101 ゆつくりともの噛む余生吊し柿 山水 4
ここに食べ物の季語を据えては台無し。なぜか?
ゆつくりともの噛む余生ちやんちやんこ
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112 柩から溢れんばかり菊の花 百合 3
漱石の句が思い浮びます。「あるほどの菊抛げ入れよ棺の中 夏目漱石」
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117 湯豆腐や正座崩せぬ初見合い 豊司 0
「湯豆腐」と「見合い」、ちょっとちぐはぐ。

101 ゆつくりともの噛む余生吊し柿 山水 4
ここに食べ物の季語を据えては台無し。なぜか?
ゆつくりともの噛む余生ちやんちやんこ
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112 柩から溢れんばかり菊の花 百合 3
漱石の句が思い浮びます。「あるほどの菊抛げ入れよ棺の中 夏目漱石」
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117 湯豆腐や正座崩せぬ初見合い 豊司 0
「湯豆腐」と「見合い」、ちょっとちぐはぐ。
91 キッチンカー呼んで町内秋の宴 まさよ 0
「秋の宴」、秋を付ければ何でも季語になると思ったら大間違い。
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93 金の穂や案山子に一言お疲れ様 信信 0
発想が幼稚。
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94 両の手に甘藷を下げてポーズきめ 朝武 1
「ポーズきめ」が言い過ぎ。
両の手に甘藷を下げて歩み来る
75 青空に真つ白な月紅葉山 たかし 2
きれいな俳句ですが、「絵葉書」。
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78 案の定雨となりけり紅葉狩 百合 2
ちょっとしたユーモア。
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90 清貧にあらず令和の麦の飯 三太 4
理屈の俳句。
70 そぞろ寒セーラー服のヘルメット 野の花 2
体言を並べただけ、動詞のない俳句はつまらない。
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72 吾亦紅無口な父の愛でし花 英華 4
これが芭蕉の言う「言い仰せて何かある」、全部言ってしまっては余韻も後味もない。
金輪際無口なる父吾亦紅
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73 一徹の思い述べ合う夜長かな なつ子 1
「一徹」を具体的に。
66 避難所はカレーの匂ひ秋の風 和美 6
「秋の風」では理屈、「秋日和」くらいでいい。
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67 銀杏は手間のかかりし馳走なり かずえ 0
理屈の俳句。
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69 秋燕を忘れたように燕飛ぶ バゲット 1
帰る時を忘れたやうに燕飛ぶ、ということでしょうか。
63 秋風に紫苑揺らいで来し方へ 癒香 0
季重なり。
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64 無花果を喰らひ二つの罪背負ふ 光雲 2
「二つの罪」?なにか由来があるのでしょうか、どなたか解説を。
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65 七五三きゃらきゃら漏れる着付けの間 バード 0
なにが洩れるのか、言葉を大切に。
58 一生涯日傘と無縁なりし母 小林土璃 5
よく働いた母の面影。
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60 長き夜の文机に散る詩の礫 黄菜子 2
「詩の礫」が工夫。ちょっと面白い。
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62 ひよつとこを脱げば婆様村祭 荒一葉 9
ちょっと面白い。「脱げば」よりも「取れば」でしょうか。
50 辻立ちの先生ネットで知る夜長 散歩王子 0
意味不明。選挙のことか?
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52 新米の炊きあがる音ここちよく ねこ 4
羽釜から蒸気が出ている音か?やや曖昧。
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57 手のひらのこの実なんの実雁渡し 柚子 1
「雁渡し」は風のこと、季語がちょっとちぐはぐ。
46 ラグビーのパスが歓声引き連れて 二石 4
切れを入れるには?
ラグビーのパス歓声に送られて
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47 銀杏の実踏まれ弾ける匂いかな 矢野敬和 2
常識。
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48 振り返り振り返り行く花野かな 新月 5
「花野」よりも「枯野」の感じ。
41 新藁の匂いかぎたし鼻動く よもぎ屋 0
「鼻動く」、これが蛇足。ちょっと想像力を働かせて、
新藁の匂ひをかいで乳しぼり
新藁の風香しや乳しぼり
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42 秋澄める斑鳩の里古寺巡礼 惠啓 1
助詞を入れるには、
斑鳩を古寺巡礼秋澄める
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44 無造作にバケツに放る秋桜 柚子 3
3点入っていますが、よくわからない俳句、どなたか解説を。
37 秋刀魚焼きむかし我が家は大所帯 和美 2
どの家も大所帯では?
