64 無花果を喰らひ二つの罪背負ふ 光雲 2 「二つの罪」? なにか由来があるのでしょうか、どなたか解説を。 > 横入ごめんなさい、ネットの情報です。 神の禁忌を破り禁断の果実を食べたことでしょうか。 【アダムとイブの原罪】 キリスト教において、アダムとイブが神に背いて禁断の木の実を食べたことで人類が最初に犯した罪を指す。 アダムの子孫である人類は、この罪を負うとされている。 【禁断の果実(きんだんのかじつ、Forbidden fruit)】 それを手にすることができないこと、手にすべきではないこと、あるいは欲しいと思っても手にすることは禁じられていることを知ることにより、かえって魅力が増し、欲望の対象になるもののことをいう隠喩。 「禁断の果実」は、旧約聖書の創世記をもとにしている。 創世記では、「禁断の果実」とは、善悪の知識の木の果実を指す。 アダムとイヴはエデンの園にある果樹のうち、この樹の実だけは食べることを禁じられるが、イヴはヘビにそそのかされてこの実を食べ、アダムにも分け与える。 この果実を口にした結果、アダムとイブの無垢は失われ、裸を恥ずかしいと感じるようになり、局部を無花果の葉で隠すようになる。 これを知った神は、アダムとイブを楽園から追放した。 彼らは死すべき定めを負って、生きるには厳しすぎる環境の中で苦役をしなければならなくなる。 返信 ↓
返信ありがとうございます。 原句に「無花果」とあるので「罪」とは原罪のことでしょう。 原句の「二つの」という言葉は聖書やその解釈を検索しても出て来ません。 「二つの」を原罪の数と考えれば何と何の罪なのかという疑問がわきます。 私は神の禁忌を破り禁断の果実を食べたことと考えました。 「二つの」を二人のと考えれば、女の罪と男の罪を後の人間が背負います。 聖書の本意をくみ取った考え方です。 返信 ↓
無造作にバケツに放る秋桜 柚子 3 3点入っていますが、よくわからない俳句、どなたか解説を。 切り取ったコスモスの大束をバケツに放り込んで水あげしてるのを、コスモス畑なんかで見たことがあります。花屋さんでも見たことがありますが、そういう光景を詠まれたのかなと思いますが。 返信 ↓
黄菜子さん、ありがとうございます! 農家さんの作業場の前にあったバケツの中のコスモスを詠みました。コスモスらしい気取らない景を伝えたかったのですが、かわいいコスモスを詠むのに「無造作」「放る」という措辞は相応しくなかったか??と悩みどころでした。 毎日の松太さんの句評を学びにし、句作に生かそうと思っていますが、まだまだです。 返信 ↓
1 人の背に母の背重ね草紅葉 りぱりこ 2 母の面影ということか?やや曖昧。 主催様 添削を有難うございました。主催様のおっしゃる通り曖昧でした。 人の背に母の面影草紅葉 とそのまま変えてもいいものかわかりませんが、 具体的にわかりやすくなった気がします。 有難うございました。りぱりこ 返信 ↓
10月分【感想への賛】 原句の着眼や詩情が、主宰の添削によって生きます。 こういうふうに詠めばいいのだと、勉強になります。 > 3 新酒ぞよ幽明へだつ友と酌む 与志魚 3 「幽冥へだつ」がややこしい表現、普通でいい。『新走かの世の友と飲み交はす』 →「酌み交わす」と「飲み交わす」の違いを再認識しました。 39 捨てかねるものの溢るる秋夕べ 風子 0 「溢るる」は液体に使う動詞、『捨てかねるものに囲まれ長き夜』 →まさに、年老いた独居の母のことです。 116 満月や猫一匹の裏通り ウサウサ 4 雰囲気のある一句。「猫一匹を屋根の上」では作り過ぎか?『満月や猫一匹を屋根の上』 →絵に描いたような情景ですが、私には助詞「を」が出て来ません。 119 大空をキャンバスにする秋の雲 ウサウサ 1 ちょっと面白い。『大空をキャンバスにして渡り鳥』 →季語によって動きが生まれ、空が広がりました。 返信 ↓
主催様 177 教科書に父の字残り秋の蝶 りぱりこ 3 季語?「夜長」がいい。 教科書に父の字残る夜長かな 添削を有難うございました。 何かしっくりしない、落ち着かない気がしていましたが、しっかりした(そこにちゃんと居る)、それでいて、過去から現在までの思い出の時間さえ穏やかに流れているような、そんな句にして頂いた気がします。私の勝手な思いです。主催様の考えやこの季語の意味とは違ったらすみません。ですが、季語一つででこんなに変わるものだと、改めて感じました。 有難うございました。りぱりこ 返信 ↓
