111 午後の日の離るる早さ福寿草 山帰来 2
ちょっと面白い。午後の日差しを惜しむこころ。
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113 しがらみてふ難儀なるもの霾れり 荒一葉 1
「しがらみてふ難儀なるもの」、これが常識。
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115 共に泣くさらば良き友卒業す うらら 0
あまりにも正直な俳句、少し斜に構えたほうが俳句は面白い。

111 午後の日の離るる早さ福寿草 山帰来 2
ちょっと面白い。午後の日差しを惜しむこころ。
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113 しがらみてふ難儀なるもの霾れり 荒一葉 1
「しがらみてふ難儀なるもの」、これが常識。
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115 共に泣くさらば良き友卒業す うらら 0
あまりにも正直な俳句、少し斜に構えたほうが俳句は面白い。
106 春の鮒隣のやつはよく釣れて たかし 0
ちょっと面白い。
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107 風呂の栓抜きて春光トルネード かずえ 0
意味不明。
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109 春風やホームに並ぶ欠伸顔 豊司 3
ことばをもっと伸びやかに。
春風やホーム欠伸の顔ばかり
100 筒に入る卒業証書および自余 小林土璃 0
「自余」があいまい。
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101 底石の奏づるこゑや雪解川 しんい 3
すっきり詠むなら、
そのなかの小石奏でて雪解川
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103 さらさらと水はささやき猫柳 百合 4
お上手ですが、内容は希薄。
94 夕陽射し崩れるケルン山眠る 信信 0
三段切れ、解消するには、
夕映えに崩れるケルン山眠る
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95 歳とれば三月生まれもわるくない 英華 0
理屈。
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96 春風に落つこちさうや鬼瓦 和美 3
ちょっと大げさに詠んで面白い。
87 青き踏む桧葉の鼓動に吾の鼓動 彩香 1
もっと簡潔に、対句を用いて、
木の鼓動われの鼓動や青き踏む
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89 受験票開花を待たず土に埋め 紫耀子 0
受験に失敗したということか?よく分からない俳句。
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93 三尺の雪の下より水の音 冬菊 3
六尺くらいがいい。
82 終着駅春眠の裾引きずりて 苦茶 0
ちょっと面白いのですが、「裾引きずりて」がややこしい。
春眠の終着駅となりにけり
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84 髭当たる床屋の指よ春の昼 喜太郎 1
語順?
春昼の床屋の指が髭当たる
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85 ひっそりと二月三日のぼくのへそ 庸晃 3
意味不明。どなたか解説を。
76 踏み絵踏むをんなに深き土踏まず 山帰来 5
トリビアリズム。
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79 ひな祭り今泣いた烏がもう笑う まさよ 0
あまりにも安易な句作り。
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81 音もなく土に滲み入る春の雨 鈴木清 0
当たり障りのない句づくり、これが「写生」の典型的なつまらなさ。
72 自づから花粉まみれの椿かな みづほ 0
ちょっと面白い。
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74 春の色散りばめたるや輪つぱ飯 ひろし 2
「散りばめたるや」がくどい、
わつぱ飯春とりどりの色散らし
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75 うららかや若気の至りで美容外科 哲雄 2
意味不明。
60 明日からは通はざる道白木蓮 与志魚 8
「退職」とか「定年」とか前書きが欲しい一句。
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64 AIの詠みし俳句やそぞろ寒 矢野敬和 1
秋の俳句、当季雑詠なら「春寒し」とか「冴返る」とか。
AIが詠んで名句や亀が鳴く
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66 幼子のへらずぐち増え山笑ふ 岡田絮 4
対句を駆使して、
減らず口憎まれ口や山笑ふ
53 風花の迷子舞い込む駐在所 ヨシ 5
ちょっと強引な擬人法。
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54 如月やホットミルクの油膜濃し 大越恵子 0
ホットミルクに膜、よくあるパターン。「油膜」でいいのかどうか?
