3月分【感想への賛】 原句の着眼や詩情が、主宰の添削によって生きます。 こういうふうに詠めばいいのだと、勉強になります。 > 5 黄梅や風に背を向け手をさする 藤原隆之 0 人間を描きたい。『焼芋屋風に背を向け手をさする』 →季語が変わって、なるほどの情景です。 13 風花の窓に貼り付く午前中 里山ゆた 0 「午前中」がまったく無駄な言葉、『風花の窓に貼りつくスカイツリー』 →窓から遠くのスカイツリーへ視線が移ります。 66 幼子のへらずぐち増え山笑ふ 岡田絮 4 対句を駆使して、『減らず口憎まれ口や山笑ふ』 →幼子だけでなく「誰でも」のことに演繹されました。 82 終着駅春眠の裾引きずりて 苦茶 0 ちょっと面白いのですが、「裾引きずりて」がややこしい。『春眠の終着駅となりにけり』 →つい居眠り、終電過ぎてしまった、どうしよう。 120 やっかいなものは我が身と春の泥 苦茶 5 「春の泥」に触れないほうがいい。『やつかいなものは我が身や春の泥』 →加齢で我と我が身が思うように動きません。 159 自ずと手後ろに組んで麦を踏む いつせ 4 ちょっと面白い。『自ずから後ろ手になり麦を踏む』 →畝に直角に立ち、下を向いて後ろ手で、ひたすら踏む。 179 水温む菜の花色の一両車 しんい 3 対句を駆使して、『菜の花を菜の花色の一両車』 いすみ鉄道の黄色い単行列車が菜の花のなかを行きます。 返信 ↓
主宰様 まいまい句会でのご指摘ありがとうございます。 意味不明との事ですのでこちらのコメント欄を使わせて頂きます。 6 一夜明けミモザ溢れる女性デー 政代 1 意味不明。 三月八日は「国際女性デー」でミモザの花がシンボルです。 日暮里駅のコンコースの花屋さんはいつも色とりどりの花で溢れていますが この日三月八日の朝はミモザの黄色一色になっていて驚かされました。 他の店も女性の権利と健康を守るようにミモザの花が飾られていました。 返信 ↓
主宰様、初めて添削頂き、ありがとうございます。 109 春風やホームに並ぶ欠伸顔 ことばをもっと伸びやかに 春風やホーム欠伸の顔ばかり ものすごく参考になりました。 いつも感想欄から、作句のヒントを頂き、ノートに書き留めています。いつぞやは、「そろそろこの句会も…」という主宰様のコメントがありましたが、大目に見て頂き、どうか末長くご指導たまわりますよう、お願い申し上げます。 返信 ↓
主宰様、いつも添削をありがとう御座います。 さて、 85番 ひっそりと二月三日のぼくのへそ 私と他二人がお取りになっているのに驚きました。感覚的で心象心理を感じてしまいました。 お句の雰囲気に惹かれて取りました。 今年の節分は二月二日。悪い事をすると雷が臍を取る迷信のように、節分の鬼が怖かったのですが、節分は昨日で鬼はいません。そして、まじまじと自分の臍=これまでの行いを省みて、安堵しているという句景を想像して、微笑ましくなりました。 子供の頃の憧憬を感じました。 返信 ↓
主宰様 添削ありがとうございました。 32 躓いてたんこぶ三つ山笑う まさよ 0 ちょっと悪乗り。 先日玄関前で躓いてコンクリートの塀に思い切り額をぶつけました。 みるみるうちに額が盛り上がりたんこぶが三つもできました。 そのあとはこぶの内出血が下にさがり目のまわりが真っ黒に。 まるで歌舞伎役者の隈取のようになりました。 笑うしかありません。あわて者の諧謔ねたです。 こぶは小さくなりましたがまだ一つ残っています。 つまらぬことを書きました。申し訳ありません。 返信 ↓
頭を激しく打った後は「慢性硬膜下血腫」に要注意です。 頭部外傷の際に、脳の表面にあるとても細い静脈が切れることがあります。 そこから内出血して、ゆっくりと(慢性に)硬膜下に血腫を作ります。 外傷の直後は平気ですが、一カ月ほど経つと血腫が脳を圧迫して症状が出ます。 頭痛、歩行時に足が出ない、手に力が入らない、言葉がもつれる、などです。 お大事に。 返信 ↓
