1 母宛ての父の封書や走馬灯 なつ子 4
季語がいい。
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2 淡々とさうめん啜るふたりかな あらた 3
前回、添削した句に酷似。「冷素麺すすり寂しき夫婦かな」
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3 盆の僧説教に句をひねりたり 凡士 1
本当であったとしても、作りごとめいている。

1 母宛ての父の封書や走馬灯 なつ子 4
季語がいい。
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2 淡々とさうめん啜るふたりかな あらた 3
前回、添削した句に酷似。「冷素麺すすり寂しき夫婦かな」
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3 盆の僧説教に句をひねりたり 凡士 1
本当であったとしても、作りごとめいている。
今回、選句していない人は5人でした。
選句しない人の作品は選句者名を含めて抹消しました。
トップは13点。先月に続いて荒一葉さんの句でした。
朝顔を数へて眠る夜勤明け 岡田 絮
13点も入りましたがよくわからない俳句でした。
ほかによかったのは
しげ木しさん たかしさん ひろしさん みづほさん 輝久さん 光雲さん 荒一葉さん 山水さん 秀昭さん 大越恵子さん 帆里さん 百合さん 豊司さん 矢野敬和さん
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141 あれなんで開けたんだつけ冷蔵庫 荒一葉 9
ユーモアの一句。
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145 青簾巻き上げ海風入れにけり 気儘 3
もっと簡潔に、
海風を招くや簾巻き上げて
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150 咲き上がりまた枝垂れては凌霄花 いつせ 1
季語を説明しているだけ。
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153 子燕の巣立ちし後の我が家かな 八幡大蛇 1
何となく寂しい「我が家」。
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154 炎昼やひろつて歩くビルの陰 大越恵子 3
暑いから陰を求める、これが理屈の典型。
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155 湯上りや風は死すとも自由は死せず 朝竹 0
悪乗り俳句。
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157 海鳴りのバス停ベンチ夏惜しむ 野の花 1
助詞をしっかり入れると句が安定します。
海鳴りのバス停にゐて夏惜しむ
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160 キョロキョロと進むトカゲに青時雨 和尚さん 0
「青時雨」は邪魔。
きよろきよろとまたきよろきよろと青蜥蜴
——
164 掛け流す田水沸き立つ溽暑かな 喜太郎 2
季重なり。
132 炎天や蛇口飲みする丸坊主 あらた 5
昭和世代の「丸坊主」。
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136 蛇泳ぐ水路余さず身をくねり まさよ 3
「水路余さず」が分かりにくい。
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137 甚平やまだ老人に気骨あり 喜太郎 0
常識。
121 夏草に立ち向かいたる老いの鎌 せつこ 2
貞室のように詠んでみたい。「これはこれはとばかり花の吉野山」
夏草のこれはこれはと老の鎌
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124 夏掛に簀巻きの夫の四体かな 豊司 0
ちょっと面白い。
夏掛を簀巻のごとく纏ひをる
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131 遠花火グラスの氷回しつつ ハセオ 2
軽いタッチ。
遠花火グラスの氷鳴らしつつ
114 赤腹の口真ん丸の欠伸かな 春生 2
「赤腹」はイモリ、欠伸なんかするのか?