感想27 2024年11月3日 144 水に溶くフェルメール蒼涼新た あつこ 1 意味不明。 > 横入ごめんなさい、インターネットの情報です。 https://site.ngk.co.jp/tv/no5/ 聖母マリアの青いマントを表現するために鮮やかな青が必要でした。 そこで登場したのが、フェルメールの青です。 ラピスラズリという鉱物を細かく砕いて、特に青い粒子を集めたものです。 ラピスラズリは鉱物なので、粒子が重く、水には溶けません。 このため、薄く伸ばしたり、にじませることができませんでした。 100年後に、ドイツでベロ藍(プルシアンブルー)が発明されました。 ベロ藍は鉄イオン化合物で、粒子が細かく、水に分散させることができます。 これにより、青の濃淡を作ったり、にじませたりすることが可能になりました。 ベロ藍を活用したのが江戸の絵師、葛飾北斎です。 大波や富士山の空を鮮やかに描きました。 返信 ↓
黙祷のサイレンは止み法師蝉 新月 6 サイレンが止んだから蝉の声が聞こえる、これが理屈です。 主宰様 添削いただきありがとうございました。 これが理屈とは自身ではまったく気づきませんでした。 第三者の目で見ていただくとこういう気づきが発見でき勉強になります。 これかもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 返信 ↓
55 平仮名に滲むやさしさをみなへし あらた 3 紙のことでしょうか?やや舌足らず。 ありがとうございます。日本語でも漢字や片仮名にはない平仮名の持つやはらかさ・やさしさを詠みたかったのですが、うまく表現できませんでした。 返信 ↓
64 無花果を喰らひ二つの罪背負ふ 光雲 2
「二つの罪」? なにか由来があるのでしょうか、どなたか解説を。
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横入ごめんなさい、ネットの情報です。
神の禁忌を破り禁断の果実を食べたことでしょうか。
【アダムとイブの原罪】
キリスト教において、アダムとイブが神に背いて禁断の木の実を食べたことで人類が最初に犯した罪を指す。
アダムの子孫である人類は、この罪を負うとされている。
【禁断の果実(きんだんのかじつ、Forbidden fruit)】
それを手にすることができないこと、手にすべきではないこと、あるいは欲しいと思っても手にすることは禁じられていることを知ることにより、かえって魅力が増し、欲望の対象になるもののことをいう隠喩。
「禁断の果実」は、旧約聖書の創世記をもとにしている。
創世記では、「禁断の果実」とは、善悪の知識の木の果実を指す。
アダムとイヴはエデンの園にある果樹のうち、この樹の実だけは食べることを禁じられるが、イヴはヘビにそそのかされてこの実を食べ、アダムにも分け与える。
この果実を口にした結果、アダムとイブの無垢は失われ、裸を恥ずかしいと感じるようになり、局部を無花果の葉で隠すようになる。
これを知った神は、アダムとイブを楽園から追放した。
彼らは死すべき定めを負って、生きるには厳しすぎる環境の中で苦役をしなければならなくなる。
ありがとうございます。「二つの罪」の二つは二人? 済みません
返信ありがとうございます。
原句に「無花果」とあるので「罪」とは原罪のことでしょう。
原句の「二つの」という言葉は聖書やその解釈を検索しても出て来ません。
「二つの」を原罪の数と考えれば何と何の罪なのかという疑問がわきます。
私は神の禁忌を破り禁断の果実を食べたことと考えました。
「二つの」を二人のと考えれば、女の罪と男の罪を後の人間が背負います。
聖書の本意をくみ取った考え方です。
無造作にバケツに放る秋桜 柚子 3
3点入っていますが、よくわからない俳句、どなたか解説を。
切り取ったコスモスの大束をバケツに放り込んで水あげしてるのを、コスモス畑なんかで見たことがあります。花屋さんでも見たことがありますが、そういう光景を詠まれたのかなと思いますが。
黄菜子さん、ありがとうございます!
