71 江戸時代士農工商台風の夜 幹子 0
俳句になっていない。
——-
72 果てしない空にふわりと小鳥来る 北原八重 1
「果てしない空」、こんな常套後を安易に使ってはだめ。
——-
75 神楽舞う社の庭や星月夜 信信 1
「社の庭」が当たり前。
星月夜篝を焚いて神楽舞
秋風や篝を焚いて神楽舞

71 江戸時代士農工商台風の夜 幹子 0
俳句になっていない。
——-
72 果てしない空にふわりと小鳥来る 北原八重 1
「果てしない空」、こんな常套後を安易に使ってはだめ。
——-
75 神楽舞う社の庭や星月夜 信信 1
「社の庭」が当たり前。
星月夜篝を焚いて神楽舞
秋風や篝を焚いて神楽舞
65 他を圧す太っちょママの盆踊り かいこ 3
表現に工夫を、
やはらかにぶつかることも盆踊り
——-
67 圓生の妖怪ひゅるる熱帯夜 冬菊 3
意味不明。
——-
69 踏ん張って動かぬ犬や秋暑し まさよ 4
中七に切れを入れないほうがいい。
踏ん張つて動かぬ犬の残暑かな
58 夏休有象が無象連れて来る 仙游 0
ちょっと悪乗り。
——-
63 栗拾う少年の日のランドセル 豊司 1
その辺にランドセル置き栗拾ふ
——-
64 松を食ふ達者を願ふ鰻の日 八郎 0
「松竹梅」の「松」ということなのでしょうが、やや強引。
52 昨日さへ遠き日のごと夏果てり 黄菜子 5
下五、流さないほうがいい。
昨日さへすでに遠き日夏の果
——-
54 娘から外出禁止極暑かな 鈴木清 3
なにゆえ「外出禁止」か?俳句はそこが要。
——-
56 つくつくし水飲む父の喉仏 彩香 7
「喉仏」を描写しないと舌足らずの俳句。
つくつくし水呑み動く喉仏
48 凡庸の暮らしに忘れ去る厄日 三男 0
「厄日」は二百十日のこと。
——-
49 ほろ酔いとめまいと睡魔と秋暑し 縁矢 1
意味不明。
——-
51 ちんちんと小石噛みをり草刈機 二石 3
句に勢いがない。
かんかんと小石を飛ばし草刈機
41 瀧音に瀧音重ね華厳滝 ひろし 1
下五が「華厳滝」でうるさい俳句に。
瀧音に瀧音重ね鬼子母神
——-
42 敗戦日辺野古埋め立て土砂に骨 春生 0
理屈の俳句。説教くさい。
——-
47 おにぎりの海苔がぱりつと天高し えいこ 1
気分よく詠むことも大切。
36 稲妻やぴくりと動く馬の耳 みづほ 6
この句は燈穂さんが感想を寄せているので紹介します。
「稲光に反応するのは目、雷鳴に反応するのが耳、事実と異なることを詠んでいるのでは。稲妻の後から雷鳴が来るから馬の耳が動くというのであれば、理屈です。」
——-
37 秋旱西は大雨警報中 風子 0
ただの天気予報。
——-
39 過ぎてから知ることばかり鰯雲 山水 9
高点句、きごがうまく調和しています。
31 いわし雲若き職人足場組む かずえ 1
このままではただの説明。
——-
32 夏休み夫とパズルや千ピース かずえ 0
ただの報告。俳句と言えども詩心が大切。
パズルは一万ピース夏休み
——-
35 見た目ほど涼しからずや藍浴衣 たかし 2
否定形の俳句、ちょっと面白い。
25 夕立や地蔵もともに泣いてをり 立野音思 1
擬人法、不発。
——-
28 台風の黒雲走る宵の街 能登航 1
上五「台風や」と強く切る呼吸。
台風や黒雲走る月明り
——-
29 くちなはの腹ふつくらと草に入る 冬菊 2
何かを呑み込んだ蛇でしょうか?やや舌足らず。
22 箸使ふ国に生まれて秋刀魚喰ふ ヨシ 7
当たり前。
——-
23 盆帰省心経唱へる孫元気 柚子 0
意味不明です。
——-
24 信濃川の見ゆる高きに登りけり 秀昭 3
あっさりした一句ですが、俳句はこれくらいで充分。
19 コンビニに客なき村の残暑かな 哲雄 3
ただごとです。
——-
20 新盆や生きて居るかと問ひし友 里山ゆた 0
普通に、
生きてゐるのかと暑中見舞くる
——-
21 湯治場に竈三つやきりぎりす 和美 3
季語?「つづれさせ」がいい。
13 石段の影いざり来る原爆忌 苦茶 2