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56 夜の町の無音無色や涅槃雪 黄菜子 1
「無音」はいいが、「無色」は強引。
41 ナポリ歌謡乗せて四温のキッチンカー 凡士 4
春の俳句に、「乗せてのどかやキッチンカー」。
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42 着膨れてそれでも剥げて化けの皮 右陣平 1
悪乗り俳句。
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43 気にかけてくれる人家の湯豆腐よ バード 1
意味不明。日本語になっていない。
34 春日傘だんまりの石を蹴飛ばして りぱりこ 2
ちょっと雑な春日傘の女性。
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37 水温む合否幾度も問われたり 野夫 0
誰が誰に問うのか?何の合否か?あいまいだらけ。
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38 一筆の墨の濃淡雪解くる とおる 3
下五「春の雪」がいい。
30 薄ら氷に封じ込めたきわが心 トンシ 0
「薄氷(うすらひ)」と表記を。
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32 躓いてたんこぶ三つ山笑う まさよ 0
ちょっと悪乗り。
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33 瀬戸の海和紙のごとくや春の雪 大越恵子 1
語順?
淡雪や和紙のごとくに瀬戸の海
26 郷愁やあとひと月の能登の冬 名負人 0
あとひと月で冬が終わるということか?ちょっと曖昧。
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27 金太郎山パナグライダー蝶のごと 松の 0
パラグライダー?
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29 豆撒きの声も聞かれぬ今日日かな かいこ 0
ただの報告。
22 クラクションひとつ火葬へ下萌ゆる ハセオ 1
意味不明です。
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23 春塵や遠くで月に吠える犬 花埜 0
「月に吠える犬」があまりにも陳腐。
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25 余寒なほ少し辛めのキムチ鍋 帆里 2
「少し辛め」が緩い。「伽羅蕗の滅法辛き御寺かな 川端茅舎」
キムチ鍋食うて火を吐く余寒かな
18 極寒や給油ポンプのすすり鳴き 野の花 1
現在進行形で詠む。
極寒や給油ポンプがすすり鳴く
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20 小地蔵や恋猫だまる掘削機 小林土璃 0
「小地蔵」が唐突。
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21 あれもこれも不急不要で日向ぼこ 北天 0
ちょっと面白い。
晩年の不急不要を日向ぼこ
13 風花の窓に貼り付く午前中 里山ゆた 0
「午前中」がまったく無駄な言葉、
風花の窓に貼りつくスカイツリー
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16 スケボーの空を掠めて風光る 秀昭 5
もっと大胆に、
空を飛ぶスケートボード風光る
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17 二月に絵本送るや兄と姉 あけび 0
俳句になっていない。
9 菜の花やパレットに溶く黄と緑 ひろし 3
「黄と緑」ではあまりにも正直、俳句を詠むにはちょっとへそ曲がりのほうがいい。
菜の花やパレットに溶く空の青
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11 夕東風に鐘の音乗りて村里へ 山田尚武 0
「鐘の音」を具体的に、
夕東風に乗り真言の鐘の音
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12 直角にビルの壁へと春一番 あつこ 4
語順?
ビルの壁春一番を直角に
5 黄梅や風に背を向け手をさする 藤原隆之 0
人間を描きたい。
焼芋屋風に背を向け手をさする
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7 薄氷の下に生まるる泡一つ 鋭次 7
何か生き物でもいるのか、ちょっと面白い。
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8 枷られし荷も解けたるや春の泥 癒香 1
「枷られし荷」が何なのか、そこがあいまい。
1 冴返る雑木林に音も無く ひろ志 2
簡明な俳句、ちょっと物足りない。
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2 咆哮の恐竜に雪つもりゆく 凡士 4
想像力の一句、実感に乏しい。
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3 淑気満つはだか祭の男衆 矢野敬和 2
はだかの男たちがどんな様子なのか、そこが要。