農家さんの作業場の前にあったバケツの中のコスモスを詠みました。コスモスらしい気取らない景を伝えたかったのですが、かわいいコスモスを詠むのに「無造作」「放る」という措辞は相応しくなかったか??と悩みどころでした。
毎日の松太さんの句評を学びにし、句作に生かそうと思っていますが、まだまだです。
1 人の背に母の背重ね草紅葉 りぱりこ 2
母の面影ということか?やや曖昧。
主催様
添削を有難うございました。主催様のおっしゃる通り曖昧でした。
人の背に母の面影草紅葉
とそのまま変えてもいいものかわかりませんが、
具体的にわかりやすくなった気がします。
有難うございました。りぱりこ
10月分【感想への賛】
原句の着眼や詩情が、主宰の添削によって生きます。
こういうふうに詠めばいいのだと、勉強になります。
>
3 新酒ぞよ幽明へだつ友と酌む 与志魚 3
「幽冥へだつ」がややこしい表現、普通でいい。『新走かの世の友と飲み交はす』
→「酌み交わす」と「飲み交わす」の違いを再認識しました。
39 捨てかねるものの溢るる秋夕べ 風子 0
「溢るる」は液体に使う動詞、『捨てかねるものに囲まれ長き夜』
→まさに、年老いた独居の母のことです。
116 満月や猫一匹の裏通り ウサウサ 4
雰囲気のある一句。「猫一匹を屋根の上」では作り過ぎか?『満月や猫一匹を屋根の上』
→絵に描いたような情景ですが、私には助詞「を」が出て来ません。
119 大空をキャンバスにする秋の雲 ウサウサ 1
ちょっと面白い。『大空をキャンバスにして渡り鳥』
→季語によって動きが生まれ、空が広がりました。
主催様
177 教科書に父の字残り秋の蝶 りぱりこ 3
季語?「夜長」がいい。
教科書に父の字残る夜長かな
添削を有難うございました。
何かしっくりしない、落ち着かない気がしていましたが、しっかりした(そこにちゃんと居る)、それでいて、過去から現在までの思い出の時間さえ穏やかに流れているような、そんな句にして頂いた気がします。私の勝手な思いです。主催様の考えやこの季語の意味とは違ったらすみません。ですが、季語一つででこんなに変わるものだと、改めて感じました。
有難うございました。りぱりこ
感想27 2024年11月3日
144 水に溶くフェルメール蒼涼新た あつこ 1
意味不明。
>
横入ごめんなさい、インターネットの情報です。
https://site.ngk.co.jp/tv/no5/
聖母マリアの青いマントを表現するために鮮やかな青が必要でした。
そこで登場したのが、フェルメールの青です。
ラピスラズリという鉱物を細かく砕いて、特に青い粒子を集めたものです。
ラピスラズリは鉱物なので、粒子が重く、水には溶けません。
このため、薄く伸ばしたり、にじませることができませんでした。
100年後に、ドイツでベロ藍(プルシアンブルー)が発明されました。
ベロ藍は鉄イオン化合物で、粒子が細かく、水に分散させることができます。
これにより、青の濃淡を作ったり、にじませたりすることが可能になりました。
ベロ藍を活用したのが江戸の絵師、葛飾北斎です。
大波や富士山の空を鮮やかに描きました。
主催様
添削を有難うございます。
驚きです。「屋根の上」がいいですね。ぐ~んと上達した句になります。久しぶりでワクワクしています。何だか勿体ないような句になりました。有難うございました。
黙祷のサイレンは止み法師蝉 新月 6
サイレンが止んだから蝉の声が聞こえる、これが理屈です。
主宰様
添削いただきありがとうございました。
これが理屈とは自身ではまったく気づきませんでした。
第三者の目で見ていただくとこういう気づきが発見でき勉強になります。
これかもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
55 平仮名に滲むやさしさをみなへし あらた 3 紙のことでしょうか?やや舌足らず。
ありがとうございます。日本語でも漢字や片仮名にはない平仮名の持つやはらかさ・やさしさを詠みたかったのですが、うまく表現できませんでした。
主宰様
添削をありがとうございます。
夏の草刈っても息を吹き返す 刈られても息荒々と夏の草
上品な句になったような気がします。有難うございました。