2 小春日の猫がちやつかり我が椅子に 和美 0
上五「小春日や」がいい。
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3 冬木の芽静かに自転車ついて来る いきか 0
「我について来る」ということか?ちょっと舌足らず。
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4 着膨れて優先席に縮こまる 惠啓 4
ちょっと面白い、好調な惠啓さん。

2 小春日の猫がちやつかり我が椅子に 和美 0
上五「小春日や」がいい。
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3 冬木の芽静かに自転車ついて来る いきか 0
「我について来る」ということか?ちょっと舌足らず。
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4 着膨れて優先席に縮こまる 惠啓 4
ちょっと面白い、好調な惠啓さん。
今回、選句していない人は6人でした。
あまねさん せつこさん ぼんくらさん 能登航さん 北山久さん 凡士さん
選句しない人の作品は選句者名を含めて抹消いたしました。
今回のトップは13点。
表札は夫の名のまま年暮るる 惠啓
ご主人を亡くされたということでしょうか。
ほかによかったのは
えいこさん つかささん ひであきさん 百合さん 卯月さん 喜太郎さん 小林土璃さん 草木さん 風子さん 凡人さん 野の花さん
選句結果は上の「選句結果」をクリックしてください。
感想はあとでアップします。間違いなどは「お問合せ」からご連絡ください。
151 室の花時々外へ出て見たく 春生 2
温室の花が外へ出たいということか、やや舌足らず。
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153 短日や障子に映る網戸の目 由木夫 0
「障子に映る網戸の目」がトリビア。
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158 歳月を共に味わう薬喰 せつこ 1
「共に味はひ」と連用形に、間が生まれます。
144 林檎割る恋の始まりかもしれぬ ウサウサ 0
「かもしれぬ」が中途半端な表現。
真二つに林檎を割つて恋となる
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149 掌に椀の温もり今朝の冬 惠啓 2
「白湯の温もり」がいい。
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150 炭に名の有るを教える茶の師匠 美登里 1
ただの報告。「そうですか」と頷くだけの俳句。
134 雑炊や戦なき世をながらへて 和美 2
季語がいい。
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135 外套に家族の重み父遺影 風来 1
「父遺影」がだめ。「父の遺影」、助詞は省略できない。五七五の帳尻を合わせる必要はない。意味も不明。
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139 若き日の己を恥じる日向ぼこ 卯月 0
「若き日」ばかりではない、年をとっても恥ずべきことはいくらでもある。
122 咳き込んで咳の底なる静けさよ 与志魚 4
あけましておめでとうございます。2024年の最初のコメントにふさわしい秀句。「咳の底」が面白い。いい俳句です。
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124 味噌椀は具だくさんなり冬隣 かずえ 2
「味噌汁」が普通。
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127 木枯しに背中晒して屋台酒 鋭次 11
これも面白い。中七「背中晒すや」と強く切る呼吸。下五「屋台かな」でもいい。
116 雪起し雨戸のうちで丸くなる しげ木し 0
常識。
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117 農を継ぐ決心をして冬支度 健作 2
中七の「して」が因果関係を生じさせる。
農業を継ぐが決心冬支度
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121 陽光は研ぎ刃に撥ねて今朝の冬 つかさ 1
複雑に詠み過ぎて焦点が定まらない。
今朝冬の光躍らせ刃物研ぐ
109 冬凪や文鎮のごと島ひとつ あつこ 13
新年の季語に置き換える試み、みんないいですね。
文鎮のごと島ひとつ屠蘇祝ふ
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112 枝ごとの柿を落とせば高き空 岩魚 2
上五の字余り字足らずは気にする必要はありません。
枝もろとも柿を落とせば天高し
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115 日向ぼこどうぞの椅子の置き土産 英華 1
意味不明です。
104 外したる眼鏡捜すや着ぶくれて しんい 0
下五が落ち着かない、流さずにしっかり締めてみたい。
外したる眼鏡捜すやちやんちやんこ
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107 月天心駐輪場の影ひとつ 立野音思 1
何の影?
