47 藪椿奥にて水の迸る 松の 1
語順?
その奥に水走らせて藪椿
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48 竹箒紅葉の赤が幾重にも 紫耀子 0
「紅葉の赤」がだめ、何故だめか分からないと俳句をやっても意味がない。
とりどりの紅葉掃き寄せ竹箒
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52 三日後に驟雨をまとい猫戻る バード 4
「驟雨をまとい」がおかしな描写。「驟雨の中を猫戻る」が普通。

47 藪椿奥にて水の迸る 松の 1
語順?
その奥に水走らせて藪椿
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48 竹箒紅葉の赤が幾重にも 紫耀子 0
「紅葉の赤」がだめ、何故だめか分からないと俳句をやっても意味がない。
とりどりの紅葉掃き寄せ竹箒
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52 三日後に驟雨をまとい猫戻る バード 4
「驟雨をまとい」がおかしな描写。「驟雨の中を猫戻る」が普通。
43 警笛や夜汽車切り裂く霧襖 立野音思 4
語順がおかしい。破調を恐れない。
霧襖を切り裂く夜汽車警笛音
警笛が霧襖裂く夜汽車かな
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44 自由てふさびしき気まま濁り酒 荒一葉 3
「さびしき気まま」がくどい。
自由とはさびしきものよ濁り酒
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46 昭和百年生きた面して蟾蜍 凡士 2
語順?
蟾蜍昭和百年生き抜いて
断定したほうがいい。
39 川床の涼風冷やか貴船川 信信 0
「涼風冷ややか」これが矛盾した季語。
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40 モノクロの父母のアルバム月渡る 彩香 0
季語?つきすぎでも「敗戦忌」がぴったり。
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41 猫じゃらし揺れるやAI指示のごと まさよ 0
この見立ては乱暴。
36 縁側の小さな秋を見つけたり 矢野敬和 3
どんな小さな秋?面白い一句。
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37 桐一葉眠るごとくに地に伏せる なつ子 4
「地に伏せて」と下五は流す呼吸。
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38 チンをして鶴瓶落としの夕支度 三太 1
中七「鶴瓶落しや」と強く切る。
30 茅葺の屋根に根を張り赤のまま 百合 2
「根を張り」が突っ込みすぎ。
茅葺の屋根に咲いてや赤のまま
これで十分面白い。
——
32 無理をするな素直であれや赤のまま 燈穂 1
「赤のまま」という季語がちょっと母親をイメージさせる。
——
35 秋燕復興能登を勇気づけ 矢野敬和 0
優等生俳句、つまらない。
25 待ちに待つ朝の新涼太極拳 翔風 0
少し工夫すればそれらしい一句に、
新涼の空気を揺らし太極拳
——
27 キャラメルの最後の一粒鯊を釣る たかし 1
ちょっと面白い。どうやらあまり釣れない様子。
——
28 コスモスや風の足あと丘のぼる あけび 2
「風の足あと」はちょっと強引。
19 老犬の寝息穏やか良夜なり 幹子 2
下五「良夜なり」ではなく「良夜かな」と強い切字を使う工夫を、
老犬の寝息安けき良夜かな
——
21 敬老日そっと耳打ち母の歳 梗舟 4
誰が誰に耳打ちしているのか?4点も入っているのが不思議、選句するにも力が必要。
——
23 角皿の対角線を初さんま 八郎 11
「対角線」という言葉に騙されて11点というところ、高得点ですが内容はつまらない。
16 穭田に転がるホームランボール 豊司 3
面白い。上五「穭田を」がいい。
——
17 瞬間移動(ワープ)する術は明かさず鬼やんま 光雲 1
意味不明。
——
18 天空の銀漢に向け出港す かいこ 2
夜の航海ということか?このままでは意味不明。
13 試合終へグランド整備いわし雲 惠啓 3
「試合終へ」で散漫に、もっと焦点を絞って、
トンボ手にグランド整備いわし雲
——
14 秋燕手を振り送る一人旅 西山ゆた 0
誰が誰を送るのか?このままでは分からない。
——
15 藤の実の青きつららや古参道 小林土璃 1
「青きつらら」はいささか乱暴な見立て。
9 阿波おどり泡迫りくる生ビール 溪二 0
「あわ」で韻を踏んだつもりのようですが、不発。
——
11 円窓の雲燃ゆるが如く残暑かな 信信 0
「円窓」で句が分からなくなってしまう。
浮雲の燃ゆるがごとき残暑かな
——
12 家中でテレビ体操小鳥来る 秀昭 3
軽やかな一句。
6 凛として笹百合一本岩肌に 山田尚武 1
「凛として」が使い古された言葉、つまり陳腐。
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7 夕暮れの消化試合を群れ蜻蛉 ハセオ 1
意味不明。
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8 秋暑し抗ひ難きものは老ひ 鈴木清 2
年を取って残暑がきつい、これが理屈。理屈の句は底が浅い。
2 トロッコや息を呑む崖走る秋 うらら 0
取ってつけたような季語、
冷まじき崖をトロッコ列車行く
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3 にび色の遠雷こがねの葉踊る 名負人 1
「遠雷」に色があるのはおかしい。
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5 むっちりの秋刀魚続けて三日食む 翔風 1
