37 山眠る大きく手を振る無人駅 気儘 2
誰が手を振るのか、そこが肝心。
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39 月代の虚実の巴渺々と 彩香 1
意味不明。
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40 逝く人に今宵生まるる冬の星 黄菜子 0
「生まるる」が少しややこしい、普通に、
逝く人に一つさやかや冬の星

37 山眠る大きく手を振る無人駅 気儘 2
誰が手を振るのか、そこが肝心。
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39 月代の虚実の巴渺々と 彩香 1
意味不明。
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40 逝く人に今宵生まるる冬の星 黄菜子 0
「生まるる」が少しややこしい、普通に、
逝く人に一つさやかや冬の星
30 封切れば手紙かすかに囲炉裏の香 ヨシ 6
今会も好調なヨシさん、物語性のある一句。
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31 遠山へ秋灯ぽつぽつ生まれけり えいこ 1
「遠山に」がいい。
遠山に秋灯ぽつりぽつりかな
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32 鈍色に空おおう雲雪起 しげ木し 0
季語を説明しているだけ。
22 紅葉に微妙な色の違ひかな 哲雄 0
ただの説明。
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24 モノクロのドボルザークに冬深む いつせ 1
工夫の一句ですが、ややひとりよがり。
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29 言いにくきを言いし淋しさ冬紅葉 英華 3
しっかり「切れ」を入れて。
言いにくきを言ひて淋しや冬紅葉
17 マフラーに涙の顔を埋めけり あつこ 2
季語をうまく働かせた一句。
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18 頬染めることもなくなり冬紅葉 山水 1
季語がよくない。生活感のある季語を。
頬染めることもなくなり大くさめ
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21 強情は隔世遺伝蟷螂枯る 荒一葉 0
強情を感じさせる季語を。
強情は隔世遺伝かまいたち
13 語るほど昭和は遠くおでん酒 喜太郎 6
中七「昭和は遠し」と終止形に、軽い切れが生じます。俳句は「切れ」の文学でもあります。
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14 一年のおさらひ語る柚子湯かな 大越恵子 2
「おさらひ」があいまい。
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15 欠礼のはがきの文字の寒さかな 野夫 3
「文字の」が不要。
年賀状欠礼はがきの寒さかな
10 初しぐれ浜辺侘しくなりにけり ひろ志 0
当たり前。
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11 豚汁に七味たつぷり冬に入る あらた 5
雰囲気のある一句。面白い。
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12 花型に障子繕ふ一葉忌 トンシ 15
いい句が二句続いて感謝。
7 飴色に灯る家々夕時雨 黄菜子 4
中七、下五が体言で終わっていて、いかにも紋切型、
飴色に家々灯り夕時雨
この呼吸ぜひ覚えてもらいたいところ。
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8 赤ぼっこ秋の錦を従えて 八郎 0
ただごとです。
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9 焼け酒に瑞夢授かる布団かな 矢野敬和 1
悪夢?なのでは。
4 いつの間に来し方偲ぶ冬の夜 鈴木清 0
「いつの間に」が意味不明。
かにかくに来し方偲ぶ冬の夜
——
5 大空を離るる高き銀杏散る 松の 0
ごちゃごちゃ、もっとすっきり、
真つ青な空より銀杏散り急ぐ
——
6 冬耕の土黒々と筑波山 まさよ 4
筑波山を眺めて耕しているのか?それとも、筑波山にいて耕しているのか、あいまいです。
1 小春日を亀あくびでもしてをるか たかし 0
虚子の「永き日を君あくびでもしてゐるか」があって、これは無理、捨てたほうがいい。
——
2 千年の樹齢切り株霜の声 風子 1
「樹齢」は不要、
千年のその切株を霜の声
——
3 柔らかく踊る埴輪に冬日差し 帆里 5
「柔らかく」が効いていない。
口開けて踊る埴輪に冬日差す
今回、選句していない人は3人でした。
選句しない人の作品は選句者名を含めて抹消しました。
トップは15点。
花型に障子繕ふ一葉忌 トンシ
忌日の俳句がトップになるのはめずらしい。季語がうまく働いた一句でした。
ほかによかったのは
えいこさん たかしさん まさよさん みづほさん ヨシさん 喜太郎さん 気儘さん 苦茶さん 梗舟さん 秀昭さん 春生さん 新月さん 杉山駄芭さん 大越恵子さん 帆里さん 豊司さん 柚子さん 和美さん 翔風さん
選句結果はメニューバーの「選句結果」をクリックしてください。
感想はあとでアップします。間違いなどは「お問合せ」からご連絡ください。
160 星月夜懺悔の価値も無き星へ 彩香 0
意味不明。
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163 鶏頭の紅しんしんと深みゆく トンシ 4
「紅」ではあまりにも常識。
鶏頭の血はしんしんと深みゆく
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168 名優の訃に一献を秋深し 大越恵子 1
西田敏行?追悼句には程遠い。
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186 くるくると鬼の子風を友として しんい 5
ここは対句の技法を、
くるくると鬼の子風をくるくると
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191 妻は羽後吾は越後や新酒酌む 翔風 2
それぞれのお国の新酒を酌んでいるのか、面白い。
155 どこまでもリードの伸びる犬の秋 山水 2
「犬の秋」は強引な季語設定。
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156 大寺の甍の反りや暮の秋 ひろし 3
下五?