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108 気あらしの奥よりぬつと漁舟 凡士 2
「気嵐」が冬の季語。俳句はもう少し推敲してみたい。
101 雲の上ゆく雲迅し鰤起し 立野音思 1
「雲の上ゆく雲迅し」はむしろ夏雲の感じ。
草刈つて雲の上ゆく雲迅し
——-
102 川底に白き陶片冬に入る 与志魚 2
面白い、「冬に入る」が効いています。
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103 草の葉の露の一粒重さあり 帆里 1
「重さあり」では正直すぎてだめ。川端茅舎のように詠む工夫を「金剛の露ひとつぶや石の上」
97 人生は100年時代帰り花 健作 0
常識を詠んでもつまらない。
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98 子守柿今年も何とか終はりそう 岩魚 0
「木守柿」だけでなく「子守柿」という表記もあるようです。
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99 対岸に風の抜け殻冬浅し 松の 0
「風の抜け殻」がよくわからない。
91 皆の手がくるりと巻いて正月飾り さっちん 0
意味不明です。
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93 勲章は吾子の手作り文化の日 あらた 2
「吾子の手作り」が説明。
わが子からもらふ勲章文化の日
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95 冬銀河祈り捧げし神の島 ひろし 0
漠然としてとらえどころがありません。
87 小春日や車窓に駅弁買うた旅 凡士 0
少しひねって、
いか飯を買うて小春の旅ごころ
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89 落葉踏む音のかそけき城の跡 茂樹 1
「城の跡」が場所を説明しているだけ。
落葉踏む音をかそけく観世音
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90 観音の扉を閉めて雁渡る 小林土璃 0
「扉閉めれば」と条件にしてみたい。
80 青きまで光る新米炊き上がり 燈穂 1
この新米、ちょっと食べたくない感じ。
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82 染まりきる前に落ちるや紅葉焼く 杉山駄芭 1
「や」と切れを入れないほうがいい。
染まりきる前に落たる紅葉焼く
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83 大観音置き去りにして山眠る 喜太郎 2
「置き去り」があいまい。
観音の瞑想深く山眠る
73 ラーメンに葱たっぷりとトッピング 風来 0
「葱」の季語がそんなに強くないので、「トッピング」のところに季語を入れてもいい。
ラーメンに葱たっぷりと神の留守
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74 冬に入る思はぬ所に日の射して トンシ 0
「思はぬ所」を具体的に。
——-
77 木枯の音にさらばと赤のれん 郁文 1
木枯をさつと躱して赤のれん
68 診療所奥にちんまり熊手かな 野夫 1
「診療所奥」があいまい。
ちんまりと熊手を掲げ診療所
——-
70 ささやかな幸せ得たり冬の薔薇 春生 0
生活感のある季語を。
ささやかな幸せ得たりちやんちやんこ
——-
72 山の湯に猿もつかるや初時雨 たかし 2
長野の地獄谷温泉でしょうか。
63 釣果無き人受け入るる浜焚火 ヨシ 1
なんとなくごちゃごちゃ。
浜焚火空つぽの魚籠ぶらさげて
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64 冬の朝弁当五つ玉子焼 かずえ 0
ただごとです。
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66 まぐはひの場をゆつくりと里神楽 いつせ 2
「ゆつくりと」が効いていない。「まざまざと」くらいか。
57 七五三の色が飛び出て写真館 和美 1
青畝の句に「一軒家より色が出て春着の子」があります。
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59 あれこれと書類片付けホットレモン 花埜 0
上五を字余りにする呼吸。
ホットレモンあれこれ書類片付けて
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62 沈黙をゆっくり炙る浜焚火 山水 7
「炙る」よりも「温め」がいい。
沈黙を温めてゐる焚火かな
53 待つといふ力を溜めて冬木の芽 荒一葉 7
ちょっと理屈っぽい。
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54 その行方誰も知らざり雪ほたる 光雲 2
「その行方」があいまい。「雪ほたる」の行方でしょうか。
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56 向うにも知り合い増えて冬の星 ヨシ 4
多くの親しい人が亡くなったということか?ちょっとわかりにくい。
50 それはまあいろいろあるさ片時雨 岡田 絮 1
季語の斡旋によってはそれらしい句になりそう。
それはまあいろいろあるさ玉子酒
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51 熱燗や皆な語り部に泪する ぼんくら 0
この「泪」わざとらしい。
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52 青空に一点の朱(あか)木守柿 素風 2
わざわざ(あか)とルビをいれていますが。朱(しゅ)で充分。
青空に朱の一点を木守柿