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39 秋の夜絵本逆さも満ち足りる ウサウサ 1
意味不明。
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40 秋夕焼け曾孫に唄う子守歌 鋭次 0
下五が体言で終わる俳句は上五を「や」で強く切りたい。なぜか?
夕焼や曾孫に唄う子守歌
30 馬鈴薯のほつこり煮えてそぼろ餡 燈穂 0
「煮えて」を取る工夫。
湯気上げてじやがいもほつこりそぼろ餡
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34 雨降りを見計らいつつ菜種蒔く かりん 0
ただの報告。
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36 乱れ萩ちやんばらごつこは姫の役 風子 1
昭和の遊び?ちょっと古い。
24 雪吊や八十路手際の縄結び 喜太郎 6
もっとすっきり詠みたい。
雪吊や米寿なれども手際よく
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26 鰯雲だけキャンバスに描きあり たかし 1
そんな絵を見てみたい。
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29 女郎蜘蛛今朝も木の葉を解き落とす 岩魚 0
蜘蛛の巣にかかった木の葉を落としているのか?ちょっとわかりにくい。
21 息を呑む三段紅葉白馬村 かいこ 1
ただの報告。
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22 頬杖の父の洟水拭く娘 無有 0
こんな内容は読みたくない。俳句はもっと晴れ晴れと。
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23 大欠伸牙むく虎の小春かな うらら 3
ちょっと面白いが、「牙むく」で句が散漫になる。
大あくびしてゐる虎の小春かな
18 こち亀を十冊積んで炬燵守 ヨシ 2
十冊では中途半端。
置炬燵こち亀全巻積み上げて
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19 年金の暮らし納得古酒旨し 翔風 0
「納得」が効いていない。
古酒酌んで年金暮らしとなりにけり
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20 つむじ風花野の花を巻き上げて みづほ 0
ちょっと嘘っぽい。
12 ファの鳴らぬ古きピアノの秋思かな 冬菊 0
「ピアノの秋思」は強引。
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14 色鳥や色を零して飛び去りぬ 矢野敬和 3
上五「や」と強く切らないほうがいい。下五も連用形で流す。
色鳥は色を零して飛び去れる
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15 十三夜黒髪ほのと匂ひける しんい 3
歌謡曲調
8 デイケアに向かう母の背秋の蝶 美登里 2
「母の背」がどうなのか?肝心なところがほったらかし。
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10 石階の手触り温し秋の空 三男 1
焦点の定まらない一句。
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11 温め酒畑仕事の一息に 李萌 1
アル中?
4 老鹿の視線感じるティーショット ハセオ 0
助詞?
老鹿の視線を感じティーショット
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5 おいと来た夫に朝刊そぞろ寒 大越恵子 1
意味不明、それでも選んだ人がいる。
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6 それぞれに似合う旅あり秋深し なつ子 0
「それぞれに似合う旅」が漠然とした表現。
秋深し皆それぞれに旅ごころ
1 人の背に母の背重ね草紅葉 りぱりこ 2
母の面影ということか?やや曖昧。
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2 桂林の木を大移住金木犀 無有 0
意味不明
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3 埴輪集ふ上野の森の秋の暮 杉山駄芭 1
「埴輪集ふ」?何のことか。
今回、選句していない人は12人でした。
選句しない人の作品は選句者名を含めて抹消いたしました。抹消した句の中には高点句もあって残念です。
トップは12点。
村ひとつ眠るダム湖の星月夜 野の花
「村ひとつ眠るダム湖」、これが使い古されたパターン。
ほかによかったのは
あつこさん あらたさん うららさん しんいさん ねこさん みづほさん 百合さん 喜太郎さん 健作さん 荒一葉さん 山水さん 秀昭さん 小林土璃さん 新月さん 二石さん 矢野敬和さん 和美さん
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