燈穂様ご心配ありがとうございます。 私の場合は顔面の内出血がひどかったので脳の方はまず大丈夫だろうということです。 異常は後から現れるので何かあったらすぐに来てくださいとのことです。 知人でその時は血も出ず何事もなかったのに半年後に突然歩けなくなり手術した方がいます。 気をつけます。 返信 ↓
主宰様 風鳴るやほどよく細る掛大根 の上五を「風鳴つて」と添削して頂き有難うございました。これからは「切れ」 を入れる前に 一物仕立を思案してみようと思います。 今年 傘寿を迎え「継続は力なり」だけをよすがに作句を楽しんで居ります。(そろそろ店じまいにするべきか)など おっしゃらずに どうか初心者を見捨てないで下さい。主宰のイライラも お察し致します。 宜しくお願い致します。 返信 ↓
22 クラクションひとつ火葬へ下萌ゆる 同じような体験があったからかよく理解できました、永遠の別れの時クラクションひとつ鳴らしてついに車は火葬場へ出発、、下萌ゆるの季語もその時の心境としてとてもよく共感しました。 俳句としての表現の仕方は自分にはわかりませんが、 返信 ↓
22 クラクションひとつ火葬へ下萌ゆる ハセオ 1 感想:意味不明です。 > 燈穂です 横入ですみません、共感できる場面なので、考察しました。 クラクションの正式名称は「警音器」、日本語では「警笛」とも。 霊柩車のお別れの長い警笛が響き、見送る人は一礼します。 葬儀場からまさに出発する場面に絞って映像にしたい。 警笛は何度も鳴らさないので「ひとつ」は余分。 霊柩車が向かう先は動作「火葬」よりも場所の「斎場」にしたい。 季語は一般的な早春より「母子草」など人的ニュアンスにしたい。 斎場、送る、警笛、母子草の順で考察しました。 返信 ↓
咆哮の恐竜に雪つもりゆく 凡士 昨年の暮、金沢からの帰りに福井に立ち寄った際、かの恐竜群を目の当たりにしました その日は小雪がちらついており、その光景を見て、福井は氷河期の時代ユーラシア大陸の東端だったのでは? だから福井付近は恐竜の遺跡が固まっているのだと そんなことを思いながら拙句を詠みました 返信 ↓
3月分【感想への賛】
原句の着眼や詩情が、主宰の添削によって生きます。
こういうふうに詠めばいいのだと、勉強になります。
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5 黄梅や風に背を向け手をさする 藤原隆之 0
人間を描きたい。『焼芋屋風に背を向け手をさする』
→季語が変わって、なるほどの情景です。
13 風花の窓に貼り付く午前中 里山ゆた 0
「午前中」がまったく無駄な言葉、『風花の窓に貼りつくスカイツリー』
→窓から遠くのスカイツリーへ視線が移ります。
66 幼子のへらずぐち増え山笑ふ 岡田絮 4
対句を駆使して、『減らず口憎まれ口や山笑ふ』
→幼子だけでなく「誰でも」のことに演繹されました。
82 終着駅春眠の裾引きずりて 苦茶 0
ちょっと面白いのですが、「裾引きずりて」がややこしい。『春眠の終着駅となりにけり』
→つい居眠り、終電過ぎてしまった、どうしよう。
120 やっかいなものは我が身と春の泥 苦茶 5
「春の泥」に触れないほうがいい。『やつかいなものは我が身や春の泥』
→加齢で我と我が身が思うように動きません。
159 自ずと手後ろに組んで麦を踏む いつせ 4
ちょっと面白い。『自ずから後ろ手になり麦を踏む』
→畝に直角に立ち、下を向いて後ろ手で、ひたすら踏む。
179 水温む菜の花色の一両車 しんい 3
対句を駆使して、『菜の花を菜の花色の一両車』
いすみ鉄道の黄色い単行列車が菜の花のなかを行きます。
主宰様
まいまい句会でのご指摘ありがとうございます。
意味不明との事ですのでこちらのコメント欄を使わせて頂きます。
6 一夜明けミモザ溢れる女性デー 政代 1
意味不明。
三月八日は「国際女性デー」でミモザの花がシンボルです。
日暮里駅のコンコースの花屋さんはいつも色とりどりの花で溢れていますが
この日三月八日の朝はミモザの黄色一色になっていて驚かされました。
他の店も女性の権利と健康を守るようにミモザの花が飾られていました。
主宰様、初めて添削頂き、ありがとうございます。
