51 土に描くアンパンマンのあたたかし 山水 3
「あたたか」という季語が生きています。
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52 寒垢離を見守る人の手をさすり 越刎 1
「見守れる人手をさすり」と軽い切れを入れる。
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53 畦焼の火のくすぶれる日暮かな 百合 1
いただいた一句。夕暮の空に煙が立ちのぼる。
51 土に描くアンパンマンのあたたかし 山水 3
「あたたか」という季語が生きています。
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52 寒垢離を見守る人の手をさすり 越刎 1
「見守れる人手をさすり」と軽い切れを入れる。
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53 畦焼の火のくすぶれる日暮かな 百合 1
いただいた一句。夕暮の空に煙が立ちのぼる。
45 春光や大石父子の翳みゐて 瞳人 0
意味不明です。
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46 臨終のイノシシの目に梅の花 嘉門生造 2
これもよく分からない俳句。死んだ猪の眼に梅の花が散ったのか?俳句は伝わることが何よりも大切。
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49 野の花を活けて床の間春座る 惠啓 12
「春座る」はやや強引。床の間に「野の花」を活ける、というのもちょっと不自然。12点も入りました、どなたか感想を。
41 梅日和足音重ねし女坂 はつ 0
「重ねし」が意味不明。
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43 やや深めジャガイモ植える春日和 藤川隆司 0
字余りになっても「やや深めに」、助詞をしっかり入れると句が安定します。
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44 里桜風に誘われ開花中 きこ 0
ただごとです。
37 末黒野や大地の鼓動足裏に 風来 4
「大地の鼓動」がやや陳腐な描写。
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38 鋭(と)く閉まるチャックに春の声混じる いきか 0
むしろ、
軽やかに閉まるチャックに春の声
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39 凍解やモンテンルパの鐘を撞く れん りりと 0
モンテンルパ?
フィリピンの街のようです。よく分からない一句。
33 白梅や翁奏でるハーモニカ ハセオ 0
語順?
ハモニカを奏でる翁梅ひらく
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34 少年の孤独あせびの花に酔ふ 吉村翠柳 1
「少年は」と強く言い切りたい。
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36 ストレスは妻が聞き役浅蜊汁 森本哲雄 2
「ストレス」があいまい。
なやかやと妻が聞き役浅蜊汁
29 死神を追い返す面ちゃんちゃんこ 越刎 1
何のお面?よく分からない俳句。
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30 豆柴に認知症出て二月尽 ハセオ 0
ただの報告では?
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31 音信も途絶えひょっこり蕗のとう いちり 1
何の音信?意味不明です。
24 藪椿奥の院までまだ少し 風太郎 3
「まだ少し」よりは、
奥の院まではまだまだ薮椿
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26 山の友遺影微笑む夜半の春 かいこ 0
字余りになっても「山の友の遺影微笑む」と助詞をしっかり入れる。
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28 立春や捨てられしもの鬼の面 のるん 1
節分が終わって立春、したがって鬼の面が不要になった。これでは因果関係の俳句。俳句に理屈は不要です。
24 藪椿奥の院までまだ少し 風太郎 3
「まだ少し」よりは、
奥の院まではまだまだ薮椿
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26 山の友遺影微笑む夜半の春 かいこ 0
字余りになっても「山の友の遺影微笑む」と助詞をしっかり入れる。
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28 立春や捨てられしもの鬼の面 のるん 1
節分が終わって立春、したがって鬼の面が不要になった。これでは因果関係の俳句。俳句に理屈は不要です。
21 竹林にそよ風招き奏でけり フランク オザ 0
季語を。
竹林は雪解けの風奏けり
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22 ひとつ目を見つけそこより蕗のたう 孝裕 5
「見つけ次々蕗のたう」
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23 リハビリの玻璃越しの空二月尽 藤 2
空に関わる季語を。
リハビリの玻璃越しの空鳥帰る
16 日溜りの土のしめりや春立ちぬ ふみ 2
「日溜りは」と言い切ったほうがいい。
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17 芹の香の指に残れるうすみどり 廣木道生 3
上五「芹の香や」と強く切る呼吸。
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18 ノンちやんの乗つてゐさうな春の雲 健作 3
ずいぶん古い映画。