 だみ声のとび交う市場大西日 北天 5
「西日」では生きが悪そう。朝の季語を。
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113 伝言板残る駅舎にちちろ鳴く 鋭次 12
ちょっと散文的、切れを入れる工夫を。
蟋蟀や駅舎に残る伝言板
99 真ん中に鶏頭二本挿しにけり なつ子 0
どこの「真ん中」か?
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100 晴れゆくや鈴鹿の峰の薄紅葉 茂樹 0
ただごとです。
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108 着る人の無い燕尾服の風入れ ウサウサ 2
リズムが悪い。
虫干や着ることも無き燕尾服
95 芒原次に消ゆるは誰の番 苦茶 0
薄気味悪い俳句。
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96 便箋の残り一枚秋の声 風子 3
「便箋は残り一枚」がいい。ちょっと面白い。
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98 迷ひなき鋏の音や茄子の畠 つかさ 3
季語「松手入」くらいか。
迷ひなき鋏の音を松手入
89 虹色の風の生まるる秋桜 いつせ 0
中七に切れを入れる。「虹色の風」があいまい。
虹色の風の生まれけり秋桜
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92 猛暑日や水まき絶えぬ広き庭 由紀子 0
理屈の俳句。なぜ理屈なのか?考えてみてください。
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93 酒病みのエコー画像や秋の蝉 輝久 1
季語を考えてみたい。
酒病みのエコー画像のすさまじき
86 「前略」と書き出す便り秋灯し 野の花 1
このままではただごと。
前略と書いてためらひ秋ともし
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87 地引き網不意に手伝う鰯漁 しげ木し 0
「不意に」がよくわからない。
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88 観音の山門くぐれば風さやか 茂樹 1
山門くぐった、という報告。
75 門火焚く転居を知らぬ父母に あらた 7
霊は昔の住まいに帰るのでしょうか。ちょっと面白い。
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78 時雨るるや黒つや深し自在鉤 境界子 0
「黒光りして自在鉤」
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81 新涼の風をいただき退院す みづほ 5
天の恵みのような新涼の風。
71 それなりに良い人生よ赤のまま ハセオ 1
あまりにも楽天的。
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72 ペガサス座見上げて歩く秋の空 由紀子 1
ただごとです。
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73 黒潮や鯨尽くしの夏料理 新月 2
「黒潮や」がやや安易、ここは苦労して考えるところ。