ちょっと不気味ですが、雰囲気はあります。
——-
14 焼きそばへ画竜点睛紅生姜 能登航 0
「画竜点睛」は乱暴。
——-
17 扇風機不眠不休の生き地獄 花埜 0
常識を詠んでもつまらない。
9 鳴かんでも鳴いても覗く虫籠を わさこ 6
ちょっと面白い。
鳴かずとも覗いてみたき虫籠(むしこ)かな
——-
10 身を細め電柱の影炎暑かな あらた 3
理屈の俳句です。俳句は因果関係で詠まない。
——-
11 軒下の風鈴鳴りて不意に友 豊司 0
ただごとです。
5 赤ままや飛騨はいづこも水の音 百合 4
きれい過ぎて、味わいがない。
——-
6 そうめんに乗る目玉焼月見かな 無有 0
季語に工夫を。
さうめんに乗る目玉焼敗戦忌
——-
7 敗戦日地下残壕の壁の穴 なつ子 1
あまりにも付きすぎ。
1 留守電の母の伝言夏休み 李萌 2
ちょっとただごと。
——-
2 海猫の声重なりていわし船 気儘 3
「海猫」は夏の季語ですがどの季節でも見ることができる、「いわし」は秋。この俳句は秋の俳句。
——-
3 吹かれ来て花野に風を導けり 秀昭 0
何が「風を導けり」なのか?主体がはっきりしない。
万年雪花野に風を導ける
今回、選句していない人は7人でした。
選句しない人の作品は選句者名を含めて抹消いたしました。抹消した句の中にはいい句もあって残念です。
トップは19点。
ものさしに母の旧姓小鳥来る ゐるす
2012年12月のこの句会に「物差に母の旧姓夜の雪 百合」があります。その時は4点句でした。「ものさしに母の旧姓」、よくある発想かもしれません。
ほかによかったのは
えいこさん トンシさん まさよさん みづほさん ヨシさん 百合さん わさこさん 黄菜子さん 彩香さん 三太さん 山水さん 冬菊さん 与志魚さん
選句結果は上の「選句結果」をクリックしてください。
感想はあとでアップします。間違いなどは「お問合せ」からご連絡ください。
180 戻らないものの声聴く爆心地 光雲 1
「声聴け」と命令形に。
——-
182 人の匂ひ街の匂ひも炎暑かな いつせ 2
助詞?
人の匂ひ街の匂ひの炎暑かな
——-
184 稜線を越えて雲飛ぶ花畑 百合 2
きれいな俳句ですが、どんな風景なのか、イメージが浮かばない。
感想29
185 梅干のはみ出しているにぎり飯 美登里 4
ちょっと当たり前。
——-
192 踏み切りの音高くなり夏来る 倫子 2
「高くなり」が重い、下五が動詞で終わるときは中七の動詞は要注意。
踏切の音高々と夏来る
——-
201 炎天や更地に残るブルドーザー 大越恵子 5
77の「炎昼や重機の爪もよこたわり 散歩王子」がちょっと上か。
——-
202 遠雷や踏切の鐘鳴り止まず 燈穂 1
時候の季語がいい。音と音が打ち消し合う。
三伏の踏切の鐘鳴り止まず
——-
203 安曇野の瀬音枕に三尺寝 デラシネ 2
吉井勇のエピゴーネン「かにかくに祇園はこひし寝るときも枕のしたを水のながるる」
150 一山の蝉を静むや今朝の雨 喜太郎 1
「今朝の雨」では凡庸。
一山の蝉を鎮める霊気かな
——-
151 透く風に命の余音むくろ蝉 素秋 1
ややこしい描写、俳句は簡潔が命。
——-
179 ポケットにネクタイ入れてビアホール 山水 2
言い切った方がいい。
ポケットにネクタイ突つ込みビール呑む
145 冥途への道案内は蛍かな ねこ 1
ちょっと面白い。
冥土への道案内を蛍の火
——-
146 ラムネ飲む由比の水平線傾げ 松の 2
面白い。地名は不要。
ラムネ飲む水平線を傾けて
——-
147 涼しさやアイドル歌手の始球式 矢野敬和 2
むしろ暑苦しい感じ。
140 後ろから猫に覗かれ髪洗ふ 和美 5
ユーモアの一句。
——-
141 サクランボ厭なことみな忘れそう とおる 1
語順?
厭なことすぐに忘れてさくらんぼ
——-
144 蓮の葉を風のなすまま水の玉 山女 1
「水の玉」と下五に置いたところが工夫。普通なら「蓮の葉の水玉風のなすままに」とするところ。後者では「間」が生まれない。