ただの報告。
今回、選句していない人は6人でした。
選句しない人の作品は選句者名を含めて抹消しました。
トップは14点。
目の前の柿を喰はんと鬼瓦 小林土璃
親父ギャグのような俳句、ちょっと情けない。いい俳句にはなかなか点が入らない。選句も慎重にというところでしょうか。
ほかによかったのは
ヨシさん 岡田 絮さん 幹子さん 輝久さん 梗舟さん 荒一葉さん 三太さん 春生さん 杉山駄芭さん 八郎さん 凡愚痴歌さん 野夫さん 柚子さん 立野音思さん
選句結果はメニューバーの「選句結果」をクリックしてください。
感想はあとでアップします。間違いなどは「お問合せ」からご連絡ください。
136 体より湯気立ち上る油照り 幹子 0
こういう句はむしろ冬の季語がいい。
雪掻や体より湯気立ち上げて
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140 清流の底に転がる青胡桃 トンシ 2
連用形を、間が生まれます。
清流の底を転がり青胡桃
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141 八月は祈る日多しレクイエム 鋭次 1
やや当たり前。
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143 きぬぎぬの刹那に咲くや牽牛花 癒香 1
「きぬぎぬ」「牽牛花」と雅なことば。
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144 髪梳ける窓よりあはし合歓の花 燈穂 0
「窓より」が分かりにくい。
髪を梳く窓に淡々合歓の花
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145 村芝居台詞の多き役となり 健作 0
反対が面白い。
台詞なき役を貰うて村芝居
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148 銀河濃し小瓶に眠る星の砂 光雲 5
「小瓶に眠る星の砂」が静なので、季語は激しいものを、
稲妻や小瓶に眠る星の砂
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152 一弦の調べ漏れくる秋簾 大越恵子 5
綺麗な一句ですが、内容は希薄。
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155 秋澄むやポストに手紙落つる音 百合 6
「秋澄む」がぴったり。
126 寺を出てまた次の寺萩の花 百合 3
軽快な一句。
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127 蓮の葉の水すべり落ち葉から葉へ 松の 1
ちょっと複雑な言い回し、もっと簡潔に。
蓮の葉をしろがねの水ころがれる
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128 少年のころの匂ひか青林檎 いつせ 2
助詞?
少年のころの匂ひを青林檎
121 一雨のあとは酷暑や鬼貫忌 和美 1
鬼貫忌は陰暦の八月二日、今年の暦では九月二十四日になる。
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122 道に落ち裏返り鳴く秋の蝉 あけび 0
「あおのけ」がいい。
道ばたで仰のけに鳴き秋の蝉
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124 ビル街の静かな正午花カンナ たかし 3
ちょっとうまい俳句。
115 蜩に自ず湧き来る旅心 鈴木清 1
どんな季語を据えてもそれらしくなる。つまりただごと。
鰯雲自ず湧き来る旅心
新涼や自ず湧き来る旅心
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117 涼しさや酒蔵カフェの太き梁 荒一葉 6
好調な荒さん、しっかりした一句。
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118 体液が沸騰したか顔の汗 梗舟 0
季語を少し離すことでいくらかは救われます。
体液が沸騰したか田草取
108 名湯にゆるりと浸かる虫の声 右鉛 0
「ゆるりと浸かり」と連用形に、「間」が生まれます。
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111 秋ひでり畑へ向かう獣臭 笑美 0
もっと分かるように、
秋ひでり畑に残る獣臭
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113 鈴虫の道の駅にて売られおり ハセオ 0
ただの報告。
104 独り言おしろい花と妻の口 あけび 0
意味不明。
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105 冥土への旅は紫紺の茄子の馬 トンシ 1
「冥土」と「茄子の馬」、これが付きすぎ。
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107 束の間を田端の崖の葛の花 しんい 0
意味不明、しんいさんとしてはめずらしい。
99 ひとひらの紅葉を肩に父帰宅 豊司 1
俳句は人物を特定しなくてもいい場合が多い。
ひとひらの紅葉を肩に帰宅かな
誰?は読む側の想像にまかせる。
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101 新涼のひかりを撥ぬる水車かな ひろし 5
「撥ぬる」よりも、
新涼の光を返す水車かな
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102 秘境駅降りる人なく秋の風 杉山駄芭 1
降りたほうがまだいい。
秋風や秘境の駅に降り立ちて