94 夜勤終え明けの明星山眠る しげ木し 1
三段切れがちょっと気になります。
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106 小春日や紙飛行機の飛ぶ軌跡 帆里 1
「飛ぶ軌跡」があいまい。簡潔に詠むと、
小春日を紙飛行機が飛んで行く
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107 憎まれて長生きをして年の逝く いつせ 2
生活感のある季語を。
憎まれて長生きをして玉子酒

94 夜勤終え明けの明星山眠る しげ木し 1
三段切れがちょっと気になります。
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106 小春日や紙飛行機の飛ぶ軌跡 帆里 1
「飛ぶ軌跡」があいまい。簡潔に詠むと、
小春日を紙飛行機が飛んで行く
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107 憎まれて長生きをして年の逝く いつせ 2
生活感のある季語を。
憎まれて長生きをして玉子酒
89 おお枯れ木気ままな雀遊ばせて 柚子 2
大枯木気ままに雀遊ばせて
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90 双六のまたも戻れる振出しに しんい 1
ちょっと当たり前。
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92 初大師とんとこ飴の音軽し 杉山駄芭 1
川崎大師でしょうか。
84 席題の辰に挑戦初句会 卯月 1
ただの報告。
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85 天狼や我が生れて還る場所 森本哲雄 0
生まれたのは「地球」では?ちょっと気障。
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87 旅に出て雁木の里の干し大根 かずえ 1
このままでは説明。
新潟や雁木に吊るす干大根
大根を雁木に吊つて冬籠(季重なりですがあまり気にならない)
81 まつさらな畳の香る寒さかな 百合 7
簡潔明瞭。
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82 顔だけになりし蔵王の雪地蔵 とおる 3
意味不明、どなたか解説を。
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83 雪こんこ白い祭りが降りてくる 苦茶 1
降る雪を祭に譬えたのでしょうか、ちょっと無理か。
75 兎も角も生きて卒寿の除夜の鐘 鋭次 2
中七「生きて卒寿や」と強く切りたい。
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77 雪催い夫淡々と転院す 英華 0
もう少し具体的に詠みたいところ、
転院の小さき荷物雪催
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79 数え日のレジに一円足りませぬ デラシネ 2
ちょっと悪乗り。
70 里山の初冠雪を夕陽染む 和尚さん 1
「夕陽染む」がやや説明、少し突き放して、
里山の初冠雪を夕茜
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71 敷き詰めて道に咲きたる落葉かな 矢野敬和 1
「咲きたる」は無理。「いたはる」くらいか。
敷き詰めて道をいたはる落葉かな
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74 短日や小さき茶房に灯のともる 北天 3
季語が「短日」では理屈の俳句、短日を感じさせるような季語を、
木枯や小さき茶房に灯のともる
寒林の中の茶房に灯がともる
64 饒舌なエレベーターや三十三才 小林土璃 2
「饒舌なエレベーター」が分かりません。どなたか解説を。
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68 久闊や顔しげしげとおでん酒 なつ子 1
上五「や」で強く切らないほうがいい。中七に繋げて、
久闊の顔しげしげとおでん酒
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69 耳すましそつと落ち葉を踏む子かな ウサウサ 2
「子かな」を取る呼吸。
耳すましそつと落葉を踏みゆける
61 冬の浜砂が集まる捨て小舟 与志魚 0
語順?
捨て舟は砂に埋もれて冬の浜
捨て舟の砂に埋もるる千鳥かな
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62 道場の艶拭を終え寒稽古 新月 1
ちょっと当たり前。
乾拭きの床艶やかに寒稽古
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63 富士燃ゆるマグマの如き冬夕焼 あらた 2
富士をマグマに譬えるのはやや強引。
55 逝く年を夫と語りてぶり大根 まさよ 2
ただごとです。
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57 牡蠣鍋や豆腐の陰に二つ三つ 美登里 0
ちょっと情けない牡蠣鍋。大風呂敷を広げて詠むくらいがいい。
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59 ボロ市や大観値切り五千円 ヨシ 1
点が入っていますが意味不明、「横山大観」のことでしょうか?