109 春風やホームに並ぶ欠伸顔
ことばをもっと伸びやかに
春風やホーム欠伸の顔ばかり
ものすごく参考になりました。
いつも感想欄から、作句のヒントを頂き、ノートに書き留めています。いつぞやは、「そろそろこの句会も…」という主宰様のコメントがありましたが、大目に見て頂き、どうか末長くご指導たまわりますよう、お願い申し上げます。
主宰様、いつも添削をありがとう御座います。
さて、
85番 ひっそりと二月三日のぼくのへそ
私と他二人がお取りになっているのに驚きました。感覚的で心象心理を感じてしまいました。
お句の雰囲気に惹かれて取りました。
今年の節分は二月二日。悪い事をすると雷が臍を取る迷信のように、節分の鬼が怖かったのですが、節分は昨日で鬼はいません。そして、まじまじと自分の臍=これまでの行いを省みて、安堵しているという句景を想像して、微笑ましくなりました。
子供の頃の憧憬を感じました。
主宰様
添削ありがとうございました。
32 躓いてたんこぶ三つ山笑う まさよ 0
ちょっと悪乗り。
先日玄関前で躓いてコンクリートの塀に思い切り額をぶつけました。
みるみるうちに額が盛り上がりたんこぶが三つもできました。
そのあとはこぶの内出血が下にさがり目のまわりが真っ黒に。
まるで歌舞伎役者の隈取のようになりました。
笑うしかありません。あわて者の諧謔ねたです。
こぶは小さくなりましたがまだ一つ残っています。
つまらぬことを書きました。申し訳ありません。
頭を激しく打った後は「慢性硬膜下血腫」に要注意です。
頭部外傷の際に、脳の表面にあるとても細い静脈が切れることがあります。
そこから内出血して、ゆっくりと(慢性に)硬膜下に血腫を作ります。
外傷の直後は平気ですが、一カ月ほど経つと血腫が脳を圧迫して症状が出ます。
頭痛、歩行時に足が出ない、手に力が入らない、言葉がもつれる、などです。
お大事に。
燈穂様ご心配ありがとうございます。
私の場合は顔面の内出血がひどかったので脳の方はまず大丈夫だろうということです。
異常は後から現れるので何かあったらすぐに来てくださいとのことです。
知人でその時は血も出ず何事もなかったのに半年後に突然歩けなくなり手術した方がいます。
気をつけます。
主宰様
風鳴るやほどよく細る掛大根 の上五を「風鳴つて」と添削して頂き有難うございました。これからは「切れ」
を入れる前に 一物仕立を思案してみようと思います。 今年 傘寿を迎え「継続は力なり」だけをよすがに作句を楽しんで居ります。(そろそろ店じまいにするべきか)など おっしゃらずに どうか初心者を見捨てないで下さい。主宰のイライラも お察し致します。 宜しくお願い致します。
22 クラクションひとつ火葬へ下萌ゆる
同じような体験があったからかよく理解できました、永遠の別れの時クラクションひとつ鳴らしてついに車は火葬場へ出発、、下萌ゆるの季語もその時の心境としてとてもよく共感しました。 俳句としての表現の仕方は自分にはわかりませんが、
22 クラクションひとつ火葬へ下萌ゆる ハセオ 1
感想:意味不明です。
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燈穂です
横入ですみません、共感できる場面なので、考察しました。
クラクションの正式名称は「警音器」、日本語では「警笛」とも。
霊柩車のお別れの長い警笛が響き、見送る人は一礼します。
葬儀場からまさに出発する場面に絞って映像にしたい。
警笛は何度も鳴らさないので「ひとつ」は余分。
霊柩車が向かう先は動作「火葬」よりも場所の「斎場」にしたい。
季語は一般的な早春より「母子草」など人的ニュアンスにしたい。
斎場、送る、警笛、母子草の順で考察しました。
咆哮の恐竜に雪つもりゆく 凡士
昨年の暮、金沢からの帰りに福井に立ち寄った際、かの恐竜群を目の当たりにしました その日は小雪がちらついており、その光景を見て、福井は氷河期の時代ユーラシア大陸の東端だったのでは? だから福井付近は恐竜の遺跡が固まっているのだと そんなことを思いながら拙句を詠みました