大寺の甍の反りを落葉舞ふ
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159 松茸を見つめる二人道の駅 気儘 3
「道の駅」が効いていない。
松茸を見つめるだけの夫婦かな
150 雪の香と言ひて空見る加賀言葉 与志魚 4
下五「加賀のひと」がいい。
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152 東雲の海を傾ぎて秋刀魚船 あらた 3
面白い。大漁の秋刀魚船。
しののめの海傾けて秋刀魚船
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153 天高し弓道場に弦の音 ひろ志 3
天高し弓射る音を響かせて
147 やや寒し一人暮らしの一日目 二石 2
前書きが欲しい一句。
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148 ねんねこの子守子も居て紙芝居 ヨシ 3
ちょっと古い。
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149 十二階の目線かなたに秋の雲 蓉子 0
あまりにもただごと。
143 口紅の色変えてみる今朝の秋 まさよ 2
中七を強く切って、
口紅の色を変へてや今朝の秋
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145 野仏や零余子は一袋百円 美登里 1
上五、効いていない。
一袋百円で売る零余子かな
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146 祖母の知恵母の知恵継ぐ柿たわわ 黄菜子 1
季語に工夫を、
祖母の知恵母の知恵継ぐ干菜かな
138 秋日和鹿のよりくる厳島 松の 0
上五に工夫を、
づかづかと鹿よりくるや厳島
のんびりと鹿よりくるや厳島
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139 露の身や次々と句の浮かび来る 新月 0
「露の身」はやや強引。
次々と駄句浮かびくる炬燵かな
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141 秋深し手に馴染みたる箸茶碗 秀昭 5
上五に切れを入れないほうがいい。
秋冷の手に馴染みたる箸茶碗
130 秋の暮染むれず散りぬ葉擦れかな 癒香 0
「染むれず」がおかしなことば。
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136 草相撲三人抜きや米貰ふ 喜熊 0
下五「米一俵」がいい。
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137 でこぼこを確認しながら秋の夜 いきか 0
何のでこぼこか?要が抜けている。
127 放課後の独りドリブル鰯雲 彩香 4
大人しい俳句。
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128 残る虫鳴けば淋しや鳴かねばなほ あつこ 4
ちょっと面白い。下五の字余りも効果的。
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129 宇宙への一冊選ぶ夜長かな 野夫 3
「宇宙への」がよくわからないところ。
122 三度めの遺影更新秋の薔薇 デラシネ 2
新年の季語を。
三度めの遺影更新初御空
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125 知つた顔ずらり揃ひて村芝居 健作 3
観客なのか役者なのか、はっきりさせる。
知つた顔ばかりの役者村芝居
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126 露けしやかんぬき重き尼の寺 みづほ 7
高点句、ちょっと時代錯誤、いまどきはセコム。
118 弓ヶ浜海に溶け込む星月夜 松の 3
「溶け込む」がおかしい。
弓ヶ浜海へなだるる星月夜
弓状に湾曲した浜。
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119 小春日の影にぎやかに雀どち 風子 0
切字「かな」を使ってみたい。
小春日の影にぎやかな雀かな
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120 さざ波の秋夕焼となつてゆく いつせ 1
普通に詠めば、
さざ波の秋夕焼となりにけり