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116 サンダルが裏返つてゐる炎暑かな えいこ 8
軽く詠んでいますが雰囲気のある一句。
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119 ギラギラの夏持て余す六十路かな 幹子 0
常識です。
108 罵詈雑言浴びせし後の昼寝妻 梗舟 3
後退的な俳句、心栄えがよくない、俳句はもっと前向きに。
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111 空の先先の先まで熱帯夜 幹子 1
普通なら「空の果て果ての果てまで」。
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113 目高鉢水がしやべつてゐるやうな 与志魚 4
上五「緋目高や」がいい。
緋目高や水がおしやべりするやうな
103 せせらぎの音と光や冷酒飲む 八郎 0
「音」と「光」どちらか一つ。
せせらぎの音の楽しき冷酒かな
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104 夕立の軒借る出逢ひ来し方へ 癒香 0
「来し方へ」で意味不明。
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105 錦秋路きょうの生命を完走す 笑美 1
「きょうの生命を完走す」、あまりにも能天気。
98 直角に曲がる片蔭ビル谷間 あつこ 0
「直角に曲がる片蔭」、これが嘘っぽい。
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100 笹の葉に夕立あたりて笹の色 かずえ 0
もう少しうまく言えそう。
夕立が去りて鮮やか笹の色
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101 かなぶんが夜の玻璃戸を響かする 百合 0
軽いタッチ。
95 沖縄忌八十年の息づかい ウサウサ 0
あまりにも大雑把。
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96 端居して点けし迎え火眺め居り かいこ 0
「端居」は夏の季語、「迎火」は秋の季語。
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97 表札のない街歩く蝉時雨 章子 1
「表札のない街」が意味不明。
92 隅つこの席空いてをり夏暖簾 二石 2
何の店?やや曖昧。
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93 二筋の滝の上なる夏の月 小林土璃 2
季語である「夏の月」を「上なる」と修飾しています。できれば「夏の月」にさわらない工夫を。
羽衣の滝は二筋夏の月
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94 青石を肩まで競う村祭り 米山誠 0
石を持ち上げているのか、ちょっと分かりにくい。
87 縁側でながむふるさと雲の峰 岩魚 0
季語である「雲の峰」に触れない呼吸。
ふるさとの縁側が好き雲の峰
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88 一時間咲き切るまでを烏瓜 デラシネ 1
日が落ちてから開花する花。句は季語の説明で終わっています。
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90 靴底も張り付くばかり油照り 鋭次 4
ちょっと面白い、「ばかり」の比喩表現が句を弱くしている。
靴底が道に張り付く炎暑かな
79 二階より種飛ばしつつ食む西瓜 風子 0
ちょっとびろう。
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82 緑蔭を出ずる決心つきかねて 岡田絮 0
構えすぎ、
緑陰を出て人気なき径を行く
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84 部活の姪日焼け逞し太い腕 紫耀子 0
詰め込み過ぎ、
部活の姪日焼けの腕を逞しく
72 釜茹での刑もかくやの酷暑かな 鋭次 1
大げさに詠むのも俳句では大切ですが、これはやや見当違い。
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74 退院の友を見舞いて食む西瓜 かいこ 0
ただの報告。
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77 明易や雨戸を開ける人のこゑ ひろ志 0
「人のこゑ」が突っ込み過ぎ。
がたがたと雨戸が開いて明易し
67 夫の顔皺くつきりと庭花火 健作 5
季語を選ぶ。
夏バテや皴くつきりと夫の顔
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68 引く波と寄せる波音夜の秋 彩香 1
昼の季語がいい。
引く波と寄せる波音秋澄める
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70 朝涼し夫のことばの角がとれ 笑美 3
生活感のある季語を。下五は流す。
瓜揉むや夫のことばの角とれて
62 捌かれてぴくりと動く鰻かな たかし 1
YouTubeで見ると確かにそんな感じです。
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63 畳みたる日傘に残る日の匂ひ しんい 9
「畳みたる」がちょっとつまらない。
夕暮の日傘に残り日の匂ひ
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65 若き日の母の面影藍浴衣 百合 2
「若き日の母の面影」、これがつくづく陳腐な描写。
59 死骸さえ走り出しそな油虫 新月 1
骸となった油虫が走り出しそうというのか?ちょっと分かりにくい。
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60 遠花火同級会の誘ひ来て 風子 0
「同級会の誘ひ来て」がただの報告、それに季語を付けただけ。
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61 炎昼の足場を歩く破れデニム しげ木し 0
工事現場のようですが、分かりにくい。
炎昼や破れデニムの鉄筋工
48 願はくは妻より先と星祭 健作 2
常識を詠んでもつまらない。
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49 水面には揺れる木漏れ日納涼(すずみ)茶屋 光雲 3
もっと軽やかに。
水面を木洩れ日揺るるすずみかな
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58 五十畳独り占めして昼寝かな たかし 5
長谷川櫂の句にやや似てゐる。「大広間好きなところで昼寝かな」
42 プロポーズの二人の間合ひ合歓の花 帆里 0
つかみどころのない一句、漠然としています。
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43 昇る日に鍬を洗うて茄子の紺 朝竹 4
「鍬を洗ふや」と中七を強く切る。
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44 老蟷螂斧振り上げる古戦場 ヨシ 0
蟷螂の「斧」はやや陳腐、「古戦場」は悪乗り。いつも巧みな句を作るヨシさんですが今回は不調。
37 無人駅に待つ人おらず三尺寝 杉山駄芭 1
この「三尺寝」は荒唐無稽。
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38 校庭に球児の声と蝉しぐれ 癒香 0
「球児の声や」と切れをいれる、内容はありきたり。
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41 焼鳥で美味さが倍加冷し酒 哲雄 0
スーパーのチラシの宣伝文句です。