52 寒晴に赤一点や熱気球 みづほ 1
すっきりした一句。
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53 特養ホームの窓にゆるキャラ日脚伸ぶ 風来 0
唐突な「ゆるキャラ」です。
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54 迎へ待つ小さな影や着膨れて 野の花 4
誰が誰を待っているのか?肝心なところがあいまい。
45 あれを捨て身軽になりし年はじめ 素夢 0
阪神の「あれ」でしょうか。それにしても意味不明。
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48 切干はからから縮み雲走る 風子 5
切干が縮むのは当たり前。
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51 数へ日や足りる足らぬと持病薬 凡人 5
休診の続く年末年始、薬の数が気になります。
41 千の川越へて酌みたや年の酒 野夫 0
「越えて」が正しい。句は意味不明。
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43 新藁の中でカサカサかくれんぼ 英華 0
オノマトペの「カサカサ」が効いていない。
新藁の中にひそむやかくれんぼ
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44 枯蓮池やいのち育む鯉ありき 和尚さん 1
この上五は乱暴、簡単に解決できるのに、
枯蓮やいのち育む鯉のゐて
37 月極の駐車場にも竹飾 ハセオ 1
普通に「松飾」でいい。
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38 目薬の一滴見えて去年今年 山水 3
意味不明です。どなたか解説を。
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40 歳時記の汚れを拭ひ年用意 春生 1
季語?「年用意」よりも「去年今年」。
32 渓流に落葉手玉に取られをり 八郎 0
この場合の「手玉に取られ」は強引。
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35 表札は夫の名のまま年暮るる 惠啓 13
何年もそのままの家も結構あるようです。季語「去年今年」でもいい。
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36 アメ横の倍に膨らむ年の暮 郁文 0
常識を詠んでもつまらない。ニュースの原稿を読んでいるようです。
28 青空の中より冬の那智の滝 燈穂 1
「懸かる」がいい。
真つ青な空に懸かるや冬の滝
——
30 煤逃げの寝息そこここ映画館 風来 4
あちこちに「煤逃げ」の人がいるということでしょうか、現実味がとぼしい。
——
31 ふんはりと猫で膨らむ布団かな えいこ 4
「膨らむ」が工夫かもしれませんが、むしろ句を複雑にしてしまいます。
ふんはりと猫をつつめる布団かな
22 餅花を愛でて順路は自刃の間 柚子 2
どんなシチュエイションなのか?
——
23 笑ふ日の来るまでしばし眠る山 岡田 絮 3
理屈の俳句。
——
24 鴨潜る水面ひきずり込みながら 松の 3
ちょっと面白い。
水面を引きずり込んで鴨潜る
19 剥製の雉子は瓦礫に冬ざるる 野の花 3
意味不明、どなたか解説を。
——
20 晦日蕎麦打ちてこの世を生き通す 春生 3
ちょっと大げさでは?
——
21 鈴なりの柚子枝ごと貰ふ冬至かな 岩魚 0
「冬至かな」で焦点があいまいに。
鈴なりの柚子を枝ごとたまはりぬ
13 真つ赤なセーター傘寿の反抗期 荒一葉 2
「反抗期」がおかしな感じ。
真つ赤なセーター傘寿の一言居士
セーターを真つ赤に傘寿や頑固者
——
14 侠気を法被につつみ年果つる かいこ 0
昭和のやくざ映画?
——
16 生きてゐる証のごとき賀状出す 草木 8
「ごとき」があいまい。言い切った方がいい。
生きてゐる証の賀状五六枚
9 青い服をとクリスマスプレゼント さっちん 0
ただごと。
——
10 東京の青春語る炬燵かな 与志魚 4
東京で過ごした若き日ということでしょうか?ちょっとわかりにくい。
——
11 道端を何突くやら寒雀 あけび 0
助詞の使い方?
道端の何を突くや寒雀
5 安達太良へ空に飛び立つ初鴉 岩魚 1
「空へ飛び立て」と命令形に。
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6 鳥籠の水を取り替へる小春かな たかし 0
あっさりとした味わい。
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8 新年は犬にもありぬ首輪更へ 風子 0
「首輪更へ」がいかにも窮屈。どうでもいいような事柄です。