8 水甕に潜んでいたり月の影 デラシネ 6
高点句でしたが内容は単純。
——-
11 コスモス揺るる何事もなき如く トンシ 0
「何事もなき如く」これが何にでもつく、つまりただごと。
何ごともなきが如くに鵙が鳴く
何ごともなきが如くに天高し
何ごともなきが如くに威銃
——-
12 鐘楼門くぐる石段紅葉谷 わさこ 2
日本語になっていない。俳句の基本は正しい日本語。助詞をおろそかにしない。
紅葉の鐘楼門をくぐりけり

8 水甕に潜んでいたり月の影 デラシネ 6
高点句でしたが内容は単純。
——-
11 コスモス揺るる何事もなき如く トンシ 0
「何事もなき如く」これが何にでもつく、つまりただごと。
何ごともなきが如くに鵙が鳴く
何ごともなきが如くに天高し
何ごともなきが如くに威銃
——-
12 鐘楼門くぐる石段紅葉谷 わさこ 2
日本語になっていない。俳句の基本は正しい日本語。助詞をおろそかにしない。
紅葉の鐘楼門をくぐりけり
5 衣被酒は二合と妻の声 健作 3
「妻」がなくても「妻」の存在を感じさせるように、
衣被酒は二合と決められて
長き夜や酒は二合と決められて
——-
6 「赤い靴」聴いてしばしの愁思かな 岡田絮 1
「愁思」ではなく「秋思」。
——-
7 金色に尾花染むるや夕落暉 惠啓 4
「金色に尾花」、これがやや陳腐。
しろがねのやがてこんじき夕尾花
1 秋の田や穂波の音は消え去りて 癒香 2
季語が「秋の田」ではあまりにも正直。
秋澄むや穂波の音は消え去りて
——-
3 秋日さす和室の隅や猫鎮座 山女 1
ただごとです。
——-
4 柿食へば夏の暑さも遠くなり 花埜 0
「夏の暑さも遠くなり」、これを季題として使うのなら上五に季語は不要。
呑み鉄や夏の暑さも遠くなり
今回、選句していない人は7人でした。
選句しない人の作品は選句者名を含めて抹消しました。
トップは8点。
露の世の星を眺めて捨て案山子 みづほ
おとぎ話のような一句、季重なりはそんなに気になりません。
ほかによかったのは
ウサウサさん えいこさん たかしさん デラシネさん なつ子さん まさよさん 輝久さん 荒一葉さん 山水さん 秀昭さん 新月さん 杉山駄芭さん 土璃さん 百合さん 凡士さん 野夫さん 立野音思さん 惠啓さん
選句結果はメニューバーの「選句結果」をクリックしてください。
感想はあとでアップします。間違いなどは「お問合せ」からご連絡ください。
140 句が思ひつかぬでござる月見酒 ふみと 1
ただの愚痴。
——-
142 痩せ猫に咥えられてる鰯かな 新月 0
猫が加える鰯、サザエさんの世界。底が浅い。
——-
145 柿剥くや引き出しにまだ肥後守 あらた 1
季語?
うそ寒の引き出しにまだ肥後守
——-
153 敬老日靴ベラいらぬ靴を買ふ 柚子 2
「靴を買ひ」と連用形に、ここは下五を流す呼吸。句によっては終止形がいい場合もあります。
——-
157 天高しリハビリ杖の弾む音 健作 1
語順?
リハビリの杖が弾むや天高し
——-
163 銀杏の落ちる音する四畳半 かずえ 1
「四畳半」では音が聞こえてこない。
銀杏の落ちる音して板庇
132 夢二忌や黒猫やたら甘え来る 幹子 3
「夢二忌」と「黒猫」、見え見えの仕掛け。
——-
138 箪笥より中々出せぬ秋の服 花埜 0
暑さが続くので「中々出せぬ秋の服」、これが理屈。
——-
139 夕日中となめの蜻蛉ばかりなり しんい 0
「夕日中」が重い。
夕映えてとなめの蜻蛉ばかりなり
126 夕日背に影絵となりて飛ぶ蜻蛉 癒香 4
上五「夕映や」と強く切ってみたい。
——-
128 懸垂のあごだけ伸ばし秋高し 梗舟 5
5点も入っていますがよくわからない俳句、どなたか解説を。
——-
131 猫の尾をぴんと立たせた稲びかり たかし 2
稲妻を恐れて尾がぴんと立つ、これが理屈。
115 難儀やな足の爪切る夜長かな 凡士 1
「難義やな」が突っ込み過ぎ。
身を折りて足の爪切る夜長かな
——-
116 刈草の香りまといて秋夕焼 笑美 1
もっとあっさり、
刈草の香りの秋の夕焼かな
——-
124 ゆっくりと紙面をめくる敗戦日 朝竹 2
「紙面めくるや」がいい。
108 指さしてほらと云ふ間の流れ星 ヨシ 4
「ほらと云ふ間」がよくあるパターン。
——-
111 秋灯をわかち姉妹の読書かな 三太 4
安住敦の句が浮かんできます。「雁なくやひとつ机に兄いもと」
——-
112 取り払はれし田の字の建具暮れの秋 デラシネ 0
意味不明。
103 食って寝て部屋秋にしてひとりです 名負人 3
もう少しすっきりと、
食つて寝て一間六畳秋ひとり
——-
104 藤の実をときどき揺らす風の息 風子 0
藤の実が揺れた、というだけの句。「風の息」でごまかそうと思ってもだめ。
——-
106 秋風やあはくもの透くレジ袋 与志魚 2
「もの」を具体的に。
秋風や人参透けるレジ袋
100 鰯雲けふも妻問ふ「何たべたい」 風子 2
助詞を入れないと俳句が不安定になる。
鰯雲何食べたいと妻が問ふ
——
101 給食のにおい外まで秋晴るる 美登里 2
もう少しすっきり。
外までも給食匂ひ天高し
——
102 夕月夜つなぐ手と手の戻り道 流行 1
「つなぐ手と手の戻り道」、歌謡曲のように陳腐。
96 残菊や老いの母なす厚化粧 豊司 1
気色の悪い俳句、もっと前向きに。
——
98 ロープウェイ下りれば穂高初時雨 鋭次 0
ただの報告。
——
99 深草の少将通う夕月夜 いつせ 2
源氏物語をなぞっただけ。これでは本歌取りにもならない。
燈穂さんから以下の指摘がありました。失礼いたしました。(松)
小野小町(深草少将)の時代と紫式部・源氏物語の時代はかなり離れているので、「源氏物語」は無関係ではないでしょうか。なお、小野小町に通ったと言われる深草少将は室町時代の創作で実在しないと思われます。
93 山寺やかしいて登る秋日傘 あけび 3
普通の語順で、
秋日傘傾け登る山の寺
——
94 秋高し神社のポストまで歩く 八幡大蛇 1
「神社のポスト」がよくわからない。
——
95 参進の島田に留む赤とんぼ 彩香 2
結婚式か?あまりにも作りごとめいている。
85 過疎の村猪ばかり増えてゆき 哲雄 2
ただの報告。
——
86 名を問へばもってのほかと菊膾 大越恵子 1
「菊膾」の説明で終わっています。
——
89 不細工な梨不細工に剥かれけり 春生 8
対句を駆使した一句、ただし梨がまずそう、食べ物はおいしそうに詠むのがいい。
80 秋刀魚焼き話が尽きぬ夜長かな 紫耀子 1
季重なり。
——
83 絵手紙に微笑むという風涼し 朝竹 0
冬うらら、日向ぼこ、小六月、そのような季語を。
絵手紙に微笑むことも小六月
——
84 夜長かな手帳片手の電話口 西山ゆた 0
上五に切れ字「かな」を使うと窮屈な感じがします。
長き夜やメモを取りつつ電話口
69 蟋蟀や昭和の残る無人駅 和美 2
どのような「昭和」か?具体的に。
——
74 持てあます断酒二日の夜長かな 輝久 5
「持てあます」が言い過ぎ。「言ひおほせて何かある」は芭蕉の戒め、「全部言ってしまっては何の余韻も残らない」
断酒して二日目となる夜長かな
で十分。
——
78 山の辺やどの畦道も曼殊沙華 せつこ 3
森澄雄のエピゴーネン?「西国の畦曼珠沙華曼珠沙華」
65 約束を守るがごとく彼岸花 杉山駄芭 3
3点も入っているが意味不明。
——-
66 立待の月出て帰る立ち話 しげ木し 0
「立ち」で韻を踏んでいるようですが不発。
——
67 おかっぱを嫌がるねえや秋の風 山水 0
「ねえや」が死語。
62 網焼きの鮭の脂の音うまし 右鉛 2
「音うまし」はちょっと強引。
——-
63 故郷は銀座の狭間赤とんぼ 野夫 5
「赤とんぼ」の故郷が「銀座の狭間」と理解してはだめ。作者あるいは作者に近い人の故郷が「銀座の狭間」、それに「赤とんぼ」を取り合わせた一句。
——-
64 秋雲へ特攻のごと飛行雲 二石 0
飛行機雲が浮雲に突っ込んだ、という一句。
58 ぺしやんこにされる定めの残り蝿 凡愚痴歌 0
「冬の蠅」がいい。
ぺしやんこにされる定めや冬の蝿
——-
59 山頂の息呑み込みし大銀河 かいこ 0
上五を強く切ると少しは格好がつく。
山頂や息を呑み込む大銀河
——-
60 秋彼岸供花つつみし新聞紙 気儘 0
語順?「供花」もよくない。
新聞に花を包みて秋彼岸
53 猫じゃらし八十歳のガキ大将 山水 1
そんな人もいるかもしれない。
——-
54 日本の天辺よりや夏見舞 あらた 0
富士山頂からの夏見舞か?ちょっと面白い。
——-
56 呼ぶ声の溶けて届かぬ夜の霧 立野音思 1
意味不明。